-
ものみの塔・聖書研究の助けものみの塔 1954 | 1月15日
-
-
に,直ぐ答えが出て来ますか? 研究の一番良いことは,再検討ということを記憶してください。
他の人と一緒に,『ものみの塔』を研究することは,非常に良いことです。他の人と一緒に研究しますと,さほどに心を集中することもなく,よろこびを増し,良く理解することが出来,そして会衆の『ものみの塔』の研究の時には,良く答えを述べることが出来ます。このことは,家族の者が考えるべきことでありましよう。
『ものみの塔』の会衆の研究? そうです。毎週,ヱホバの証者の1万4000の御国会館では1時間が割り当てられて居ります。大抵は,日曜日の午後か夜ですが,『ものみの塔』を用いて聖書を研究します。『ものみの塔』を一人だけ,または,家族の者と研究するだけでは十分でありません。他の人達が質問に答えるのを聞く時に,私達は多くの事を学びます。他の人達は,私達とは異つた,もつと正確な,もつと完全な理解を持つているかも知れません。そのような研究の際に,私達は助けを得るばかりではなく,他の人達を助ける事も出来ます。他の人達は,私達が与えるものを求めて居り,私達は,また,他の人達が与えるものを必要とします。クリスチャン会衆に属している人は,互いに『私は,あなたを必要としない』ということはありません。―コリント前 12:19-22。
聖書の知識と理解は光りと生命を意味します。その知識と理解を得るために,私達は助けが必要です。『ものみの塔』は非常に素晴らしい聖書研究の助けです。始めから終りまで注意深く読むことによつて,『ものみの塔』へ感謝を示しなさい。主要な記事を,個人的に,また家族の者と共に十二分に研究し,それから,会衆の研究へ共に規則的に行くことによつて,『ものみの塔』への感謝を示しなさい。その会衆の研究に於いて,私達は,更に助けを得るばかりでなく,私達は仲間のクリスチャン奉仕者を助けることが出来ます。
-
-
煉瓦工伝道を推進すものみの塔 1954 | 1月15日
-
-
煉瓦工伝道を推進す
宗教的頑迷によって支配されている,フインランドの東北地方では,ヱホバの証者達に対して多くの頑迷と偏見が示されて来ました。公立学校は偽りの宗教の強力な擁護者となり,ヱホバの証者達は公開聖書講演会を開催する目的では学校の講堂を借りることが出来ませんでした。最近開拓者として奉仕しているヱホバの証者の一人が,少くともこれらの学校の一つに関する限りこの問題を解決しました。
使徒ポーロですら他の人の重荷とならないために幕屋<テント>造りをしたほどですから,この奉仕者も煉瓦工をしています。ところが学校の講堂を借用したいと言うヱホバの証者達の願いを幾度も拒否していた学校からこの兄弟に仕事の注文がありました。そこでこの煉瓦積みの奉仕者は学校の講堂を聖書講演会に使用させて下さるのなら喜んで煉瓦を積んであげましようと返事をしたのです。
学校の理事達は会議を開いてこの事を討議した結果,結局若しその煉瓦工が神の御言葉を伝道したいと言うのであれば,彼等の宗教的伝統の名誉を保つためにもこの事を許可することが必要であると決定しました。そしてこの兄弟は講演の題を自分で選ぶことが出来ました。2週間の後,200の座席を有するこの講堂は「聖書は,我々の時代にとつて実際的か?」という題についてこの開拓者が話すのを聞く町の人々で一ぱいでした。講演が終了した時,或る来聴者は「この若い伝道者が同時に我々の学校の煉瓦工であるなんて! 考えもつきません」と言う尊敬に満ちた批評を述べて居りました。
-
-
大衆に受けられる側を取りますか?ものみの塔 1954 | 1月15日
-
-
大衆に受けられる側を取りますか?
宗教が政治に干渉を持ちますと,厄介なことになります。例として,143年前の例を取つてみましよう。カソリックの僧侶ミグエル・ヒダルゴ・コステイラはメキシコの独立戦争を指揮していました。メキシコはスペインから独立を得ようと欲していましたが,そのスペインは特にカソリックの国であり,(教職制度)カソリツクはスペインを味方しました。4人の司教はヒダルゴを強く非難し,宗教規則の中での一番罪の重い破門スイクウイス・スアデンテ・デイアポロを宣告し大僧正は司教を支持しました。
しかし,現在ではヒダルゴは国家的英雄であり,メキシコは今年,彼の誕生の第2回目の百年祭を祝つて居ります。その破門の禁令がまだ行われるかどうかについて,カソリックの当局は正式な発表を,余儀なくしなくてはなりません。カソリックの人々はこんな風に説明しようとしています。司教達は或る手続きを見逃していたから,破門は有効なものではなく,それに破門は実際には行われなかつたというのです。
-