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読者からの質問ものみの塔 1978 | 4月15日
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で殺されたのと同じく,対型的な過ぎ越しの子羊イエス・キリストも,不忠実なエルサレムで殺されました」。さらに現代に関してその本はこう述べています。「『大いなる都市』という表現は,対型的,不忠実なエルサレム,すなわち,キリスト教世界を意味するに違いありません」。―300ページ。
では,1977年8月15日号の「ものみの塔」誌の中で,現存する世界的な政治体制に関連して啓示 11章8節が引用されているのはなぜですか。
古代エジプトはかつて傑出した政治強国でした。エゼキエル書 31章には,「エジプトの王[ファラオ]とその群衆」に対する警告が述べられています。a 1977年8月15日号の「ものみの塔」誌は,エゼキエル書 31章を論ずる際に,適切にも啓示 11章8節を引き合いに出しています。そこでこの聖句が引き合いに出されたのは,主に,「エジプト」という言葉に霊的な意義を付すのが聖書的に正しいことを示すためでした。エゼキエル書 31章の現代の対型的成就の中で表わされているのは,実際のエジプトという国ではありません。むしろそれは,今日の世界的な事物の政治体制に当てはまります。どのような意味でそう言えるのですか。古代エジプトは傑出した軍事強国であり,大木のようにその支配力を世界中に広げ,あらゆる国民に影響を及ぼそうとしていました。同様に今日でも,レバノンの山腹にそびえる香柏にも似た世界的な政治組織が存在しており,多くの国々がその保護を受けています。
それで,啓示 11章8節の文脈から,その聖句は現代において特にキリスト教世界に成就することが理解できます。しかし,エゼキエル書 31章で言及されている「エジプト」の現代における霊的な適用を求めるのがふさわしいということを示すために,啓示 11章8節を引き合いに出すのは当を得たことです。
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暴力に満ちた世界にどんな解決策がありますかものみの塔 1978 | 4月15日
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暴力に満ちた世界にどんな解決策がありますか
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