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  • 占い ― それは本当にあなたの役に立ちますか
    目ざめよ! 1975 | 11月22日
    • につり下げられた振子が次々に文字のところに動いて行き,ある音信を綴ったという例も知られています。

      霊応盤も同様な仕掛けのものです。それには「はい」,「いいえ」,「さようなら」のことば,アルファベットの文字,1から9までと0の数字がつけられています。盤の上には先端にフェルトをかぶせた三本の足の上にハート形のものが置かれています。お伺いをたてる人が手をその上に置くと,ある力が働いて盤の上にそれが動き,ことばや文章を綴って,盤の使用者に未知の知らせを提供します。

      プランシェットも同じ原理によって働きます。それは小さな脚輪の上に三角形あるいはハート形の小板がのせられており,鉛筆を下向きにとりつけたものです。ひとりまたはそれ以上の人が板の上に指先を置くと,神秘的な力の働きによって文字が記されます。

      占いが時に的中したり,あるいは普通には知ることのできない事柄が占いによってわかったりするのは,何の力によるのですか。振子やプランシェットまた霊応盤の上の三本足を持つ仕掛けを動かして,普通の方法では得られない情報を伝えさせるのは何ですか。未知の事柄や将来を時として正確に描写する幻を水晶球の中に生み出すものは何ですか。理知に支配された力が働いていることは明らかです。科学者や心霊研究者はこの力が何であるかについて確かではありません。このような神秘的な力を探究することは有益ですか。好奇心を満足させるために「一度だけためしてみる」ことは,あなたの役に立ちますか。

      占いの背後にある本当の力

      聖書は神の是認を得たいと願う人すべてに対して,このたぐいのものから離れるように警告しています。この事に対する神の見解はイザヤ書 1章13節(口)に述べられています。「わたしは不義[神秘的な力,新世訳]と[崇拝のための]聖会とに耐えられない」。ここで「神秘的な力」と訳されているヘブライ語アーウェンについて,セム語の教授ヨハネス・ペデルセンは次のように解説しています。

      「正しく言えばそれは力を意味する。しかし次第にそれは悪の力,魔術の力に関しておもに使われるようになった。ゆえにそれは罪のあらゆる特性を備えている」。「[それは]悪の力,凶事に関係する行為,魔法,魔術を意味する」―「イスラエル: その生活と文化」,431,448ページ。

      他の聖句において「神秘的な力」は魔術と結びつけられており,その中には占いも含まれます。(サムエル前 15:23。民数 23:16-18,21。ヨシュア 13:22)神に受け入れられる崇拝をしたいと願う人は,このような力とのどんなかかわりをも避けなければなりません。それは神から出たものではないからです。ではそれはどこから出たものですか。

      聖書は占いの能力の多くが実際には何に由来しているかを指摘しており,使徒 16章16-18節に次のことを記しています。

      「占いの悪霊につかれたある下女がわたしたちと出会った。彼女は予言を業として,自分の主人たちに多くの利得をもたらしていた。この女がパウロとわたしたちのあとにずっとついて来(た)……彼女はこれを何日も続けた。ついにパウロはそれにうんざりし,ふり向いてその霊に言った,『彼女から出るよう,イエス・キリストの名においてあなたに命じる』」。

      使徒パウロがこの少女から「占いの悪霊」すなわち悪い霊者を追い出してしまうと,彼女の主人たちは「自分たちの利得の望みがなくなったのを見ました。(使徒 16:19)彼女は占いの能力を失ってしまったのです。

      これから明らかなように,神のことばは占いの背後にある神秘的な力を悪霊の勢力すなわち目に見えない超人間の悪霊と結びつけています。(エフェソス 6:12)この理由で神はあらゆる種類の占いを避けることをご自身の民に命じて次のように言われたのです。

      『汝らの中間に……占ひする者邪法を行なふ者禁厭する者魔術を使ふ者法印を結ぶ者口寄せする者かんなぎの業をなす者死人に問ふことをする者あるべからず 凡て是等の事を為す者はエホバこれを憎たまふ』― 申命 18:10-12。

      しるしの解釈によるものであれ,ほかに何かの心霊的な力を用いるものであれ,あらゆる形態の占いがこの禁令の中に含まれます。

      それはあなたの役に立ちますか

      神が霊感によるそのことばの中ではっきり非としている事が役に立つと,あなたは思われますか。実際には占いは大きな害になることがあります。どのようにですか。

      ひとつの理由がワールドブック百科事典にあげられています。「占いを信ずるようになると,人は自分自身や自分の能力に対する確信を失うことがある。自分は『運命にもてあそばれる』だけであって宿命を変えることはできないと考えるようになり,野望を失うことがある」。

      もっと重要なことに,占いは神によって非とされている「神秘的な力」と関係があるゆえに神の不興を招き,自分を「エホバ(の)憎たまふ」者にして,神との正しい関係を持てないようにします。(申命 18:12)そのうえ聖書は占いによって将来を予測することを悪霊の影響と結びつけています。占いに手を出すならば,霊界からの力に悩まされる危険に身をさらすことになるかもしれません。

      ゆえに占いに導きを求めたり,心霊的な力を発達させることを狙いとした本を読んだりしても,益になることは何ひとつ得られません。「『サタンの奥深い事がら』を知るようにならなかった」ゆえに主イエス・キリストの恵みを受けた一世紀の人々の手本にならうのは,クリスチャンにとって良いことです。―啓示 2:24。

      占いのようなならわしにすでに関係している人々に対して,聖書には助けになる次のような例が記されています。「信者となった者の多くがやって来ては告白をし,自分の行なってきたことをあらわに告げるのであった。実際,魔術を行なっていたかなり大ぜいの者が自分たちの本を持って来て集め,みんなの前で燃やした」。(使徒 19:18,19)クリスチャンになった人々は,このような行ないといっさいのかかわりを絶ちました。

      心霊的な能力を持つ占いが,神また神に受け入れられる崇拝の要求を知るという点であなたを助けることはできません。また日常生活における健全な導きや将来の確かな希望を与えることもできないのです。この知識は真に「神の霊感を受けた」聖書をひもとくことによってのみ得られます。(テモテ第二 3:16。詩 119:105。イザヤ 46:10)ゆえに生活において真実にあなたの役に立つのは,占いに相談することではなく,神のことばを調べることです。

  • わたしは命を目指す競争に参加することを選んだ
    目ざめよ! 1975 | 11月22日
    • わたしは命を目指す競争に参加することを選んだ

      わたしは,1947年,アフリカのエリトリアにある小さな町で生まれました。二年後に母が死ぬと,わたしは,東方正教会の僧職者である祖父の下に預けられました。

      成長するにつれて,宗教がわたしの主要な関心事となりました。わたしも僧職者になりたいと願ったので,祖父は,その準備としてわたしをある学校に入れました。

      わたしは,僧職者になるという自分の目標を遂げるのを助けてくださるよう,しばしば神に祈り

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