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  • 時限爆弾のそばに住む人々
    目ざめよ! 1979 | 12月8日
    • 火山の硫黄のにおいがしたことを覚えていたのです。またこのにおいがするまでは,大丈夫だというわけです。

      そうしている間にも火山活動は途切れることがありませんでした。5月15日に,大爆発と強い震動が24㌔ほど離れた所でも観測されました。噴煙が山の上に760㍍も上り,溶岩が森林地帯にまで及んだため,燃え上がった樹木もありました。やがて,灰の降り方が激しくなったために,さらに多くの人々が自分の家を離れざるを得なくなりました。灰が食物の上に落ちてくるので,食事もできなかったとこぼす家族もいました。避難民の数はふくれあがっていきました。

      灰を含んだ噴煙は今や1,500㍍の上空に達しています。人家ほどの大きさの石が,噴火口の縁から約180㍍も上空に打ち上げられた記録もあります。赤熱した輝く溶岩の流れは山肌を下り続けています。この間,22の避難民センターに収容された人々は2万人を超えました。

      次は何か

      その後,活動は突然に衰えはじめました。地鳴りがしばらく続き,短い震動がわずかながらありましたが,溶岩の動きがゆるやかになり,以前ほど灰が降らなくなったことが観測されました。5月も終わりに近づいたころ,この巨大な山は劇的なショーの幕をゆっくりとおろしました。6月の初めマヨン火山は,溶岩が多少噴き出している点を除けば,以前のような,青々とした肥沃なアルベイ平野を見下ろす,静かで美しい姿に戻りました。

      この噴火と切っても切れない関係にある一人の幼い少女がいます。その子の名はマヨナといいます。その名は,この子が火山のその短い活動期間に生まれたことをいつも思い起こさせることでしょう。一方,2万人以上の農家の人々は,避難民センターから出ることができました。この人々の生活は2,3週間,混乱の極みに達しました。彼らは,これが見納めだろうかといぶかりながら,自分たちの家を後にしたのです。

      現在,火山のそばの居住者たちは古巣に戻り,普通の生活を送っています。もっとも,大きな体をしたこの山にいつまた生活を脅かされ,乱されるのかと考えながら,監視を続けていることでしょう。

      そびえ立つ時限爆弾のそばに住むとは,こういうことなのです。

  • 『へびのように用心深い』
    目ざめよ! 1979 | 12月8日
    • 『へびのように用心深い』

      イエス・キリストはかつてご自分の追随者たちに,敵対的な人々の中で宣べ伝える業を行なう時には「へびのように用心深く」あるべきことを諭されました。(マタイ 10:16)へびは用心深い動物ですか。あらゆる動物の中でも最も用心深い方に属します。その証拠に,グルツィメクの「アニマルライフ百科事典」の最新巻には次のように述べられています。「人間を襲って食べるへびはいない。もし余裕があれば,どんなへびも人間から逃げる。人があまりに近づきすぎて,へびに恐れを与えた場合に限って,へびは毒きばを用いてかみつき,自分を防衛するものと思われる。多くの毒へびは,この武器を用いようとはしない。例えば,クレイトというしま模様のあるへびは少なくとも日中の間,また多くのうみへびは常時,かみつくことを極度に嫌い,この防御力を自分の身があやうくなった時にのみ用いる」― 第6巻,31ページ。

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