ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • エホバ,それとも悪霊 ― そのどちらに近づきますか
    ものみの塔 1973 | 7月1日
    • た。…盗んだ車を走らせながら,その車から飛び降りて自殺することを計った」。

      わたしたちは質問します。マリファナは『パラダイスへ行く方法』でしょうか。同性愛や自殺は,即席パラダイスでしょうか。

      21,22 ふたりの若いマリファナ使用者の経験には,どんな宗教的,心霊術的関係が見られますか。

      21 短期間使用するだけでも,マリファナは有害な影響をおよぼすことが少なくありません。別の若者はそれを経験しました。

      「19歳のある少年は4か月間マリファナを吸った。…その少年は,超人間的知力を持っていると信じていたので,動物,とくに犬やネコに自分の意志を伝達し,彼らの精神や行動を支配できると考えた。…彼は,自分はメシヤである,と[信じていた]」。

      犬やネコに意志を伝達することや,自分をメシヤと考えるようなせんえつな行為は,エホバに近づくことを不可能にします。

      22 「マリファナとハシッシュを3年間連用した18歳の少年は,しだいに内気になり,混乱し,ゆううつになっていた。そして占星術と東洋の宗教に大きな関心を持つようになった。彼は菜食主義者になり,ヨガを行なった。そしてヒンズー教の教師であるという妄想をいだき,最後には,自分は神の子であると信じていた。…彼は西海岸に移り,親の仕送りを受けながら,非生産的で目的のない生活をつづけた」。

      わたしたちは再び同じ質問に直面します。エホバ,それとも悪霊 ― そのどちらに近づきますか。最後に引用した二つの例は,一種の心霊術が関係していたことをはっきり示しています。

      23 (イ)なぜこの世的な助言者に頼ることはできませんか。(ロ)その証拠となる例をあげなさい。

      23 麻薬の使用に関しては,霊的な影響をおよぼす他の問題の場合と同じく,精神を病んでいるこの世の助言者の助言から耳をそらさねばなりません。わたしたちはその種の助言が何であるか認めるべきです。それはサタン悪魔を神とするこの世の知恵です。ある大学生に与えられたそのような助言の価値を考えてごらんなさい。

      「19歳の青年は平均“A”の成績で大学に入学した。彼は一年生の初めからマリファナを吸い始め,大麻を吸い始めてから2か月もしないうちに,無感動になり,見当識を失い,ゆううつになった。学期末には全部の科目に落第し,他のほとんどの事柄においても判断を欠いていた。……われわれの患者の多くと同じく,この青年も,マリファナを吸っているうちに自分の変化に気づいたことを彼の精神医に話した。彼は大学の指導教授のところにまで行って,マリファナを吸うために思考力に障害が生じているように思うと話した。その指導教授は,この麻薬は無害で,これを吸ったために障害が起きたという医学上の証拠はないから心配はいらない,と言った」。

      しかしその青年はマリファナをやめました。すると徐々に無感動なところがなくなり,心身の働きももとにもどり,風さいもよくなりました。そして彼は就職し,のちほど別の大学にはいりました。

      24 マリファナ使用者に一般に見られる影響にはどんなものがありますか。

      24 ほかにも例はたくさんあります。つけ加えて言うなら,マリファナ使用者,とりわけ女性使用者の著しい特徴は,異性および同性とのはなはだしい乱交です。マリファナ使用前は乱交の経験などない人びとの間にそれが見られるのです。性病も少なくありません。

      麻薬,心霊術,悪霊崇拝

      25 麻薬使用者はだれに協力していますか。

      25 では,麻薬はだれに近づくのを助けますか。人間が堕落し,身体的にも道徳的にも汚れ,精神異常になり,そして早死にするのを喜ぶのはだれですか。それは麻薬使用者たちが近づきつつある,また協力しつつある相手の悪霊たちです。事実,惑でき性の非常に強いヘロインについて,ある使用者は,「それは,永続性はないが,死のあらゆる利点を有している」と述べています。そうです,麻薬の乱用は非常に危険な心霊術,悪霊との交信,悪霊崇拝につながっていき,悪霊に取りつかれるという結果になる恐れさえあります。敬けんな霊性を得て神に近づくどころか,悪霊に近づくことになります。

      26,27 麻薬の使用が実際に心霊術につながることを示しなさい。

      26 もし幻覚を起こさせる麻薬を用いるとすれば,悪霊の望むところを行なっているか,または悪霊に取りつかれている,あるいは支配されているかのどちらかです。その人は,多くの場合,占星術へ導かれたり,一種の心霊術や悪霊との交信を行なう密教的な異教へ導かれたりすることに注意してください。そこには悪霊との直接の関係があるのです。ある麻薬使用者は,その仲間の麻薬使用者たちの間ではそれは普通に見られることとして,(これは彼らの言うことですが)彼らは,『自分は神であると考えるようになったら,そいつは行きすぎた』ということがわかるのだ,と述べています。ですから,自分は神の子であると考えた少年はひとりやふたりではないのです。さて,彼らはどちらに似るようになったでしょうか。エホバ神やメシヤであるみ子イエスでしょうか。それとも悪霊の神々でしょうか。

      27 先にあげた若者たちの場合は,麻薬の使用によって悪霊に近づいただけにとどまりませんでした。彼らは行くところまで行き,敵意,暴力的性向,性欲倒錯,自殺未遂など,悪霊たちのわざを示しました。

      心霊術は肉のわざ

      28,29 聖書はなぜ心霊術を肉の業の中にいれていますか。

      28 しかし,わたしたちは麻薬に関するこうした事柄を知るための例を必要とはしません。わたしたちはすでに,すべての権威者の中で最も重要な権威者であるエホバ神のことばを持っています。ガラテヤ書 5章19節(新)から21節までには,肉のわざについて述べられています。「さて肉の業は明らかです。それは,淫行,汚れ,不品行,心霊術の行ない,敵意,闘争,ねたみ,激発的な怒り,口論,分裂,分派,そねみ,酔酒,浮かれ騒ぎ,およびこれに類する事がらです」。この中に,麻薬を使用する人が行なわない業があるでしょうか。

      29 これらの堕落した行ないは霊の実ではありません。これらは霊的なものではありません。心霊術そのものが霊的なものではなく,聖書はこれを肉の業の中に入れています。ひとつの例をあげますと,獣淫(獣と性行為を行なうこと)を行なう人は,人間としてその行為をするにしても,それは人間のする行為ではありません。それは獣欲的な行為で,人間が行なうには道をはずれた,堕落した行為です。同様に心霊術も,霊的なものであると言われ,悪霊である霊者によって行なわれてはいますが,それは悪い,堕落した,肉の業であって,霊の業ではありません。

      30,31 (イ)悪霊たちは,大洪水前,肉的関係を持ちたいという欲望をどのように示しましたか。(ロ)人間の女たちと結婚したみ使いたちの行ないが正道をはずれたものであったことを示しなさい。

      30 堕落した悪霊たちは,肉的な関係をもつことを望みます。大洪水前の記録を考えてみてください。聖書は次のように伝えています。『人地の面にふえはじまりて女の子これに生まるるにおよべる時,神の子たち[み使いたち]人のむすめの美しきを見てそのこのむところの者を取りて妻となせり』― 創世 6:1,2。

      31 み使いたちのこの行ないは,正道をはずれたものでした。なぜなら,彼らはそういう目的のために創造されたのではなかったからです。クリスチャンであった筆者ユダは彼らの行為を,ソドムとゴモラの性欲倒錯と比較して,次のように書いています。『またおのが位を保たずして己が居所を離れたるみ使いを,大いなる日の審判までくらやみのうちに長久の繩目をもって看守し給えり。ソドム,ゴモラおよびその周囲の町々もまたこれと同じく,淫行にふけり,背倫の肉欲に走り,永遠の火の刑罰をうけて鑑とせられたり』― ユダ 6,7。

      32 悪霊たちは依然どのようにして,肉的な関係を持ちたいという欲望を満足させていますか。

      32 罪を犯したそれらのみ使いは,現在は,神に禁止されているために,大洪水前のように化肉することはできません。それでも彼らは,人びとの思いと肉体を支配することによって,ある程度,肉的な関係を持っていると考えています。

      33 「心霊術」もしくは「魔術」に相当するギリシア語は,麻薬と心霊術との間の関係をどのように示しますか。

      33 聖書の中で用いられている「心霊術の行ない」,「魔術」もしくは「魔法」に相当するギリシア語がファーマキアであるのは,わたしたちにとって興味深いことです。ファーマキアは英語の「ファーマシー(調剤)」という語と密接な関係があります。ファーマキアは文字通りには,「麻酔させる」という意味を持ちます。なぜこの語が心霊術または魔術に用いられているのでしょうか。ある権威者は次のように述べています。

      「ファーマキアは…(英.ファーマシーその他)元来,薬剤,麻薬,魔力を用いることを意味し,次に毒を盛ること,その次に魔術を意味した。…黙示 9:21; 18:23を参照。…弱いものでも強力なものでも,魔術で麻薬を使用する場合には,じゅもんが唱えられ,神秘的な力への訴えが行なわれるのが普通であった。そして,種々の護符,お守りなど,依頼者もしくは患者を悪霊たちの注視や力から守るように作られていると言われるものが準備されたが,それらは実際には,依頼者に,魔術者の不思議な力を印象づけるためのものであった」― バインの「新約聖書用語解説辞典」。

      34 麻薬使用者はどのようにあざむかれますか。麻薬はついにはその使用者にどんな結果をもたらしますか。

      34 今日でも同様の状態が見られないでしょうか。多くの麻薬使用者たちは,自分たちは『神に近づいて』いるとか,『精神を啓発』されていると主張します。しかし,実際にはそれは,不可思議な幻覚や感情でもって使用者を感動させ,麻薬の力で自分の精神は解放され,思考は高揚拡大されているのだと考えさせて人を悪霊のほうへ導くことと関係があるのです。心霊術を行なうようになると,人はあらゆる種類の悪習,悪霊の影響,精神異常,永遠の死などにさらされます。肉の業である心霊術は,神の王国にはいるのを妨げる,と聖書はガラテヤ書 5章21節で述べています。

      35 真の神エホバへの献身からわたしたちをそらす事柄を行なうことについて,使徒パウロはどんな警告を行なっていますか。

      35 使徒パウロは,人びとが,真の神エホバ以外の者に近づく宗教行為もしくは儀式を行なう時は何をしているのかについて説明し,次のように述べています。「諸国民が犠牲としてささげるものは,悪霊に犠牲としてささげるものであり,神にささげるのではないのです。それでわたしは,あなたが悪霊と分け合う者となることを望まないのです。『エホバの食卓』と悪霊の食卓に同時にあずかることはできないのです」。もし麻薬を使うなら,パウロの次のことばを真剣に考慮すべきです。彼は,「わたしたちはエホバにねたみを起こさせるのですか」と問いかけたあと,「わたしたちのほうが強いわけではないでしょう」と警告しています。―コリント前 10:20-22,新。

      36 誠実な心をもって近づく者に,神は何を供給されますか。

      36 エホバは,誠実な態度でご自分に近づく者に,彼らが幸福であるために必要なものをすべて供給されます。神に近づき,神に奉仕することについて,使徒は,『されど足ることを知りて敬虔を守る者は,大いなる利益を得るなり』と述べています。それを与えることのできる唯一のかたへの従順をとおして敬虔を求め,『主を清き心にて呼び求むる者とともに』幸福になってください。―テモテ前 6:6。テモテ後 2:22。

  • なんと真実か
    ものみの塔 1973 | 7月1日
    • なんと真実か

      ● ものみの塔聖書冊子協会出版の「『諸国民はわたしがエホバであることを知るであろう』― どのようにしてか」と題する本は,キリスト教世界に対してエホバが怒りをいだいている理由を述べている。そのひとつは,「エホバは偽善的な宗教家たちに侮りうる神であるかのように扱われるのを嫌悪する」というものである。これはなんと真実であろう。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする