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  • 昔の敵に対する神の女の勝利
    ものみの塔 1964 | 4月1日
    • た。そこで神の不興を示し,この企てを阻止するために神は建設者の言語を乱しました。互に話が通じなくなり,一緒に働くことのできなくなった建設者は,少数の人をニムロデの支配下の町に残して,おのおのの言語に従い散って行きました。この宗教の中心地で人々の言語が乱され,しばらくのあいだこの町には混乱がつづいたため,その名は混乱と呼ばれるようになりました。ノアおよびその忠実な息子セムの言語ヘブル語で,バベルは混乱を意味します。はじめてギリシャ語に訳されたヘブル語聖書の中で,その名前はバビロンとなっています。―創世 11:1-10。

      25 (イ)散らされた塔の建設者は何を携えて行きましたか。(ロ)その結果,何時またどのように大いなるバビロンは敵の女として現われましたか。

      25 ニムロデ王はバベルすなわちバビロンを中心として八つの都市を含む小規模な自分の帝国を建設しました。エホバに敵対するものであったニムロデ自身の宗教は,もちろんニムロデの帝国で栄えました。しかしバビロンの偽りの宗教はそれよりも広範囲にひろまりました。言葉を乱されて遠いところに散らされた建設者たちは,バビロンの宗教を携えて行きました。ただ彼らの言語だけが新しかったのです。その宗教思想は前と同じであり,ただ異なる言語で表現されたに過ぎません。それはどんな結果になりましたか。バビロンの宗教を共通の基盤とした偽りの宗教の世界帝国が形成されました。それはさまざまの複雑な組織を持っていますが,教義また宗教行事の面から見ると,いずれも根本的にはバビロンのものです。ここに大いなるバビロンは闘争の場に姿を現わしました。ここで神の女である天のエルサレムすなわちシオンは,敵の女すなわち古代バビロンの宗教に基づく偽りの宗教の世界帝国と向かい合うようになったのです。

      26 バビロン的宗教の世界帝国を支配しているのはだれですか。

      26 バビロンとその宗教的な塔の建設の背後にあり,またその偽りの宗教の背後にいたのは大いなる蛇,偽り者のサタン悪魔でした。サタン悪魔はバビロンとその偽りの宗教の見えない神であり,聖書にいう「この世の神」(コリント後 4:4,新口)となりました。それで今なおバビロン的宗教の世界帝国を支配しています。

      27 (イ)神の女の宗教は何ですか。(ロ)地上でだれがその宗教を実践しましたか。その人々の宗教はなぜ反対を受けましたか。

      27 これとは正反対に神の女すなわち天のエルサレムの宗教は,その夫であり唯一の真の神であるエホバの崇拝です。この宗教は地上で手ごわい反対にあいました。大洪水の後,宗教の対立が始まったのです。地上において敵対する宗教から反対にあっても,天のエルサレムすなわち神の女は直接に影響を受けませんでした。ただ地上にはノア,セム,セムの子孫である族長アブラハムなど,神の女の宗教を実践する人々がいました。このような敬虔な人々とその家族はその宗教のために大いなるバビロンの反対を受け,直接の影響を受けたのです。この敵の女がノア,セム,アブラハムおよびその敬虔な子孫に対してしたことは,神の女に対してしたのと同様でした。これら忠実な人々の家系から神の女のすえが出ることになっていたために,とくにそう言えます。

      28 アブラハムは人類のどの系統から出ましたか。エホバはアブラハムに何を約束されましたか。

      28 ノアが息子のセムを祝福したことから,この地上に人間として現われるときの神の女のすえは,ヤペテとハムではなくてセムの系統から出ることがたしかになりました。(創世 9:24-27)セムの生涯中にエホバ神はセムの子孫アブラハムをシナルの地バビロンの近在から導き出されました。アブラハムを導き出したとき,エホバはアブラハムに言われました,「わたしはあなたを大いなる国民とし,あなたを祝福し,あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう……地のすべてのやからは,あなたによって祝福される」。バビロンから西に何百かマイルも離れた約束の地にアブラハムが着いてのち,エホバは「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」と言われました。

      29 (イ)エホバは,約束のすえがアブラハム,イサクから出ることをどのように確かにされましたか。(ロ)大いなるバビロンは,なぜアブラハムの子孫に敵対しましたか。

      29 30年以上ののち,アブラハムがエホバの命ぜられた通りに独り子のイサクを犠牲にしようとしたとき,エホバの天使はアブラハムをとどめて言いました,「わたしは大いにあなたを祝福し,大いにあなたの子孫をふやして,天の星のように,浜べの砂のようにする。あなたの子孫は敵の門を打ち取り,また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。あなたがわたしの言葉に従ったからである」。(創世 12:1-3,7; 22:1-18,新口)これによって,神の女のすえがアブラハムおよび息子のイサクの系統から地上に人間として現われることが確かになりました。このすえが権力を得るとき,大いなる蛇,サタン悪魔すなわち大いなるバビロンは打撃をこうむります。この理由で神の女の敵である女は,すえとすえの生れる家系に敵対しました。

  • その2
    ものみの塔 1964 | 4月1日
    • その2

      1 (イ)大いなるバビロンが古代都市バビロンに座を占めていたのは,どれだけの期間ですか。(ロ)大いなるバビロンは,どのように他の世界強国をも支配しましたか。(ハ)どんな目的のために,彼女はその宗教上の支配力を利用しましたか。

      偽りの宗教の世界帝国である大いなるバビロンの主要な座は,ユーフラテス河畔の古代都市バビロンにありました。それは紀元前539年,聖書歴史中の第三世界強国としてのバビロンが倒れ,メデア-ペルシャ世界強国にとって代わられるまでつづきました。バビロニア世界強国の前に二つの世界強国がありました。それは(1)エジプト,および(2)アッシリアです。しかしバビロン的宗教の世界帝国である大いなるバビロンのほうは,これら二つの世界強国をも支配しました。大いなるバビロンはその宗教的な勢力を利用して,これらの世界強国を神の女のすえに敵対させ,すえの出る系統を滅ぼそうとしました。大いなるバビロンは国際的な淫婦であり,その宗教上の野心を遂げるため,政治支配者に身をゆだねます。こうして宗教と政治とが結びつくのです。

      2 エジプトにおいて,大いなるバビロンは何をしようとしましたか。その企てはどの程度まで成功しましたか。

      2 族長イサクの孫でエジプトの総理大臣となったヨセフが死んでのち,宗教的な勢力である大いなるバビロンはエジプトのパロと共媒してヨセフの民ヘブル人を滅ぼそうとしました。ヘブル人は当時エジプトの地で寄留者となっていたのです。パロはヘブル人を奴隷にして激しく追い使い,彼らを絶やそうとしました。これが成功しないのを見たパロは,ヘブル人の男の子を生まれるそばから殺すことを命じました。大いなるバビロンは,エジプトにいたヘブル人すなわちイスラエルの子らによって代表されていた神の女に対して勝ち誇ったに違いありません。大いなるバビロンと宗教的な姦淫を犯したパロが悪魔的な手段を用いたにも拘わらず,男の子の赤ん坊はヘブル人につぎつぎに生まれて保護されました。その中にモーセもいたのです。

      3 エジプトにおいて大いなるバビロンはどのように悩まされましたか。

      3 モーセは40歳のとき,イスラエルの民を解放しようとしましたが,志を遂げず遠いミデアンの地に逃れました。その後40年たっ

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