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世界展望目ざめよ! 1970 | 4月8日
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神学生の減少
◆ 僧職を志願して,フランス系カトリック神学校に入学した学生は,1968年には810人であった。ところが1969年度の学生数は,前年とは驚くべき対照を示し,475人に減った,これは41パーセントの減少である。
婦人議長
◆ シンシア・C・ウェデル婦人は,昨年12月5日,アメリカ新教制度の最高の要職,全国教会協議会議長の席に着く最初の婦人となった。協会議の議長として向こう3年間,人種問題その他の論争で深刻な分裂に陥っている同会議を指揮していくことになった。同僚の話によれば,ウェデル婦人は,「協会議の財政をだれが管理しているか。また,だれがいつ,その資産を使う用意があるかをも知っている」ということである。
徴兵拒否者を支援
◆ ベトナム戦争に反対する,アメリカの僧職者たちが,昨年12月17日,四つの都市で一連の礼拝を計画した。その後,礼拝式の収益を,徴兵を拒否してカナダに住んでいるアメリカ人を援助するため,送ることになった。この募金運動は,ベトナムを憂慮する僧職者および一般信徒が結成したある団体によるもので,兵役を拒否する人を援助する団体がこの種の運動に関係したのは,これがはじめてといわれる。
食用に供される動物の血
◆ 昨年捨てられた動物の血は,9億720万キログラム以上と推測される。血の使用を禁ずる神の律法(レビ 17:10-14)を尊重しない人は,これを法外な浪費と呼んでいる。アメリカの二人の科学者は,動物の血を粉ミルク状にする方法を発見した。実際に粉ミルクのような味がするとのことである。その50パーセントは蛋白質である。本製品は開発されたばかりで,製品名はまだ決まっていない。一般に使用されることになれば,食品表示を注意深く読んで,避けるようにしなければならない。
世界の難民
◆ 現在,世界の難民の数は1,731万8,320人といわれ,1964年に比べると,ほとんど2倍に達している。難民は,普通「家を失った者 ― 戦争,偏狭,社会的不安の犠牲者」と,定義される。世界難民問題全国会議の報告によると,米国には105万2,088人の難民が住んでいる。世界の難民の75パーセントは,アジアとアフリカにいる。
混乱か提携
◆ ニクソン政権が対ラテン・アメリカ政策を遂行し得ない場合どうなるのか,という質問に対し,ロックフェラー・ニューヨーク知事は「大混乱が生ずるであろう」と簡潔に答えた。ラテン・アメリカ諸国は転換期を迎えた,とかれは考えている。2億5,000万人を数えるラテン・アメリカの合理的な発展か行きづまりかを決する,根本的な経済政策,さらに衛生・教育問題に真正面から立ち向かう時が来た,とロックフェラーは語った。また,米国は自国の置かれている北半球において,混乱か提携かの根本的な選択を迫られるであろう,とも語った。
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世界の恐るべき将来目ざめよ! 1970 | 4月8日
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世界の恐るべき将来
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「ものみの塔」
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