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ある人々は信者になったものみの塔 1970 | 4月1日
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ものであることを知っているからです。そして,自分たちに対してなされた善を,今度は他の人々に行ないたいと願っています。ゆえにエホバの証人は良いたよりを全地で忠実に伝道し続けます。―マタイ 24:14。
9 ものみの塔協会が世界の各地にある支部からの報告を集計し作成した年報に目を通すと,昨奉仕年度中の驚くべき事柄がわかります。イエスはご自分の弟子たちに,人を弟子にすることを命じられましたが,昨奉仕年度中,エホバの証人はまさにそのことを行ないました。(マタイ 28:19,20)1969奉仕年度中にバプテスマを受けた人(幼児は含まれていない)の数を考るだけで,エホバの証人は絶えず伝道し,人々を教え,エホバ神の御心を行ない続けてきたということがわかります。その12か月間に12万905人がすぐれた決定を下し,バプテスマを受けました。それらの人は,神のみことばが,献身した神の民すべての思いと心に植えられているのと同じように,自分たちの心と思いに植えられることを望み,エホバの側に堅く立ちました。今後,彼らはしるされたみことばに示されているエホバの御心を行なうでしょう。
10,11 エホバの民にとって,1969奉仕年度がどんな点で祝福された年であったかを述べなさい。
10 昨奉仕年度はエホバの証人にとってきわめて喜ばしい年になりました。なぜなら,良いたよりを全地で伝道する彼らの努力をエホバ神が豊かに祝福されたからです。昨奉仕年度中の顕著なできごとの一つは,7月から8月にかけて北アメリカとヨーロッパの各地で開かれた,エホバの証人の「地に平和」国際大会です。その大会の出席者は合計84万572名でした。それらの人はもとより,その大会に出席できなかった人々も,御国の良いたよりを引き続き宣べ伝えることを決意しています。彼らはみな平和の神の崇拝者ですから,平和愛好者です。(コリント後 13:11)わたしたちにはなすべきわざがまだあります。そしてエホバは,そのわざを遂行するご自分の民の努力を豊かに祝福されたので,1969奉仕年度中に伝道者133万6,112名の新最高数が得られました。この奉仕年度中,毎月野外宣教に時間を費やして報告を出した奉仕者の平均は,125万6,784人でした。もとより,御国の良いたよりを携えるこれらの伝道者すべてが,全時間を費やしてその音信を広めるわざに参加できるわけではありません。しかし献身してバプテスマを受けた弟子たちすべては確かに任命された奉仕者です。それでも,そのうち7万6,515人の奉仕者は,宣教者,また特別・正規・休暇開拓者として,全時間奉仕に携わりました。それらの奉仕者は毎月100ないし150時間を費やして,御国の良いたよりを広めました。全地にわたる大きな会衆を構成する残りの人々は,毎月平均10ないし15時間を費やして,神の御国の音信を伝え,真理のことばを他の人々の心と思いに植えるわざを行ないました。
11 そのわざを首尾よく行なうには多くの時間を費やさねばなりませんでした。それら133万6,112名の伝道者すべてが,合計2億3,976万9,076時間を費やして,御国の良いたよりを伝道したのは驚くべきことです。その時間は宣教のどんな分野に費やされましたか。それはおもに戸別訪問・再訪問・聖書研究・雑誌配布・公開講演などの活動です。それら御国伝道者はなんと大きな喜びを味わったのでしょう。たしかに彼らは,御国のことばを他の人々の心に植えるわざに努力を払いました。耳を傾けた人々はなんと祝福されたのでしょう。
12 (イ)家庭聖書研究の活動は人々をどのように助けましたか。(ロ)神のみことばにかかわる事柄からすれば,昨年の記念式の出席者数は何を示していますか。
12 昨奉仕年度中,毎月平均109万7,237の家庭聖書研究が司会されました。これは驚嘆すべきことです。エホバの証人は,すべての国の人々を弟子として,それらの人が神の真理に関する知識をみことばから得るのを助けたいと願っています。それは,それらの人が正しい立場,すなわち人類の唯一の希望である神の御国の側に立つためです。昨年,4月1日午後6時過ぎにエホバの証人は,神のお目的に関心をいだく他の人々とともに,イエス・キリストの死を記念する,年に一度の集まりに出席しました。その晩の集まりに全世界で合計271万9,860人が出席したのはすばらしいことでした。そのうちわずかに1万368人が表象物のパンとぶどう酒にあずかり,イエス・キリストの共同相続者として天で栄光を受ける希望をいだいていることを示しました。
13,14 1969奉仕年度中の文書の配布と生産に関する興味深い数字について述べなさい。
13 エホバの証人の行なっているわざには,ほかにも興味深い事柄が多数あります。たとえば,聖書及び聖書文書の配布の面で喜ばしい事柄が見られます。エホバの証人は,自分たちの時間のすべてを費やして人々の家庭で聖書をいっしょに研究するわけにはいかないことをよく知っています。しかし人々の家庭に文書を配布して,読んでもらい,人々がエホバ神について学べるようにすることはできます。昨奉仕年度中,エホバの証人は,1,447万4,862冊の本や聖書,1,111万1,743冊の小冊子,1億8,625万7,878冊の「ものみの塔」及び「目ざめよ!」誌を,160以上の言語で配布しました。それに加えて,これらの雑誌の予約を213万1,667得ました。
14 こうした大規模な文書配布に歩調を合わせるため,世界の幾つかの場所にある協会の印刷工場は,合計2,793万6,033冊の聖書及び本を,160の言語で印刷・製本しました。それら印刷工場の主要なものは,アメリカ・西ドイツ・英国・スイス・オーストラリアおよびカナダに設置されています。また,合計1億5,939万5,598冊の「ものみの塔」及び1億6,635万6,756冊の「目ざめよ!」誌が生産されました。
15,16 (イ)エホバの証人は今日の情勢についてどう感じていますか。それゆえ,彼らは何をしますか。(ロ)人はバプテスマを受けた弟子となる前に,どんな態度を持たねばなりませんか。
15 エホバに献身した幾千人もの人々は,神のみことばを他の人の思いと心に植える助けとなるそれら大切な聖書文書を配布するわざに,喜んで多くの時間を費やしました。
16 エホバの証人は,このわざをエホバ神の導きの下で急いで遂行しなければならないと感じています。また,現在の邪悪な事物の体制の終わる時が,まぢかに迫っていることをも感じています。諸国民は行く手を見失って,途方に暮れています。しかし,確かな土台,すなわち神のみことばに基づく,人々のための平和と希望の音信を持っているエホバの証人は歓喜しています。数々の預言は今その成就を見ており,ものみの塔協会の出版物はそのことを明らかにしています。それゆえに,エホバの証人はすべての人に対し,キリスト・イエスの弟子となるべきことを,急いで告げ知らせねばならないと感じているのです。今後何年かのあいだ,エホバの証人は引き続き神の御国の良いたよりを伝道するとともに,わたしたちの神の報復の日を宣明して,人々の家をさらに何度も訪れることはまちがいありません。証人はすべての国の人々を弟子として,聖書の命じている事柄すべてを守るように彼らを教えたいと願っています。それらの人々が父と子と聖霊との名によってバプテスマを受けられるようにするためです。しかし,人の生涯のある時期にこうしたことが行なわれる前に,その人は,「魂を救い得ることばが植えられることを柔和に受け入れ」なければなりません。―ヤコブ 1:21,新。
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真理の神を知りなさいものみの塔 1970 | 4月1日
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真理の神を知りなさい
神とはどんなかたですか。神を知ることは今なぜ大切ですか。
神に関する真理を知ることはいま非常に大切です。今日,教会内の混乱は増大し,無神論的な風潮は広がっています。犯罪と暴力行為は増加し,核兵器は生物すべての生存を脅かしています。
結果として,神について疑問を持つ人がふえています。あなたも次のような疑問を持っておられるかもしれません。神とはいったいどんなかただろうか。神は地上の人間の事柄に心を用いておられるだろうか。神は人間の問題に介入して,それを正されることがあるだろうか。将来はどうなるだろうか。
こうした疑問および他の多くの疑問のそれぞれには,一つの真実の答えがあります。相互に矛盾する答えがいろいろあって,そのすべてが正しいというのではありません。
真理の神
神は,ご自分の創造された物質界に関する基本的な真理を,人間がある程度まで理解できるようにされました。たとえばわたしたちは,地球が球体であり,微小な原子が膨大なエネルギーを秘め,生命を維持するために空気と水と食物が必要なことを知っています。
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