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  • アッシリア ― 軍国主義の帝国
    目ざめよ! 1972 | 8月22日
    • バニパルはその年記の中でこう語りました。「アシュル,シン,シャマシュ,ラムマン,ベル,ナブ,ニネベのイシュタル,ニニブ,ネルガル,ヌスクの命により,我マンナイの地に入り,全域で勝利を得つつ進軍した」。サルゴン王は,戦争に行く前にいつも女神イシュタルの助けを求めました。アッシリア軍は,木や金属で作ったと思われる象徴物を柱の先につけた,神々の軍旗を先頭にして進みました。吉凶は非常に重要視されました。それは,いけにえの動物の肝臓,鳥の飛び方,惑星の位置によって決められました。

      祭司たちはアッシリアの勝利の分け前にあずかりましたから,実際には戦争を奨励することになりました。W・B・ライトは自著「古代都市」の中で次のように述べています。

      「戦いは国家の事業であり,祭司は戦争の飽くなき扇動者であった。祭司はおもに戦利品によって養われていた。つまり,他の者たちが分け前にあずかる前に,戦利品のある一定の分け前が必ず祭司たちに分与された。この略奪者たる民族はきわめて宗教的だったのである」。

      こうした事を背景として考えるならば,聖書がアッシリアの首都ニネベを「血を流す邑」と呼んでいる理由が容易に理解できます。(ナホム 3:1)エホバ神はこの都に対して,事実アッシリア帝国全体に対して長い間寛容を示されました。しかし,エホバは,ご自分の預言者たちを使い,ニネベが荒野になる時を前もってさし示されました。たとえば,エホバが行なおうとしておられることに関して,預言者ゼパニヤは霊感を受けて次のように書きました。「エホバ…ニネベを荒して荒野のごとき旱地となしたまはん しかして畜の群もろもろの類の生物その中に伏(すべし)」― ゼパニヤ 2:13,14。

      この預言は,バビロンの王ナボポラッサルとメデア人キャクサレスの連合軍がニネベを包囲攻略した時に成就しました。ニネベが焼き払われたことは明らかです。アッシリアの浮き彫りの多くは火と煙で破損したり変色したりしているからです。ニネベに関し,バビロニア年代記は,「彼らは都と神殿から多くの戦利品を運び去り,都を荒れつかに[した]」と記録しています。このようにして,首都ニネベの荒廃とともに,強大なアッシリア帝国はあえない最期を遂げました。今日でもニネベは荒地となっています。春になると,この古代の都の跡をとどめる二つのつかの一つ,クユンジクの丘のふもとや頂上では羊の群れが草を食べる光景が見られます。

      アッシリア帝国の滅びは,軍事力は真の守りにならないという事実ばかりでなく,神のみことばの真実性に対して強力な証となっています。その国家主義は祭司の支持を受けていましたが,それはアッシリアを救うことができませんでした。同様に,今日宗教指導者の祝福や是認を受けているにせよ,流血の罪を持つ人間と諸国家は,宇宙の最高主権者であられるエホバ神に対し,その暴力行為の申し開きをしないではすまされません。ですから,神が是認される道に従うことを決意しようではありませんか。なぜなら,そこに真の安全と保護があるからです。箴言 18章10節にはいみじくもこう述べられています。「エホバの名はかたき櫓のごとし義者は之に走りいりて救を得」。

  • 国旗に対する敬意
    目ざめよ! 1972 | 8月22日
    • 国旗に対する敬意

      ◆ アメリカ,ワシントン州のレントンに住む12歳のエホバの証人は,ある日学校で次のような経験をした。

      国旗礼の際,この少年の級友たちの行儀がたいへん悪かったので,教師は彼らがそのようにして国旗に対し不敬な態度をとったことを恥ずかしく思うと言った。それからその教師はこう言った。「B君はエホバの証人の一人です。[宗教上の理由で]国旗に敬礼しませんが,敬礼が行なわれている間,行儀よく振舞って国旗に対する敬意を確かに示しています」。それからその教師は行儀の悪い生徒たちに向かい,国旗に敬礼しても,このような不敬な態度を示すのであれば,むしろ国旗に敬礼をしないでもふさわしい振舞いを示すほうがよいと語った。

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