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会衆の長老たち ―『りっぱに主宰の任を果たしなさい』ものみの塔 1977 | 6月15日
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ことによってそれが得られる」ということを認めて,年長の,そしてクリスチャンとして生きることにもっと経験の深い長老たちの言うことに注意深く耳を傾けるべきです。他方,年長の長老たちは,ある若い人が一つの問題について正しい見方を持っているかもしれないことを認めなければなりません。したがって,真の価値は言い表わされる健全な知恵にあるのであって,必ずしも話し手の年齢にあるのではありません。しかし,若い長老たちは自分の考えを述べる際には,テモテがきっとパウロとその助言に敬意を示したように,またエリフが年齢というものを考えて自制し,自分の話す時を待ったように,年齢に敬意を表わすべきです。―テモテ第一 5:1,19。ヨブ 32:6-9。
18 使徒 6章1-6節に示されているように,使徒たちは「必要な仕事」に注意を向けましたが,それよりももっと重要視されたのはどんなことでしたか。
18 長老たちは,王国会館や他の「必要な仕事」に関係した問題を討議する会合で多くの時間を費やすかもしれませんが,そうした問題はいつも,群れの霊性に影響するより重要な事柄に次ぐ付随的なものにして置くことが大切です。(使徒 6:1-6。フィリピ 1:9,10)そのようにするとき,長老たちは主宰の任をりっぱに果たしていくことができます。
19 (イ)世の支配者たちが人々を取り扱う方法とは対照的に,わたしたちの中には,イエスやパウロの助言に一致したどんな取り決めがありますか。(ロ)りっぱに主宰の任を果たす長老たちのいることはどのように有益ですか。
19 世界の悲しむべき混乱を見るとき,わたしたちは,世界中のエホバの会衆内に,りっぱに主宰の任を果たす長老たちがいることを,本当に感謝します。人類はその諸問題から,また愛のこもった,助けになる,心身をさわやかにするような方法で導く代わりに『人びとに対していばる』支配者たちの手から逃れる道を模索しています。(マタイ 20:25-27)しかしわたしたちの中には,群れの模範となる霊的に円熟した人々がいます。そしてわたしたちは,わたしたちの間で主宰の任にあたるその人たちを重んじています。(テサロニケ第一 5:12,13)会衆,または都市,国,または世界の一地域の中の一人の人ではなく,すべての長老が自分に割り当てられた範囲内で主宰の任を果たしているのです。この多数の助言者たちが与える愛のこもった援助と指示により,王国を宣べ伝える業と弟子を作る業は前進し,成功裏に完遂されるのです。会衆はりっぱに主宰の任を果たす長老たちの下でその努力を結集します。こうしてわたしたちは頭であるイエス・キリストにより密接に連なり,すべての栄光をエホバに帰すのです。
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霊的な人 ― なぜいかなる人によっても調べられないかものみの塔 1977 | 6月15日
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霊的な人 ― なぜいかなる人によっても調べられないか
◆ 使徒パウロはコリントのクリスチャンに,「霊的な人は実にすべての事柄を調べますが,その人自身はいかなる人によっても調べられません」と書き送りました。(コリント第一 2:15)どうしてそう言えるのですか。神の霊の助けによって,霊的な人は物事を正しく評価することができます。しかし,霊的な洞察力を持たない人々は,霊的な人を調べる,または正しく評価することができません。間違った根拠に基づく推論をし続けるために,霊的でない人は霊的な人に関して間違った結論を導き出します。イザヤ 53章3,4節に予告されていたとおり,霊的でない人々はイエスに対してそうしたことを行ないました。ですから,霊的な人は,「いかなる人によっても」,つまり霊的でないいかなる人によっても「調べられ」ることはあり得ないのです。
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