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良いたよりを伝える ― 再訪問を行なうことにより王国宣教 1981 | 5月
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良いたよりを伝える ― 再訪問を行なうことにより
1 種まき人のたとえ話の中でイエスは,王国の真理を広めることを農夫が文字通りの種をまくことになぞらえました。すべての種が芽を出して実るわけではありませんが,あるものは立派な土に落ちて生長するでしょう。それは種まき人に喜びをもたらします。イエスが約束されたように,わたしたちの携わる今日の種まきと刈り入れも,同様に大きな喜びをもたらします。―ヨハネ 4:36。
2 文書の配布や単なる聖書に基づく会話によって最初の種がまかれた後,さらに育成が必要です。このことは普通,再訪問をすることによって最もよく成し遂げられます。文書が配布されるほうが,再度の訪問がなされるよりもはるかに多いので,効果的な再訪問を行なえる可能性は大きなものです。中には再訪問をする資格があるのは巧みで外向的な伝道者だけであると考えて,そのような訪問をすることを差し控える人もいます。しかし,それは一部の人たちが想像しているほど難しいことではありません。
3 最初に友好的に接していれば,再訪問のための共通の立場があることになります。では,二度目の訪問はいつすべきでしょうか。また関心を示した人に何を話すべきでしょうか。ある場合,その人が真に関心を示していれば,最初の訪問の一日か二日後など,できるだけ早く再訪問することができます。受け取った文書を読む機会がその人にあったかどうかは別として,あなたの最初の訪問はその人の思いに鮮明に残っていることでしょう。あまり長く待ち過ぎると,関心はうすらいでしまうことになりかねません。
4 再び訪問した際に何を話すかについて助けになる一つの提案は,最初の訪問で良い基礎を据え,次いでその上に築くことです。自分の話したことについて何らかの記録を取っておくべきです。できればその人の名前を知るようにします。そうすれば再訪問の時,相手の人の名前を使ってあいさつできます。温かい,友好的な態度を示し,相手の人とさらに分かち合うことがあるということを知らせてください。家にだれもいなければ,別の時間にもう一度試してください。ねばり強く行なうことです。命が関係しているのですから,最初に示された関心をさらに高めてゆくためにあらゆる努力を払いたいものです。場合によっては,区域に出掛ける前に電話をして相手がいるのを確かめ,あなたの訪問の大切さを相手の人に印象付けてもよいのです。
5 準備は成功のための鍵です。訪問を行なう前に,相手の人と共に考慮したいと思うことを考えてください。「話し合いのための聖書の話題」には,「聖書」,「地」,「エホバ神」,「王国」,「終わりの日」など興味深い様々な論題に関して幾らかの優れた提案が出ています。
6 再訪問のための明確な時間の予定がないために再訪問をしない人たちもいます。晩に再訪問を行なうこともできますし,週末や,家から家の訪問を終えたすぐ後,あるいはあなた自身の予定に好都合な他の時にも行なえます。どの機会もふさわしいものです。この重要な分野に定期的に参加すれば,あなたの喜びは大いに増すことでしょう。
7 2か月間予約活動が続き,雑誌を用いる業の他の面にも強調が置かれているので,5月中多くの雑誌が人々の間に配布されるに違いありません。今月中,野外奉仕活動で接する,羊のような人となる見込みを持つ人々に,時間を割いて再訪問を行なうように心からお勧めします。
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奉仕されていない区域王国宣教 1981 | 5月
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奉仕されていない区域
ある会衆は,過去1年あるいはさらに長い期間奉仕されていない区域を持っています。協会は,過去1年間奉仕されなかった区域を網らするのを巡回区内外の会衆が援助する取決めを設けるよう,巡回監督に依頼しました。この活動に力を貸すことができる会衆は,どうぞ巡回監督に知らせてください。
それに加えて日本では,どの会衆にも割り当てられていない町村が約700あります。こうした区域も奉仕を必要としています。このような区域で奉仕することに関心のある人は,会衆の書記から,未割当て区域に関する協会からの情報を得ることができます。
わたしたちすべてが王国宣明の業に十分に参加して,今年,区域のすべてに良い証しがなされるように望んでいます。
必要の大きな区域,十分区域を網らしていない会衆,または全く奉仕されていない町村などで奉仕することに関心ある開拓者,伝道者や家族はその旨協会に手紙で知らせてください。
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日本の野外奉仕報告: 2月王国宣教 1981 | 5月
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日本の野外奉仕報告: 2月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 834 135.5 67.5 6.0 88.4
開拓者 9,382 82.2 34.5 3.6 35.5
補助開拓者 6,835 62.6 24.0 2.2 22.5
伝道者 42,724 14.5 5.9 0.7 7.4
合計 59,775 書籍配布: 114,862
新しく献身しバプテスマを受けた人: 396
昨年の平均に対する伝道者の増加: 10%
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会話するための話題王国宣教 1981 | 5月
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会話するための話題
聖書が書かれた理由
1. コリント第一 10:11 ― 警告を与える。
2. テモテ第二 3:15 ― 人を賢くして救いに至らせる。
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発表王国宣教 1981 | 5月
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発表
◆ 野外での提供 5月: 「ものみの塔」1年の予約を1,800円の寄付で提供する。関心ある方には「ものみの塔」と「目ざめよ!」両方の予約を3,600円の寄付で提供する。6月: 「最善の生き方」の書籍に2冊の雑誌を添えて400円の寄付で提供する。7月: 「今ある命がすべてですか」に,「真の平和と安全」または「神の『とこしえの目的』」どちらかを組み合わせ,2冊の書籍を600円の寄付で提供する。
◆ 5月中,長老たちはよく協力と連絡を保ちながら,今年の記念式に初めて出席なさった方々を親しく訪問し,会衆で毎週開かれている集会に出席し霊的な益を得続けるように励ましていただきたいと思います。
◆ 4月末から5月初めのゴールデン・ウィークに活発な特別伝道を計画し,良い証言の機会を捕らえていただきたいと思います。
◆ 「見よ!」の小冊子がたくさん印刷されました。再訪問や研究に十分活用していただきたいと思います。この小冊子を必要とする会衆は注文をお出しください。
◆ 地域大会のバッジとバッジ・ケースを注文できます。バッジは10円,バッジ・ケースは30円です。文書類と同様に扱いますので,注文の際の送金は必要ありません。
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会衆の書籍研究王国宣教 1981 | 5月
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会衆の書籍研究
「千年王国」の書籍による会衆の書籍研究
5月 3日に始まる週 83-89ページ*
5月10日に始まる週 89-97ページ*
5月17日に始まる週 97-104ページ
5月24日に始まる週 105-113ページ
5月31日に始まる週 114-122ページ*
* 副見出しの前まで
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質問箱王国宣教 1981 | 5月
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質問箱
● 協会またはその支部事務所に,文通相手として手紙を書ける人の住所を問い合わせるのはふさわしいことですか。
他の都市や外国の兄弟と文通を希望する伝道者は,それを自分で取り決めるようにお勧めします。大会で互いに知り合うことから多くの優れた交友が結ばれることが少なくありませんでした。その後,定期的な文通によって,そうした交友は温かい,永続的な友情に発展してゆきました。そのような個人的な文通は少しも悪いものではありません。しかし,そのような文通を目的とした住所は個人的に入手すべきです。協会のファイルや会衆のファイルにある住所はすべて内密のものであり,個人の用のために公表することはできません。
特定の学課の訓練として文通友達とのやり取りを励ます学校もあります。文通によって年若い伝道者が効果的に証言し,真理に対する真の関心を起こさせるのに成功した例もあります。学校の奨励で手紙を書くそのような企画に参加するかどうかを決めることは,各個人にまかされています。しかし,コリント第一 15章33節で与えられている「悪い交わり」に対する警告を考えれば,世の人にあてて手紙を書く人たちは,世の事柄への興味をつのらせるよりも王国の証しを行なうことを念頭に置くのが自然でしょう。
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