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  • 性病による汚染に警戒しなさい
    目ざめよ! 1972 | 5月8日
    • 両親の責任

      次に放任主義の親も,道徳の退廃に拍車をかけている。ある父親は,12歳のむすこが売春婦と遊ぶための金さえ払ってやった。そこまでする親は少ないにしても,非常に多くの親が子どもの婚前交渉をあたり前のように考えている。ある父親は,むすこたち ― 15歳と18歳 ― が性病にかかっても危険はない。そういう場合にとるべき処置を十分教えておいたから,と言って自慢していた。また娘に「もしあなたがお母さんにどうしても打ち明ける気になれなかったら,それもかまいません。でも,もし[性病]にかかるようなことがあったら,必ず治療を受けなければなりませんよ。そしてあなたに病気をうつした人々のグループから離れるようにしなさい。それだけは絶対に守りなさい」と言った母親もいた。

      アメリカの人気のある一保健雑誌は,性病による汚染から青少年を「守る」試みを行なった。どのようにして? 青少年の性病を,親に知らせずに,または親の了承を得ずに治療する権限を医師に与える法律を,そういう法律がまだ存在しない州でつくるよう親たちに運動させることによってである。そのような法律があれば,医師は性病患者の親,配偶者または親族に通知するかどうかを自分で決定でき,またそのために医師が起訴されるということも確かにないわけである。

      しかし必要なのはそのような法律ではない。それよりも親は,性病の汚染から子どもを保護することを早くから(ある専門家によると6歳にならないうちから)はじめ,生実態を徐々に子どもに教えなければならない。そして,なぜある行為はまちがっており,有害な結果を招くかについて得心のゆく理由を教えなければならない。子どもの信頼を得るには,親は子どもに対して無私の関心をいだかねばならない。自分の言うことを子どもに真剣に考えさせたいと思うなら,親は正しい手本を示すことが肝要である。自分が高い道徳の規準にしたがって生活するよう最善の努力をしないかぎり,子どもに高い道徳規準を教え込むことは望めない。

      もし親が子どもたちに純粋の関心と愛を示すなら,子どもたちのための規則をもうけることは容易になり,子どもたちがそれを進んで守ることも期待できる。性欲を刺激するようなダンスを禁じたり,また結婚を考え,結婚に伴う責任を果たせるようになるまでデートをさせないようにすることは,そうした規則のひとつと言えるだろう。

      若者の責任

      性病から身を守るには,若い人々は肉体的な感覚の充足を単に感覚そのもののためだけに絶え間なく追い求めようとする傾向を警戒しなければならない。麻薬をためしてみたり,不当な性関係をもったりして,スリルや刺激などを求めることを警戒しなければならない。こうしたことはみな実際には年配の世代に対する一種の反抗である。性病にかかっている若者で,親との間がうまくいっている者は少ないと言われている。

      結婚関係外の性の放縦は代価を要求する。しかもそれは罪悪感,自尊心の喪失,不本意な妊娠,人工中絶,性病などの大きな代価である。ある少女雑誌は,「では,女の子はどうすれば安全だろうか,どうすれば,悲劇的な結果をもたらす二つの病気,梅毒とりん疾に侵される危険を避けることができるだろうか」と問いかけ,「性病を避ける唯一の確実な方法は,性交をしないことである」と答えている。そのとおりである。淫行や姦淫を行なわなければ,性病による汚染もないだろう。

      結婚外の性関係は誤りである

      創造者は人類に性と生殖の賜物を与えられた。そして創造者はその賜物の用いかたにかんするおきてを定める権利をもっておられる。創造者のことばである聖書は次のように述べている。「すべての人,婚姻のことを貴べ,また寝床を汚すな。神は淫行のもの,姦淫の者を審き給ふべければなり」。(ヘブル 13:4)結婚の取り決めの中では性は尊ぶべきものであり,神聖なものである。性にとって正しい場所はそこだけである。人間は本能にしたがう下等動物のまねをするようにはつくられていない。動物は本能のままに行動しても害をこうむらないが,人間はそうはいかない。犬は性病にはならない。

      結婚外の性関係は神の怒りを引き起こすことを聖書ははっきりと強調している。(ガラテヤ 5:19-21。マタイ 15:18-20。コリント前 6:9-11。黙示 22:15)献身したクリスチャンであると公言しながら,そのような放縦な行ないをする者はまた,神の会衆に敵対することになり,会衆から排斥もしくは追放される結果になる。ふしだらな性関係にふけることは相手に対しても罪を犯していることになる。淫行や姦淫は必ず相手を要するからである。―コリント前 5:1-13。

      また,不義の関係にふける者は,性病に汚される危険があるために,自分自身のからだに対しても罪を犯している。(コリント前 6:18)賢明な王ソロモンはその愚を実に鮮やかに描写している。「多くの婉言をもて惑し,口唇の諂媚をもて誘へばわかき人ただちにこれに随へり,あだかも牛の宰地たにゆくが如く,愚なる者の桎梏をかけらるるためにゆくがごとし遂には矢その肝を刺さん鳥の速かに羅にいりてその生命を喪ふに至るを知らざるが如し」― 箴言 7:21-23。

      いつまでもつづく身体的な害をこうむる危険がある。それは肉体ばかりでなく,結婚の幸福をさえそこなう。結婚するまで性関係をもたないようにすれば,結婚後の関係は水準の高いものになるだろう。また互いに相手に対していっそう貞節を保てるようになるであろう。「社会学上の研究で,婚前交渉または姦淫が結婚を幸福にすることを示したものはひとつもない」とよく言われるが,そのとおりである。

      それに,見のがしてならないのは,不義の関係はしばしば次の世代に対して罪を犯す,ということである。昨年アメリカでは300件に近い先天性梅毒が報告された。また,性病による汚染がもたらす流産,死産,失明,不妊症などもみな,生まれ出る者に対する罪ではなかろうか。

      言いのがれることはできない。神のことば聖書は真実である。聖書は結婚外の性関係を罪とし,「罪の払う価は死なり」と述べている。そしてさらに,「自ら欺くな,神は侮るべき者にあらず,人の播くところはその刈るところとならん。己が肉のために播く者は肉により滅亡を刈りとり,御霊のために播く者は御霊によりて永遠の生命を刈りとらん」と警告している。―ロマ 6:23。ガラテヤ 6:7,8。

  • 鳥のように食べる
    目ざめよ! 1972 | 5月8日
    • 鳥のように食べる

      ● 普通,鳥はほんのすこし食べるだけで生きてゆけると考えられている。事実,少食の人を評して,「鳥のように食べる」ということばがある。しかし実際には,鳥は生きるためにたくさん食べる必要がある。あるシジュウカラは尺取り虫のたまご5,500個以上を一日に食べたことが観察されている。1羽のコマドリは1時間に虫を15匹見つけて食べてしまった。また,あるキツツキは毎日3,000匹のアリを食べた。ひな鳥の中には,卵からかえって6週間たつまで毎日,自分の体重ほどの量のえさを食べるものもある。たとえば,あるフクロウのひなが一度に6匹のハツカネズミをむさぼるのが観察された。それで,親鳥が自分の食べるえさだけでなく,巣いっぱいのひな鳥のためのえさをも毎日供給する仕事のことを考えてもらいたい。

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