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すべての本にまさる本ものみの塔 1956 | 9月15日
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聖書は更にそれ以上のものです。『聖書には神の意志と御意が述べられている。……聖書を読み,信じるべきであり,聖書は吾々の時代に全うされねばならない。吾々は聖書を神御自身の御言として受け入れる。』とウイリアム・ペンは云いました。マーチャント・ジョン・ウォナメーカーは云つています。『聖書を学ぶ価値と重要性は,いくら強調しても強調し過ぎるということはない。―この時代は,神御自身によつて定められた永遠の原則よりも便宜主義の観点から問題を決定し勝ちである。こんな時代に,聖書を学ぶことは,以前にもまして更に重要となつてくる。』
アメリカの政治家であり,科学者であり,亦哲学者であつたベンヂャミン・フランクリンは忠告しました。『聖書に確かな信仰を持つよう聖書を良く知るように努めなさい。そのことは確かにあなたの利益である。』政治家のウイリアム・イー・グラッドストーンは聖書は真実の人間を作り上げるものと認めました。『私の一生涯のうちに95人の世界の偉人を知つた。』と彼は云いました。『それらの人々のうちで87人全部は聖書に従う人々であつた。』
聖書の著者はこの助言を与えられました。『この律法の書を汝の口より離すべからず。夜も昼もこれを念いて,其中に録したる所をことごとく守りて行へ。然ば汝の途福利を得汝かならず勝利を得べし』― ヨシュア 1:8。
詩篇記者はこの教えの智慧を讃えました。『われなんぢの法をいつくしむこといかばかりぞや,われ終日これを深くおもう。なんぢの誡命はつねに我とともにありて我をわが仇にまさりて慧からしむ。我はなんぢの証詞をふかくおもうが故にわがすべての師にまさりて智慧おほし。我はなんぢの訓諭をまもるがゆえに老いたる者にまさりて事をわきまうるなり。われ聖言をまもらんためにわが足をとどめてもろもろのあしき途にゆかしめず,なんぢ我を教へたまいしによりて我なんぢの審判をはなれざりき。』― 詩篇 119:97-102。
予言者であり,王であるイエス・キリストは神の御言を真理であると讃えられました。『あなたの御言は真理であります。』とイエスは云われました。『ヱホバの口から出る一つ一つの言』は生命を得るに必要です。―ヨハネ 17:17。マタイ 4:4,新世。
イエス・キリストの使徒達も,また,神の御言を讃えました。パウロははつきり述べています。『聖書は,すべて神の霊感を受けて書かれたものであつて,人を教え,戒しめ,正しくし,義に導くのに有益である。それによつて,神の人が,あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて,完全にととのえられた者になるのである。』更にペテロも次のように加えています。『ヱホバの言葉は,とこしえに残る。』― テモテ後 3:16,17。ペテロ前 1:25,新世。
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ヱホバの証者だけものみの塔 1956 | 9月15日
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ヱホバの証者だけ
1956年4月16日のニュースウイークは東ドイツから来た一ドイツ青年との会見談を出版しました。この青年は共産主義者ではありませんが,ロシヤ人から教育されていました。読んだ本について尋ねたところ,こう答えました,『ロシヤの古典かドイツの古典を読むが,それ以外のものは殆ど読まない。』『聖書を読みましたか?』と会見者が聞きました,『(哄笑)ヱホバの証者だけが聖書を読んでいる。』ヱホバの証者が共産主義者のひどい処置に屈していないことも,成程とうなづけます。
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『神のみ答え給う』ものみの塔 1956 | 9月15日
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『神のみ答え給う』
1956年3月29日のユナイテッドプレス通信は,次のことを報じています。空軍次官ドナルド・クオールスの語つたところによると,軍備競争をしているロシアもアメリカ合衆国も互に攻撃をしかけることのできない点に達している,とのことです。北カロライナの分科委員,チャールス・ディーンは,こう述べました,『神のみ答え給う点に達したように見える』空軍次官は次のように答えました,『そうです……だが,神は自ら助くるものを助く,と或る人が言つたように思う。』この空軍次官は誰の言葉を引用しましたか。神の言葉である聖書から引用したのでないことは確かです。なぜなら,『多くの人をもて救うも少き人をもて救うも,ヱホバにおいては妨げなし。』― サムエル前 14:6。
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宇宙探検記式の聖書ものみの塔 1956 | 9月15日
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宇宙探検記式の聖書
英国,ブリッストルからの共同通信によると,英国教会の司祭は子供たちの興味を得るために聖書の書直しを提案したとのことです。エフ,エイ,コッキン博士は次のように語りました。『多くの両親は,日曜学校に行く子供たちにほとんど注意を払わない。―そして子供たちも聖書のような古い事柄に興味を感じていない。もし宇宙探検記式に聖書を書直すなら,教会は多くの成果を収めるであろう。』宗教を子供たちに教える,ということについて言うならば,英国の教会はたいへん困つた状態にちがいありません。
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