ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 「胤」を生み出す人間の家系をたどる
    人間の益のために今や勝ち誇る,神の「とこしえの目的」
    • イザヤ 41:8,新)これはアブラハムの「胤」に関連してエホバに対する信仰が実際いかに貴重で,いかに肝要かを示しています。

      24 アブラハムはどのようにしてイシマエルの父となり,次いでイサクの父となりましたか。

      24 西暦前1932年,アブラハムは,子供のできない年老いた妻サラの勧めで,彼女のエジプト人の女奴隷ハガルによって一人の息子をもうけ,その名をイシマエルと呼びました。(創世 16:1-16,新)それから十三年後の西暦前1919年に,イシマエルが真の「胤」として仕えるのではなく,本妻サラによる息子が選ばれた「胤」となることをエホバはアブラハムにお告げになりました。それは自由の女による息子なのです。そこで,その翌年,サラが九十歳のとき,イサクが生まれました。「アブラハムは,その子イサクが生まれたときは百歳で」した。生まれて八日目,イサクは,その父アブラハムがちょうどその前の年に施されたように割礼を施されました。―創世 21:1-5,新。

      25 エホバがアブラハムの生来の子らすべてを含む一国民を作られたかどうかを記述はどう示していますか。

      25 ここで神が,その二人の息子,つまり長子イシマエルとイサクから二部族で成る一国民を作り出されたのでないことは興味深い事柄です。それどころか,五年後,妻サラのたっての願いで,アブラハムはハガルとその子イシマエルを家から去らせて自活させ,ふたりをその好む所へ行かせました。(創世 21:8-21)その後,西暦前1881年にサラが死んだ後でも,神はイサクと,アブラハムがそばめケトラによって得た息子たちから,七部族で成る国民を作り出されたりはしませんでした。「後にアブラハムは自分の持っているものすべてをイサクに与えたが,しかしアブラハムの持っていたそばめたちの子らには,アブラハムは贈物を与えた。次いで,彼はなお生きている間,彼らを自分の息子イサクから遠ざけて東のほう,東方の土地にやった」― 創世 25:1-6,新。

      26 信仰を如実に示す,賞賛に値するどんな事柄のゆえに,アブラハムはモリヤの地で特別の祝福を受けましたか。その言葉は何と述べていますか。

      26 アブラハムの行なった,信仰を如実に示す,非常な賞賛に値する事柄は,このエホバの「友」に大いなる祝福をもたらしました。その祝福は,いと高き神に対するアブラハムの信仰と従順を徹底的に試みる試験がなされた後に到来しました。神からの是認を示す祝福の言葉が,モリヤの地の山頂で言い渡されたのです。そこは何世紀も後にソロモン王が壮麗なエホバの神殿を建立した場所である,と多くの人々は考えています。(歴代下 3:1)エホバの指定されたその場所には,新たな石の祭壇が作られ,その上に敷き並べられた薪の上には,成育たけなわの若者が横たえられていました。それはイサクでした。祭壇の傍らには,その父アブラハムが屠殺用の小刀を手にして立っています。彼は,イサクを犠牲として殺して,その子を奇跡的にお与えになった神への全焼の供え物としてささげるようにとの神の命令を,今やまさに実行しようとしていたのです。その時のことです。

      「エホバの使いが天から彼を呼び,『アブラハム,アブラハム!』と言い始めた。……『あなたの手をその子に下してはいけない。彼には何もしてはいけない。今,わたしは,あなたが自分の息子,あなたのただ独りの子をわたしから差し控えなかったので,あなたが神を恐れることがよくわかった』。……ついで,エホバの使いは二度目に天からアブラハムを呼んで,こう言った。『これはエホバが語られたことである。「わたしは自分にかけて,まさしく誓う。あなたがこのことを行ない,あなたの息子,あなたのただ独りの子を差し控えなかったがゆえに,わたしは確かにあなたを祝福し,わたしは確かにあなたの胤を,天の星のように,海辺にある砂粒のように増やそう。そしてあなたの胤は,その敵の門を手に入れるであろう。あなたの胤によって,地の国々の民はみな,自らを祝福するであろう。あなたがわたしの声に聞き従ったからである」』」― 創世 22:1-18,新。

      27 神からのこの声明は,「胤」を選ぶことに関し,またそれを通して祝福を得ることに関して何を示しましたか。

      27 これは,国々の民すべてが祝福を得る手だてとなる約束の「胤」がイサクの家系から出ることを意味しました。こうしてエホバ神は,家系の選択を行なっておられたこと,またイサクの異母兄弟はだれもその「胤」を供することにはあずからないことを示されました。それでも,イサクの異母兄弟の子孫となった国々の民は,その「胤」によって自ら祝福を得ようと思えばそうすることもできました。今日の国々の民のすべて,すなわち今日のあらゆる国籍の人々も同様に,アブラハムの「胤」を通して祝福を得ることができます。

      28 セムは自分の家系に関連したどんな出来事について知るほど長生きしましたか。

      28 世界的な大洪水の一生存者,族長セムは生き長らえて,アブラハムに言い渡された神からのその祝福の言葉について聞きました。事実,セムは生き長らえて,メソポタミアのハラン出身の美しいリベカとイサクが結婚したことをも知りました。セムはイサクが結婚してから十年後の西暦前1868年まで生き長らえましたが,その結婚によって生まれた子孫は見ませんでした。しかし,アブラハムは見ました。―創世 11:11; 25:7。

  • 「とこしえの目的」に従ってなされる神による選択
    人間の益のために今や勝ち誇る,神の「とこしえの目的」
    • 8章

      「とこしえの目的」に従ってなされる神による選択

      1 神は契約に基づく約束をイサクのために更新されましたが,彼の子孫についてはどんな疑問が生じましたか。

      エホバ神はイサクの父アブラハムと結んだ契約に基づく約束を,イサクのために更新することを望まれました。(創世 26:1-5,23,24)イサクは四十歳で結婚しましたが,六十歳でようやく子供を,それもふたごをもうけました。子供を願い求めたイサクの祈りを聞き届けたエホバは,そのふたごの男の子に関して選択をなさいましたか。

      2 エホバはそのふたごのどちらを選ぶかをどのように明らかにされましたか。

      2 リベカが祈りの中で自分の状態について尋ねた後,エホバはリベカの妊娠中に選択を行なっていたことを示されました。「するとエホバは彼女にこう仰せられた。『二つの国民があなたの腹にあり,二つの民族集団があなたの内部から分かれ出る。一つの民族集団は他の民族集団より強く,年上のほうが年下のほうに仕えるであろう』」。エサウは初子で,ヤコブはふたごの弟のほうでした。(創世 25:20-23,新)こうしてエホバは,イサクのふたごの息子から一つの国民,つまり二部族で成る一国民を作る意図のないことを示されました。むしろ,二つの民族集団が生じ,ふたごの年上のほうからの民族集団は,その年下のほうからのそれよりも弱く,また後者に仕えるのです。これはその長子が優位に立つ生得権を取り消すものとなりました。こうしてエホバは,だれを選ぶかを明らかにされたのです。

      3 その選択は,人間のわざ,それとも召してくださる方に依存していましたか。

      3 全知全能の神は,全人類を祝福するご自分の目的に従ってそうした選択を行なう権利を持っておられました。このことに関して一世紀の聖書注釈者は書きました。「リベカがただひとりの人,わたしたちの父祖イサクによってふたごを宿した時もそうでした。彼らがまだ生まれておらず,良いこともいとうべきことも行なっていなかった時に,選びに関する神の志が,業にではなく,召されるかたに引き続き依存するため,彼女に,『年上のほうが年下のほうの奴隷になる』と言われたのです。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする