-
霊的なパラダイスでは傷つけることも損なうこともない世の苦難からの人間の救いは近い!
-
-
そして,わたしはこの家を栄光で満たす』と万軍のエホバは言われる」。エホバの「家」つまり霊的な神殿は,それら「あらゆる国民の望ましいもの」すなわち「大群衆」の成員が導き入れられることによって栄光で満たされてきました。こうして,その神殿はかつて一度もなかったことですが,今や「すべての民のための祈りの家」となっています。―イザヤ 56:7,新。
50 その霊的な「祈りの家」で,「大群衆」の人たちは日夜エホバ神に聖なる奉仕を捧げています。(啓示 7:15)彼らはそこで,「エッサイの根」であるイエス・キリストを通して神に受け入れられる祈りを捧げます。彼らはそこでイエスの名によって神の前にひざまずき,あらゆる舌が公に『イエス・キリストは主であると認めて,父なる神に栄光を帰し』ます。―フィリピ 2:10,11。
51 霊的なパラダイスの中であなたが経験するどんな状態から考えて,そのパラダイスは想像上のものではないことがはっきり分かりますか。
51 霊的なパラダイスは想像上のものではありません。それは現実のもので,霊的なイスラエル人の回復された残りの者を既に集められた「大群衆」の人たちの霊的な状態として今日存在しています。これら両者の人びとは皆ともにエホバのクリスチャン証人です。(イザヤ 43:10-12; 44:8)現在のこの事物の体制の地的な人間社会で営まれている生活の様式や質とは著しく違って,霊的なパラダイスの中の生活は本当に祝福されています。ここでは,「エホバを知る知識」に満たされた,キリストのような住民によって傷つけられたり損なわれたりすることは全くありません。ここはまた,詩篇 91篇で述べられているような霊的に安全な所です。堕落したこの人類の世を悩ましている霊的また道徳的な災いや脅威が霊的なパラダイスを侵して,神により保護されているその住民を宗教的また道徳的に病気にさせ,神の非難と不興を被らせることは許されません。それは神の聖霊の実が豊かに生み出されている霊的に健全な所なのです。―ガラテア 5:22,23。
52,53 霊的なパラダイスはどれほどの期間持続しますか。それは何の前触れですか。
52 エホバの崇拝者たちの霊的なパラダイスは安定しています!エホバがそれを喜んでおられるゆえに,今や迫った,そして人類の世がかつて一度も経験したことのないような「大患難」の際にも,このパラダイスは地から滅ぼされることはありません。(マタイ 24:21,22。ダニエル 12:1)それは地を汚染したり損なったりする者たちがその「大患難」で滅ぼされ,またエデンの人間の最初のパラダイスに罪を入り込ませた者が縛られて,その一群の悪霊たちすべてと共に底知れぬ所の獄に投げ込まれた後に,文字通りの地球に栄光と美をまとわせる有形の地的なパラダイスの前触れです。―啓示 19:11から20:3。詩 37:37-40; 67:5-7。
53 その時,霊的なパラダイスと文字通りの地的なパラダイスは結合し,全地は「ほかの羊」の「大群衆」がその天の牧者イエス・キリストの祝福された王国のもとで生活する極めて気持ちのよい場所となるでしょう。
-
-
今や荒廃に直面するキリスト教世界とユダヤ教世の苦難からの人間の救いは近い!
-
-
12章
今や荒廃に直面するキリスト教世界とユダヤ教
1 ローマ・カトリック教会の宗教暦では1975年はどんな年ですか。このような祝いはどれほど頻繁に守られていますか。
西暦1975年はローマ・カトリック教会の宗教暦では聖年として祝われた特別の年ですが,実際にはこれは1974年12月24日のクリスマス・イブに始まりました。この二十世紀にはこのような聖年は三回,1925年,西暦33年におけるイエス・キリストの死を記念した千九百周年の1933年,また1950年にそれぞれ祝われました。この問題について新カトリック百科事典は第7巻108,109ページで一部こう述べています。
特別の条件のもとに正式の全贖宥が忠実な信徒に与えられ,かつ特別
-