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    目ざめよ! 1970 | 8月22日
    • 規則的な運動

      規則的に運動をすることは,だれにとってもよいことですが,とりわけ太りすぎの人や,すわって仕事をする人たちは,ぜひとも運動をするようにしなければなりません。このことはしだいに認められてきています。アメリカ,サウスカロライナ州のある体育の教師は,40歳から87歳までの男子を一グループ集めて,週に3回,1時間の体操をさせました。そして6週間後,その人たちと,体操をしなかった同じようなグループとを比較してみました。血圧の低下と体脂肪の減少,酸素消費量(活力を最もよく表わす指標のひとつ)の増加は「著しい」ものがあったということです。内科医であるバーマンとライトは,「運動は……元気な人が健康を維持するのを助け……さまざまな病状に苦しむ人々にとっては,治療的な価値を持つ」と言っています。

      運動の効果をあげるためには,ある程度規則的に行なわねばなりません。ある人は,これが日課のひとつとなるように,いろんな方法で運動することを思い出すようにしています。毎日少し早く起きて,体操をすることにしている人たちもいます。時間の許すときには,乗り物を利用する代わりにいつでも歩き,エレベーターを使う代わりに階段を登るとよい,という人もいます。筋肉と神経の両方によい運動は種々あります。腕立て伏せ,亜鈴体操などはその例です。

      仕事の都合ですわりがちな人,太る傾向のある人は,駆け足や,定位置でのランニングなどが,一部の医師によってすすめられています。こうした運動は肺や心臓を強くします。保険会社が駆け足をすすめるのはそのためです。保健に関係を持つある出版物(「予防」,1968年7月号)によると,そのような,くつろいだ,急がない駆け足は,「運動の中でも最もやさしく,最も費用のかからない,それでいて,からだ全体の健康に最良の運動」です。もちろん極端になるのはよくありません。歩いたり,階段を登ったりすることの多い人は,それだけで必要な運動をしていると言えましょう。わたしたちは,使徒パウロの,「からだの訓練は少しは益するところがある」という,霊感による助言を忘れないようにしなければなりません。―テモテ前 4:8,口語。

      十分の休息,息抜き,睡眠

      どのように息抜きをするかは,たいていの人がもう自然に心得ており,十分の休息や睡眠をとることにも,よい判断力を働かせています。ところが反対に,この点に関しても努力の必要な人たちがいます。それは,その人がきゃしゃで神経質なタイプのためか,あるいは虚弱体質のためかもしれず,または生まれつきの熱情家か,あやまった責任感をもっているためかもしれません。金持ちになろう,世の富を蓄積しようとする物質主義や,快楽にふけりすぎることが原因といえるかもしれません。

      努力すれば,くつろげるようになります。一定の速度で働くことを学んでください。四六時中フルスピードでやらねばならない,と考えないことです。音楽家は,疲れすぎずに最善の演奏をするためには,くつろぐことを学ばねばなりません。思い,心,筋肉が関係する,他の諸活動についても同じことが言えます。自動車を運転するときには,心は緊張していても,からだはくつろいだ状態でいることが必要です。微笑はからだをくつろがせる助けになります。そしてこのことは,運転のように,責任が関係し,用心深さが要求される,他の種々の活動にも役だちます。くつろぐとからだがらくになり,精神や感情の平衡が取りやすくなります。秘けつは自制です。

      つぎに休息,つまり睡眠以外の休息の問題があります。起きたときから寝るときまで,目のさめているあいだは1分でも忙しく働いていなければならない,と考える必要はありません。休息や健全な娯楽のための時間もつくるべきです。休暇の時には,旅行のときのように,むやみに欲張って,あれもしよう,これもしようとしないことです。

      健康を楽しもうと思えば,睡眠もおろそかにできません。睡眠の場合も,女性は男性より,子供はおとなより,多くの睡眠を必要とするように,ある人は他の人より多くの睡眠を必要とします。

      不眠は,からだに適した食事や運動を故意にあるいはなまけて怠った必然の結果かもしれません。または,心配,欲求不満,罪悪感あるいはそれに類した好ましくない感情が原因となっているかもしれません。耳なれない音が気になってもくつろぐことです。その気になれば,新しい音にも馴れて,眠れるようになります。ことわざにも言うように,『解決できない事柄は忍耐しなければなりません』。夜,床につく前に緊張をほぐす習慣をつけましょう。暖かいミルクを飲むとよく眠れるという人,暖かいグレープジュースかオレンジジュースがいいという人もいます。睡眠と不眠症のアメリカのふたりの専門家G・G・ルースとセガル博士は,次のように述べています。

      「睡眠の改善を真剣に考えている人は,健康になるための努力を進んでしなければならない。運動家のように,でんぷん,甘い物,なくてもすまされる食物などを除いた,食事をとる覚悟がなくてはならない。また漸進的な運動の計画を立て,それを毎日実行しなければならない。コーヒーやたばこを多量にたしなむ人,神経質な人,また物ぐさな人は,完全な睡眠を期待すべきではない」。

      精神面,感情面における良い習慣

      いつまでも健康を楽しみたいと思えば,心身相関の要素,つまり情意が身体に及ぼす影響を考えねばなりません。このことに関して,神のことばにまさる導きはありません。聖書の示すところによると,あなたのからだに悪いものには,放縦,憎しみ,ねたみ,怒り,飲み騒ぎ,大酒などが含まれます。―ガラテヤ 5:19-21。

      他方,「愛・喜悦・平和・寛容・仁慈・善良・忠信・柔和・節制」などの「御霊の実」のような,益となる感情もあります。そうです,聖書が,「心のたのしみは良薬なり」とか,「敬虔」は今の命をも含めて,「すべての事に益あり」と述べているのには,十分の理由があるのです。―ガラテヤ 5:22,23。箴言 17:22。テモテ前 4:8。

      健康管理は抵抗の少ない道ではありません。しかし,人生における真の使命をもつ人は,自分の時間と,能力と,体力を最も有効に用いることを望むでしょう。したがってそういう人たちは,健康を維持するための四つの基本事項,つまり正しい食習慣,規則的な運動,十分の休息,息抜きと睡眠,そして良い精神面,感情面における良い習慣を持つことに,平衡のとれた注意を払うとよいでしょう。そうすれば,人生における使命をよりよく遂行することが可能になるのみならず,ほんとうの健康のそう快さを味わえることにもなります。

  • 雪グツをはく鳥
    目ざめよ! 1970 | 8月22日
    • 雪グツをはく鳥

      ◆ 北アメリカに住むライチョウの一種は,雪の中に深く沈まないよう,秋になると「雪グツ」をはきはじめる。創造者は,この鳥の各つま先に軟角質のコブがはえるようにされた。鳥は歩く際,体重をしっかりとささえるために,それらのコブをからだの下で広げる。

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