-
知識を増して平和を追い求めるものみの塔 1963 | 4月1日
-
-
6:2。テモテ後 2:15。エペソ 4:13)エホバは教えを授けます。(イザヤ 30:20)キリスト・イエスは主なる先生です。(マタイ 5:2; 13:1-52。マルコ 4:1,2; 9:31。ヨハネ 3:2; 13:13; 15:1-8; 20:16)知識を得るには,天の神とキリストを師と仰いで教えを受けなければなりません。(イザヤ 54:13。ヨハネ 6:45)エホバの御霊は知識を得るために是非必要です。(ヨハネ 14:26; 4:24。使行 1:16。ペテロ後 1:21。コリント前 2:10)エホバは聖書の中に御自分を啓示され,また御目的を啓示されました。聖書は神の知恵の宝庫です。(テモテ後 3:16,17。ヨハネ 17:17。ペテロ後 1:19,21)エホバは御自分の制度を用いて御自分の民を教え,養います。(マタイ 24:45-47)ですから「忠実な思慮深い僕」の述べる真理を疑わずに信じなさい。(マタイ 24:45。コリント前 13:7)エホバは柔和な者だけに教えを授けます。(詩 25:9)エホバから教えられる人は平安を得ます。(イザヤ 54:13。詩 119:165)他の人を益するために知識を得なさい。(箴言 15:28; 20:5; 14:25)エホバがその民に求め給うものは知識だけではありません。(ペテロ後 1:5-8)正確な知識を得ることが必要です。(テモテ前 2:3,4。コロサイ 3:2,9,10)信仰は正確な知識に従って築かれるものです。(エペソ 4:13。コロサイ 2:6,7)学ぶ者は真理を理解するにつれて,言い表わさなければなりません。(ガラテヤ 6:6)ひとりよがりの考えを抱くことはできません。キリストに従った思いを持つべきです。(コリント後 10:5)知識を得るには助けが必要です。(箴言 4:18。コリント前 2:13。ルカ 24:32)耳を傾けて聞き,学ぶのは務です。(ヘブル 2:1)知識を得るための確固とした態度,訓練が必要です。(マタイ 16:21-23。箴言 4:13; 17:10)感謝して真理を受け入れなさい。(ヤコブ 1:21)祈りつつ知識を求めなさい。(ヤコブ 1:5-7。マタイ 7:7。マルコ 11:24。コロサイ 1:9,10)あらさがしをしないこと。(ロマ 8:5。使行 17:11)知識を得るのに近道はなく,勉強に代る方法はありません。(テモテ後 3:16,17。箴言 2:1-7)真理を心に留めるのに,復習は肝要です。(ヨハネ 14:26。ペテロ後 1:12; 3:1,2。ロマ 15:14,15)知識を頭に入れるには熟考することが肝要です。(箴言 15:28。詩 77:12。創世 24:63。テモテ後 2:7)知識は生命につながっています。(ヨハネ 17:3。マタイ 4:4)知識は考える能力を守り,また成長させます。―箴言 3:21,22; 2:1,10-15。
23 たとえはどんな役目をしますか。
23 たとえ話は理解を助けます。イエスの教えた事柄を学ぶと,多くの面白いたとえが使われているために,言おうとしている事柄をはっきり理解できるのに気づくでしょう。マタイ伝 13章34,35節,15章15節は,イエスのたとえ話の典型的なものです。イエスは,農夫,漁夫,主婦その他の人々が容易に理解できるたとえを使いました。今日エホバの証者の使う出版物はさし絵が豊富に入れられています。たとえば「失楽園から復楽園まで」に入れられているさし絵をごらんになり,それが記事の理解にどう役立っているか注目して下さい。
読んでいる事柄を肌に感じとる
24-30 士師記 6-8章の中で,この出来事を記憶し,エホバを知る知識を加えるのに役立つどんな点が心に銘記されますか。
24 これらの原則を学びとって正しい心がまえが出来たならば,興味のつきないエホバの言葉の探究を始めることができます。眼前に展開する出来事をはっきり理解するため,その光景を心に思い浮かべてみるのは良いことです。士師記 6-8章を読んで,裁き人がイスラエルを治めた時代に思いをはせ,農夫ギデオンと行動を共にしてみましょう。ギデオンに現われたエホバの御使は,イスラエルをミデアン人の手から救う器としてギデオンが選ばれたことを証明しました。それから色々な出来事が次々に起きます。夜になってバアルの祭壇が打ちくずされ,エホバの祭壇が築かれたので,町の長老たちはギデオンを殺そうとしてその姿を探し求めます。ギデオンの父はバアルに挑戦する言葉を述べて人々を去らせます。ギデオンの使は3万2000人の兵士を連れてきます。さて神からもう二つのしるしを得て確信を抱いたギデオンは,エズレルの谷に陣をとったミデアン人から5マイル離れていないハロデの井戸に向かって進みます。
25 しかし意外なことが起きました。ギデオンは,むかし軍隊の指揮をとる者にエホバが命じたことをします。「つかさたちは……言わなければならない。『恐れて気おくれする者があるならば,その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ,兄弟たちの心が彼の心のようにくじけるであろう』」。(申命 20:8,新口)2万2000人が家に帰ったことを知るとき,心がくじけてしまいますか。うんかの如きミデアン人の大軍を前にして,いったいどうすればよいのですか。ギデオンの計略や,いま1万人に減った軍勢の大きさを敵に知られたならばどうなるでしょうか。
26 兵士たちは水ぎわに連れてこられます。立ち止まって水を飲みます。手早く水をすくって飲んだ300人がわけられました。ひざをかがめて水を飲んだ9700人は,家に帰るように命ぜられました。「ひとりを撃つようにミデアンびとを撃つことができるでしょう」とギデオンに語った天使の言葉が,思い起こされます。(士師 6:16,新口)しかしこんなに小人数の兵士で? ハロデの井戸の名が「ふるえ」を意味するのも当然です。
27 こんどは300人の一人になったと考えてごらんなさい。勝利を得るならば,それは自分たちの力ではなくエホバの力によることをいま確信できます。疑いを捨て,ギデオンを通して与えられるエホバの指図に従うのがよいことです。その場にいた者にも,将来の人々にもエホバの強調されていることが,いま理解できます。それは指図に従うという事です。
28 夜のとばりがおりて,敵の天幕を探ったギデオンは心を強くします。そして陣営に戻ると300人を3組に分け,各人に不思議な武器,ラッパと,つぼにともしたたいまつを与えました。ギデオンはその使い方を教え,また合図を教えるでしょう。
29 夜中になって出発します。四方から迫る暗やみは,壁のように物音を消してしまいます。だれかが暗やみの中でころんで敵の目をさましたり,あるいはギデオンの合図を待ちきれずに,神のとりきめを無視して先走るならばどうでしょうか。緊迫した空気がひしひしと感じられます。何秒という時間が何時間にも思われます。いよいよ近づきました。部署につく歩哨の息を殺した声さえ聞えてきます。天幕の兵士たちは眠りこんでいます。すると突然301人の吹くラッパが鳴り渡り,301のかめが砕かれ,301人の声が「エホバの剣ギデオンの剣なるぞ」と叫ぶと共に301のたいまつがいっせいに高く掲げられました。
30 ミデアン人は大恐慌に陥りました。大混乱に陥った無数の天幕では同志うちが始まり,ミデアン人はけわしい土地の上を先を争って逃げ出したのです。しかし同志うちにあったり,あるいはギデオンの命によりヨルダンの渡し場で逃げ道をふさいだイスラエル人の剣にかかって12万人が殺されました。
31 (イ)後日に備えて記憶に留めておくための良い方法は何ですか。(ロ)しかし心に留めておくべき最も肝要な点は何ですか。
31 この光景を忘れることはできません。それで勉強しているとき,読んでいる事柄を感じとるようにすれば,忘れる心配はありません。すべての感覚を働かせなさい。心に光景を思い浮かべなさい。想像力を働かせなさい。その出来事の中の一人物になってごらんなさい。食物を味わい,馬を走らせ,岩をよじ登り,ラッパを吹き,濡れた草を踏んで歩くなど,その場に自分がいることを想像し,その場の空気を感じとりなさい。そうしながら,そこに与えられている教えを自分に適用しなさい。なぜその行動がとられたか,エホバの御心がどのように関係しているかを心に銘記するとき,この知識を必要に応じて役立たせることができます。ギデオンの行いは聖書にしるされて長く記憶されていることに注目して下さい。また更に重要なことにエホバが勝利を与えられたことを心に留めて下さい。―サムエル前 12:11。詩 83:9,11。イザヤ 9:4; 10:26。ヘブル 11:32。
-
-
日毎に知識を増し加えなさいものみの塔 1963 | 4月1日
-
-
日毎に知識を増し加えなさい
1 人間の知恵を得る人と神の言葉の知恵を得る人との成長をくらべなさい。
聖書から新しく学んだ事柄を快よく受け入れない人が往々にしています。疑いなくそれは聖書の真理と一致しない自分の考えを捨てなければならないからです。神の教えをおいて,人間の知恵に固執しているならば,いかに知識をふやしても,それは人を誇らせ,ねたみ,争い,疑いに満ち,平安のない不健全な心を生み出すに過ぎません。(テモテ前 6:3-5)自分の人格をあらたにし,利己的な考えを捨てて,聖書の原則に固く従うとき,大きな幸福を味わいます。(エペソ 4:22-24)そして以前のことを考えてみると,前に抱いていた考えが理にかなっていないこと,いまは真理と論理に従って聖書全体にわたり,詳細な理解を得ていることに感慨をあらたにすることでしょう。
2,3 勉強中に参照の聖句をひいたり,辞書その他をしらべることは必要ですが,その際に何を避けるべきですか。
2 与えられている時間内で最大の効果をおさめるには,研究している主題からはなれないことが大切です。辞書をひいてある言葉の意味をしらべるにしても,その頁にある全部の語の定義を読んでいたのでは,勉強がはかどりません。主題をまず頭にいれておき,それを裏づけるための,関連した事柄はそれぞれの場所において考えるようにしなさい。そうしないと,知識は未完成の絵合わせのようになってしまい,主題から離れなければ,エホバの御心を示す完全な絵になるものが,ばらばらでまとまらないままになってしまいます。たとえば前の記事の中で,士師記 7章2節にある主題をつかんでいなければ,ギデオンについて読んでも,ほとんど得るところがないでしょう。
3 エホバの証者の使う出版物には,沢山の聖句が参照されています。引用されていないのは紙面がそれを許さないからです。言おうとしている事を十分につかむには,これらの聖句を読むことが肝要です。そうでなければ別に参照されてはいないでしょう。前の記事の22節に参照されている聖句を読めば,次の要点が銘記されます。すなわち知識とその働きについてこのように多くの事実を啓示されたエホバは,どのように教えるかをご存知であるという事です。
4,5 (イ)真理を定期的に復習することから,どんな望ましい祝福が得られますか。(ロ)神に関する知識を求めるための助けは,どこにありますか。
4 学んだ事柄は復習によって銘記されます。またそれを表現して他の人に伝えるためにも,復習することは必要です。復習するのに良い方法は,学んだ事を他の人と話し合うことです。くり返しているうちに,それは自分のものになります。ペテロはこう書きました,「わたしは今この第二の手紙をあなたがたに書きおくり,これらの手紙によって記憶を呼び起し,あなたがたの純真な心を奮い立たせようとした。それは,聖なる預言者たちがあらかじめ語った言葉と,あなたがたの使徒たちが伝えた主なる救主の戒めとを,思い出させるためである」。(ペテロ後 3:1,2,新口)エホバの御霊は,学んだ事を思い起こさせます。(ヨハネ 14:26)学んだ知識を活発に討議して復習することは,励みとなり益となります。パウロがローマにいる仲間のクリスチャンをおとずれたのも,会うことによって互いを励ますためでした。「わたしは,あなたがたに会うことを熱望している。あなたがたに霊の賜物を幾分でも分け与えて,力づけたいからである。それは,あなたがたの中にいて,あなたがたとわたしとのお互の信仰によって,共に励まし合うためにはかならない」。―ロマ 1:11,12,新口。
5 エホバの証者のように教えるわざに没頭している組織には,研究方法について役に立つ提案が用意されているものと当然に期待できます。それだけでなく,研究に役立つ貴重な手引がたくさん準備されています。
6 勉強に用いるものとして,まず何がありますか。あなたの持っているのは,どんな種類ですか。
6 まず御自分の聖書をしらべてごらんなさい。目次を見ると,本の名前,どの頁にそれぞれの本があるかはすぐにわかります。同じ問題に関連した他の聖句を参照できるようにした引照付の聖書もあります。新世界訳聖書(英文)の最初の版には,脚注のほか,連鎖式の貴重な引照がついています。これは編集に何ヵ月もの研究を要するぼう大なものですが,読者の便宜のためにつけられました。新世界訳の最初の版によって創世記をみると,欄外に沢山の注があって聖句の理解に役立つことがわかります。たとえば創世記 1章16節の注aには,「『造る』,1,21,27節および2章3節における如く『創造する』ではない」とあります。これによって相違が明らかです。
7 聖句索引はなぜ役に立ちますか。あなたの索引にはどんな特色がありますか。
7 聖句索引を座右に備えておくと,聖句をさがすときに便利です。中心となる言葉たとえば「教える」という語だけを覚えている場合でも,たいてい聖書のうしろに付いている索引(これは英語の聖書の場合です)を見ると,この言葉を含む他の聖句がいくつもしるされています。あるいは平和という問題について知りたいとき,索引を使って「平和」という言葉をひくと,沢山の聖句が出ており,広い視野に立ってこの問題をしらべることができます。それぞれの索引には特色がありますから,それを生かして使うため,使い方の説明をよく読んで下さい。
役に立つ聖書の手引
8-10 エホバの証者の出版物がどのように役立つかを説明しなさい。これらの本を備えておくのはなぜですか。
8 エホバの証者の出版物は,勉強に役立つように作られています。「御心が地に成るように」(英文)の378頁には,「世界強国」の見出しの下に七つの世界強国の名前と,それに関連して参照すべき頁がしるされていますから,これをしらべることにより歴史および神の御目的という観点からの理解が得られます。「地獄の火」の教えについて知るには,「神を真とすべし」の索引によって97頁を見ると,この教えについて真実のことがしるされています。「すべての良いわざに備える」と題する本には,聖書のひとつひとつの本の内容,筆者,それぞれの本にはどの時代のことがしるされているか,聖書の言語などについてくわしく説明されているほか,各種のほん訳や聖書の言語構造の問題もとりあげられています。
9 これらの本には聖句索引がついています。たとえば「主にある者」と結婚すべしと述べたコリント前書 7章39節の意味を知りたいとき,「これは永遠の生命を意味する」の聖句索引を使ってこの本の149頁を開き,説明を読むことができます。毎年末に出る「ものみの塔出版物の索引」(英文)は聖句および題目の索引です。これを使ってコリント前書 7章39節をひくと,1960年および1961年の「ものみの塔」に,結婚に関する資料が沢山あることがわかります。
10 それぞれの本にある特色も見逃してはなりません。「新しい天と新しい地」の358頁にある年表には,キリスト前4025年のアダムの創造から1945年の国際連合成立に至るまでの主要な出来事の年代がしるされ,参照聖句も併記されて完璧なものになっています。「あなたはハルマゲドンを生き残って神の新しい世にはいれる」(英文)の367頁には,地上に永遠の生命を享ける生存者を描いた聖書の42の預言がしるされています。「御心が地に成るように」(英文)の365頁には,キリスト前607年から西暦1926年に至る期間の世界強国の年代表があります。「すべての事を確かめよ」は,70の主要な題目別に沢山の聖句を編集して集めた本です。また1961年版の新世界訳聖書(英文)には,地図,難しい聖句の説明その他の付録がついています。霊的な食事のコースとしてこれらの出版物を使うならば,十分の滋養が得られるでしょう。どの本に何があるかを知りなさい。自分の持っているいろいろな本の内容を知っておくべきです。
11 聖書辞典が事実をしらべるのに役立つのはなぜですか。しかし教義と預言については,なぜ全面的に信頼できませんか。
11 聖書辞典は,とかく調べるのを怠りがちな詳しい事を知るのに役立ちます。聖書自体はつきることのない,新しい事の源です。聖書には国の歴史,文明から日常生活,風習までおよそ何でも書かれていますが,何時もくわしい事まで書いてあるとは限りません。たとえば家の調度についてアモス書 3章12,15節,6章4節,エゼキエル書 27章15-24節,箴言 7章16,17節,31章21-24節をごらん下さい。聖書辞典の「家」の項を見ると,更にくわしいことがわかります。しかしひとつ注意していただきたいのは,これらの辞典の編者がいろいろな宗派の人であって,辞典により異なった意見を述べているという事です。教義また預言の分野になると,聖書辞典は信頼できる手引ではありません。教義また預言に関する知識を得るために信頼できる手引は,コリント前書 1章10節にかなうものです。「みな語ることを一つにし,お互の間に分争がないようにし,同じ心,同じ思いになって,堅く結び合っていてほしい」。(新口)
日毎に霊的な食物
12 日毎に知識を加えるために,何が準備されていますか。それはエホバの証者のためだけですか。
12 毎日の食事を欠かさないことがからだの健康を保つのと同じく,日毎に神の言葉を学ぶことから力が得られます。その日だけの力ではなく,すでに得た知識に加えてゆくことによって,キリスト・イエスの手本にならいつつ円熟と全き成長に進むことができるのです。英語とドイツ語で毎年出版されるエホバの証者の年鑑は,この日毎の必要をみたすためのものです。年鑑には一日ひとつの聖句と,それを説明した「ものみの塔」の節がのせられています。これは神に善意を持つ何十万人の人々によって利用されています。他の言語の場合には,「ものみの塔」に日々の聖句がのせられており,「ものみの塔」のどの号にその説明があるかもしるされています。
13-16 (イ)どうすればこれを最大限に利用できるかを説明しなさい。(ロ)毎日これを実行することからどんな益が得られると,聖書は,述べていますか。
13 これを利用するならば,実に多くのことを学べます。たとえば1962年9月23日の聖句はヘブル書6章1節の言葉,「完成を目ざして進もうではないか」でした。これは肉体のことではなく,クリスチャンとして知識,理解,良い性質,聖書を教える能力の面で霊的に成長することを指しています。
14 1961年9月15日号「ものみの塔」からとられたこの聖句の説明によると,人は何歳になっても学ぶ意志を持ち,心を若くしておくことができます。そしてクリスチャンの円熟を得るため何年にもわたって勉強をつづけることから得る益は大きなものです。簡単に言えば,どんなに年をとっても学ぶことができます。「円熟にむかって進歩する」と題するこの記事は,知識を活用し,知識に進むために役立つ事柄を述べています。
15 聖書のヘブル書 5章を読み,それにつづく6章の最初の1節になぜその言葉が述べられているかを考えてごらんなさい。またヘブル書 5章11-14節は,何時になっても学びつづけることの必要を述べているのに気づかれるでしょう。日々の聖句の出ている章全体を毎日読むことにすれば,毎年,聖書の3分の1を読むことになります。
16 6巻になった新世界訳聖書(英文)の連鎖式引照を使うと,日々の聖句に関連した他の聖句を読むことができ,理解を深めることができます。ヘブル書の最初の5章は,聞いたこと,学んだことに注意するという問題を採りあげています。円熟に成長するため,日毎に霊的な食物をとることは,箴言 8章32-34節によくまとめられています,「今わたしの言うことを聞け,わたしの道を守る者はさいわいである。教訓を聞いて,知恵を得よ,これを捨ててはならない。わたしの言うことを聞き,日々わたしの門のかたわらでうかがいわたしの戸口の柱のわきで待つ人はさいわいである」。(新口)
17 (イ)これらの手引の価値を認識する人は,何をしますか。(ロ)しかし知識を得るかぎは何ですか。
17 知識に進みつづけるかぎは,最も偉大な師
-