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    ものみの塔 1962 | 10月15日
    • のに大いに役立ちます。わしのこの視力について,ルサフォード・プラットは,「ザ・リバーオブ・ライフ」にこう書いています。

      「全動物界で最もすぐれた目は,ま昼の高い空にある。すなわち,わし,はげたか,たかの目だ。その目は非常にするどく,300メートルの上空から,半ば草の陰になっているうさぎとかグルースを見つけることができる。

      捕食動物の鋭い視力は無数の先の尖った円錐状の細胞の集まりの上にうつる対象の像による。眼球のうしろにあるこの小さな斑点は,何千という先端を通し,はっきりとした像を心に呼び起こす特殊の方法で,対象から光を吸収する。スカンクや,アメリカライオンや,われわれ人間をも含めて捕食動物のほとんどは,錐状体細胞の一つの点で間に合う。われわれはまっすぐに前方を見,直接に対象物に近づく。しかし,わしやたかの場合はそうではない。草の中にいるうさぎを,その鋭い焦点錐状体でとらえると,長くななめに降下してそれに近づく。こうすると,目標の像は,眼球の後部を弧を描いて横ぎる。その道は,わしの目に正確に仕組まれている。だから,急降下する鳥は,錐状体のかたまりの代わりにカーブした錐状体の道をもっている。だから,わしが急降下する時,草の中のうさぎはいつも見られているのである。降下のカーブと全く同じである眼球の中の視細胞のカーブした道は,ごく小さなことに思えるが,それぞれにとっては非常に重要なものである。だれがこれを考案したのか私には不思議である」。

      それこそ創造者の考案によります。人間ではなくて創造者が,このすばらしい視力をわしにお与えになったのです。

      四番目は,彼らがひなを育てながら自活する驚くべき方法です。ある種のわしは,死んだばかりの動物の死体を食べることをいとわないので,二つの食糧源をもってることになります。すでに死んでいるものと,彼らが捕獲するものです。わしは小動物を捕食し,ひなにもそれを持ち帰ります。ひなは,まだ肉を食べる力がないので,獲物の血を吸います。そういうわけでわしは,翼の敏速さ,視力の鋭さ,また殺された者のからだを見つけたり捜すことによって自活し,ひなを育てます。「およそ殺された者のある所には,これもそこにいる」。

      正しい見解をもつ

      ご自身の創造物である生物,無生物に関するこれらのことを言い終えたのち,エホバは知恵をもってお尋ねになります,「非難する者が全能者と争おうとするのか,神と論ずる者はこれに答えよ」。―ヨブ 40:1,2,新口。

      エホバは話されました。自然界における神の不思議な力についてのこれらの言葉は,ヨブの心の状態を正して,創造者に比較する時被造物はなきにひとしいものであることと,神の偉大さの前で,ヨブなどが,「神よりも自分の正しいことを」主張するなどもってのほかであることを悟らせました。エホバが,目に見える創造物の中にこれほどの大きな力と深い知恵を示されている以上,また,人間の理解を越えるものがこんなにも多くある以上,神は絶対の信頼を受ける資格をお持ちです。神がなにお行なわれようと,また人間がそれを直ぐに理解できてもできなくても,神は正しいことをされると考えるのが人間にとって唯一の正しい道です。何事にせよ人間の判断によって神のみわざに異議を唱えるのは僭越の至りです。では,だれが非難する者となって全能者と争いますか。確かにヨブではありません。「ヨブは主(エホバ,新世)に答えて言った,『見よ,わたしはまことに卑しい者です,なんとあなたに答えましょうか。ただ手を口にあてるのみです。わたしはすでに一度言いました。また言いません,すでに二度言いました,重ねて申しません』」。ヨブは,激しい後悔を多くの言葉であらわしていません。またひとりよがりなところも少しもありません。「わたしはまことに卑しい者です」。―ヨブ 40:3-5,新口。

      さらにつづくエホバの言葉は,ヨブの言葉の知恵を示しています。

      「主(エホバ,新世)はまたつむじ風の中からヨブに答えられた,『あなたは腰に帯して,男らしくせよ。わたしはあなたに尋ねる,わたしに答えよ。あなたはなお,わたしに責任を負わそうとするのか。あなたはわたしを非とし,自分を是としようとするのか,あなたは神のような腕を持っているのか,神のような声でとどろきわたることができるか。あなたは威光と尊厳とをもってその身を飾り,栄光と華麗とをもってその身を装ってみよ。あなたのあふるる怒りを漏らし,すべての高ぶる者を見て,これを低くせよ。すべての高ぶる者を見て,これをかがませ,また悪人をその所で踏みつけ,彼らをともにちりの中にうずめ,その顔を隠れた所に閉じこめよ。そうすれば,わたしもまた,あなたをほめて,あなたの右の手はあなたを救うことができるとしよう」。―ヨブ 40:6-14,新口。

      宇宙の主権者なる神の権利に異議を唱える者がいますか。ハルマゲドンの戦争において神がなさるのと同様に,高ぶる者と悪人を低めて,地のちりの中に隠してしまう「神のような腕」をもつ者がいますか。もしいるなら,「わたしもまたあなたをほめて,あなたの右の手はあなたを救うことができるとしよう」とエホバはいわれます。義人を悪人から救い出すのは,人間ではなくて,エホバの腕とその右手です。ハルマゲドンは,エホバの主権の正しさを立証するための神の戦争です。この戦いでは,地上の人間はだれも,神のために戦う必要はありません。もし人間が神のわざをすることができないのなら,何の権利があって神がそれを上手にしないと言えるでしょうか。人間は,神の行為を攻撃する権利を決して持つことはないのです。

      私たちは注意して,神は正しくないと非難したり,神の道をとがめることをしてはなりません。「わたしたちは,主よりも強いのだろうか」。(コリント前 10:22,新口)イザヤ書 45章9節の言葉をおぼえていましょう。「陶器が陶器師と争うように,おのれを造った者と争う者はわざわいだ。粘土は陶器師にむかって『あなたは何を造るか』と言うだろうか」。

      ヨブと同じように,私たちも自分の地位を認ましよう。ヨブは新たに得た知識によって,人間の無力と神の偉大さに気づきました。クリスチャンもヨブと同じく,自分の真の姿を知り,また,エホバの御名と主権の立証にくらべるなら,自分の義を主張することがいかにつまらないことであるかに気づかねばなりません。神をとがめることのないようにしましょう。私たちは,「わが造り主に正義を帰する」,と言わねばなりません。―ヨブ 36:3,新口。

  • インドネシアにおける伝道
    ものみの塔 1962 | 10月15日
    • インドネシアにおける伝道

      インドネシアでは,数々の難問題が生じて,エホバの証者の仕事は,ある程度妨げを受けました。昨秋の,定期刊行物に関する新しい政令のため,今のところ「ものみの塔」と「目ざめよ!」の印刷を継続することは不可能となっています。しかしそれで兄弟たちが良いたよりの伝道を止めたわけではありません。「他の羊」を集め,また彼らを円熟させる仕事は着々と拡大しています。支部の僕は,インドネシアにおける経験を次のように報告しています。

      御国宣教学校での勉強の一つの結果として,仕事において大きな円熟が見られます。教科書はインドネシア語に訳され,最初のクラスは3月に始まりました。ジャカルタには二つのクラスが作られて,合計41人が出席しました。別のクラスが他の二つの島,一つはスラウエシ島に,他の一つはチモール島のクパングにひらかれました。奉仕年度の終りまでには,56人の会衆の僕や特別開拓者が特別訓練をに感謝受けました。全部の者が,エホバのこの御準備しています。

      昨年中も,かずかずの良い経験を楽しみました。チモール島,クパングの特別開拓者たちは,1年少々そこで働いたのちに,14人の伝道者の会衆を設立しました。この会衆には,30人以上が集会に出席しています。この区域の牧師は,力をつくしてエホバの証者を阻止しようと試みました。新しい兄弟たちは,その信仰のために,家族や村の人々から,言うにいわれぬ圧迫と迫害を受けましたが,エホバの助けによってそれに打ち勝ちました。宣教学校が開かれている間に,洗礼式が行なわれ,7人が洗礼を受けました。この新しい兄弟たちはみな,すでに数ヵ月間伝道してきた人々で,自分の信仰に対する激しい反対を克服したのです。そして,正確な知識と十分の理解と喜びをもって洗礼を受け,そのうちの5人は直ちに休暇開拓を志願しました。この5人は,最後には特別開拓者になって,奥地に,また近くにあるほかの島々に音信を伝えることを目標にしています。

      ひとりの善意者の経験は,この地方にある反対の典型的なものです。ある晩のこと,牧師と長老たちがその人の家に訪ねてきて,もしエホバの証者との聖書研究を止めないなら,また,その研究で学んだことを他の人に告げるのを止めないなら,流血の事態を招くようになるだろうとおどしました。しかしこの善意者は老人ではありましたが,そのおどしにはのらずに次のように答えました。「私はまだエホバの証者ではありません。ただしらべているだけです。でも今あなたがたが言われたことは,クリスチャンが口にすべき言葉ではありません。もうこれでよく分かりました。どうぞお帰り下さい」。それ以来この人は教会との関係を一切断ち,子供と共に熱心な伝道者になりました。―1962年度のエホバの証者の年鑑(英文)より

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