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天の祭司職のための規定ものみの塔 1968 | 9月15日
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は,いましめを与え,手本を示して神のご要求を教えることで,自分たちの大祭司に見ならわねばなりませんが,同時に,エホバを喜ばせようとする他の人々もまた,彼らの手本に従うよう努力しなければなりません。また命の源であられる神に近づき,その恵みを得る人はすべて,肉体的,道徳的そして霊的にみずからを清く保たねばなりません。彼らは健全な動機をいだいて最善の奉仕をエホバにさゝげねばならず,神の会衆内の義務および責任を喜びと感謝の念をもって引き受けねばなりません。また,正しい崇拝のために確固とした態度をとり,この世的な人々との不必要な交わりを退け,尊崇の念とさとい心をいだいて御国奉仕の色々の機会に臨まねばなりません。さらにまた,彼らに対するエホバの備えのすべてを,その与え主に誉れをもたらす仕方で用いなければならず,神の知らせを明確にそしてわかりやすく堂々と話せるように備え,御国の関心事を推し進めるため自分自身および自分の所有物を喜んでさゝげるのでなければなりません。一方,これは当然ですが,自分が扶養する家族のために適当なそして適度の生活物資を備えます。エホバは,ご自分の崇拝者が,文字にしるされたそのみことばの中で述べられている同じ高い標準に従って生活することを求めていられます。
22 それで,天的な祭司職に召されている人々を何によって識別できますか。このことは他の誠実な崇拝者のすべてに,どのように影響しますか。
22 大いなる大祭司キリストの下にある天の祭司職という,エホバの備えが設けられたので,望む人はだれでもその下に来て,命を得るための教育を受けられます。(黙示 22:17)神は預言的な型の中に,そのような一団の,天的な祭司を律する規定を明示され,また,有効な奉仕を行なう権能をその祭司職に与える手順を予示する影を設けられました。神がこのことをなさったのは,そのような祭司職の存在と権威に対するわたしたちの確信を深めさせるためでした。わたしたちには,一団の補佐の祭司を伴って今や全権威を行使する強力な大祭司がいるのです。そしてわたしたちは,人間のあらゆる弱点や問題にかんしてその助けを得,こうして,聖なる清い神に近づき,ついには神の御前に立って是認を受けられるのです! このことを悟るのは,なんとすばらしい事柄でしょう!
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必要の大きな所で奉仕する日本の姉妹ものみの塔 1968 | 9月15日
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必要の大きな所で奉仕する日本の姉妹
● 国外で奉仕するか,あるいは本国で奉仕するかを決定するのは,必ずしも容易ではありません。しかし,いったん必要の大きな場所で奉仕することを決めるならば,それに祝福のあることがわかります。不信者の両親に伴われてパキスタンへ行った日本の一姉妹は,このことの確かさを経験しました。ある夜のこと,集会から帰宅した時,日本人の夫婦とそのめいに会い,エホバの証人についてたくさんの質問を受けました。その主人は自分のめいに聖書を教えてくれるのはどうかと姉妹に勧めました。しかしめいは,日本でバプテスト教会に行っていたが何も学ばなかったと述べ,研究をあまり望みませんでした。けれども,彼女は姉妹といっしょに集会に出席したいと言いました。このことから週2回の研究がとりきめられました。4か月後に日本へ帰るまで,その娘さんは定期的に集会に出席し,また聖書を学んだことに対してしきりに感謝のことばを述べました。彼女は帰国すると,家族,友人,親類,牧師などの反対に会いました。さっそく彼女は土地のエホバの証人の会衆と交わりました。片足が不自由なこの娘さんから,それ以後の便りを受け取った姉妹はそれをうれし涙で読みました。「私はしばらくサタンに試みられましたが,今,何をすべきかわかりました。私は伝道を始めました。今,私は毎回の奉仕で2時間半歩けるようになりました。このように長い時間歩くことなど,これまでに経験したことがありません」。彼女は真理を学んで心から喜びにあふれ,浸礼を考えています。
― エホバの証人の1968年度年鑑より
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