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  • 「王国の鍵」と「大群衆」
    ものみの塔 1980 | 1月1日
    • 21 この解明により,幾百人もの人々は翌日何をするように動かされましたか。そしてどんな「群れ」に流れ込みましたか。

      21 この解明は,とりわけ,エホバの取り決めの中における自分の立場を明確に理解したいと願っていた羊のような人々を興奮の渦に巻き込みました。いきおい彼らは,「大いなる群衆」という立場を明らかにされたことによって,活動への意欲を高められたのです。次の6月1日,土曜日には,水のバプテスマを施すことがプログラムに組み込まれていました。バプテスマを希望した840名の喜びは筆舌に尽くしがたいものでしたが,その中の多くは,ゆくゆくは「大いなる群衆」としてエホバに取り分けられることを願いつつ浸礼を受けました。それは際立ったバプテスマとなりました。まるで水門が開かれでもしたかのように,人々の大集団が流れ込んで,エホバとの関係を公に言い表わし,立派な羊飼いの「一つの群れ」に入って,霊的な「兄弟たち」と交わるようになったのです。―ヨハネ 10:16。マタイ 25:34。

      22 (イ)どんな「鍵」が用いられ,どんな結果が生じましたか。(ロ)次の日はどんな政府のことに人々の注意が向けられましたか。彼らはその政府をどのようなものとして歓呼しつつ迎えましたか。

      22 この時に「忠実で思慮深い奴隷」級はあたかも「知識の鍵」を用い,(マタイ 24:45-47。ルカ 11:52)「大いなる群衆」の一員となることを願う人々のために,すばらしい特権の戸を開いたかのように見えました。この特権を捕らえるなら,「大患難から出」,キリストによる新しい世界政府の支配する清められた地に入ることができるのです。次の日には「政府」と題する公開講演が行なわれ,人々の注意はその政府のことに向けられました。それは当時の世界情勢にうってつけの主題でした。その講演は,そこに出席していた多数の聴衆と,数の上ではそれをはるかに上回るラジオの聴取者に,世の人間による地上のあらゆる政府が,ハルマゲドンにおける神の戦いで滅びる時は差し迫っているという事前の警告を与えるものとなりました。さらに,キリストによるエホバの神権政府が全人類の唯一の希望であることが強調されました。この神の政府を,「大いなる群衆」つまり「大群衆」は,自分たちの栄光ある希望a として歓呼して受け入れました。

      23 (イ)「知識の鍵」が用いられたことによって,資格を有する信者が天の王国へ入る戸は閉ざされましたか。(ロ)この点についてどんな証拠がありますか。

      23 しかし,このように「知識の鍵」が用いられたことによって,資格を有する信者が天の王国に入る戸も同時に閉ざされてしまったのでしょうか。そうではありません。イエス・キリストこそ「ダビデの鍵」を持っておられる方で,イエスのほかにはだれもこの戸を閉めることはできないからです。神のご意志にかなえば,ある人はまだ入ることができました。その証拠に,1935年の春に「大いなる群衆」に関する重要な解明が発表され,この解明を記した1935年8月1日および15日号の「ものみの塔」誌が発行された後でさえ,エホバの証人の油注がれた残りの者の成員が水のバプテスマを受けています。―啓示 3:7。ルカ 11:52。マタイ 23:13。

      24 (イ)立派な羊飼いのもとにある「一つの群れ」の人数が増してゆくのをとどめるものは何ですか。(ロ)どんな資格でこの羊飼いは「羊」が「一つの群れ」になることを許すのですか。

      24 「大患難」に突入するまでは,人々が「大いなる群衆」つまり「大群衆」(新世界訳)を構成する羊のような人のグループに加わってゆくことをだれもとどめることはできません。大患難が勃発すれば,破滅に定められたこの事物の体制の滅びを免れようとしても,救いのための機会はもはやないでしょう。1935年以来,立派な羊飼いの「一つの群れ」に入る戸はずっと開かれており,報告によれば200万以上の人々がすでにそこに入っています。立派な羊飼いであられるイエス・キリストは,「わたしは羊の戸口です」と言われました。(ヨハネ 10:7-9)そのような立場でイエスは,ご自分の霊的な「兄弟たち」の友を今なお受け入れ,「大患難」とハルマゲドンの「戦い」を生き残ることができない「やぎ」からそれらの人々を分けておられるのです。今それを望むすべての人々に,立派な羊飼いの「声」を聞かせましょう。その声は,イエスの霊的な「兄弟たち」を通して今も地上で鳴り渡っているのです。(ヨハネ 10:16)「ひとりの羊飼い」のもとで「一つの群れ」となり,安全を享受できるのは,なんとすばらしい特権なのでしょう!

  • 「人間におののくことはわなを仕掛けることになる」
    ものみの塔 1980 | 1月1日
    • 「人間におののくことはわなを仕掛けることになる」

      ある日曜日の朝,ジョンとヘレンの家に一人のエホバの証人が訪れました。二人は,戸口に立ったエホバの証人の話を興味深く聞きました。自分たちの聖書から,「[エホバ神]は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」,という啓示 21章4節の言葉を読んだとき,二人は興奮を覚えました。ジョンとヘレンはもともと平和を愛する人だったので,そのようなすばらしい状況の下で生活するにはどうしたらよいかを知りたいと思いました。すぐに聖書研究が取り決められました。

      それから三週間,水曜日の夜になると,二人の家で聖書研究が行なわれました。この若夫婦が質問をしたり答えたりしているのを見るのは喜びでした。ところが,その喜びはわずか三週間しか続きませんでした。四週目になると,エホバの証人が訪問してノックしても,戸は固く閉ざされたままでした。ジョンとヘレンは聖書研究をやめることにしたのです。いったいなぜでしょうか。神の力に対する信仰を失ったからですか。聖書の信ぴょう性や真実性に疑念を抱き始めたのですか。より良い状況の下で生活することにもはや関心を失ったのでしょうか。理由はそのいずれでもありませんでした。

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