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  • 病害に見舞われる英国の田園地帯
    目ざめよ! 1979 | 10月22日
    • ますか。もしそうだとすれば,どのようにして? 個人よりも公的な植林計画が各地で行なわれています。しかしこの場合,ニレではなく,ライムのような生長の早い樹木が植えられます。ある地域では,1975年までに,17万本以上の木が植えられましたが,その中にニレは一本もありませんでした。現在までのところ,ニレの悲劇を食い止めようとする対応策は,山火事に庭園用の散水ホースで立ち向かう程度の効果しか上げていません。

      政府が補助金を支給しているにもかかわらず,農夫や土地所有者の間には新たな木を植えるのを渋る傾向がありますが,それも無理のないことです。なぜでしょうか。現在の法律の定めるところによると,木を四本植えても,そのうちの三本は税金の形で実質的に政府のものになってしまうからです。そのため,1975年には,計画された再植林の企ての少なくとも90%が取り消されました。

      ロンドンにある,ものみの塔協会の支部事務所の敷地でも,樹木の病害の影響が見られます。敷地の中の木を30本近くも切り倒さなければなりませんでしたが,その中にはニレが多数含まれていました。また,ヤチヤナギも犠牲になりました。しかし最近,強力な再植林計画が進められてきました。一部でへいの代わりをする100本を超す針葉樹に加えて,敷地の全域に200本以上の木が植えられました。それには,キハダカンバ,アメリカスズカケノキ,ユーカリ樹,ナナカマド,カエデが含まれています。しかし,損なわれた景観を取り戻すには,かなりの時間を要するものと思われます。

      ここ何か月かの間に,生態学者は田園地帯の周辺でニレの古い根から吸根が伸びているのに気付き,胸をなでおろしています。これがしだいに生長して,均衡を回復する助けになるかもしれません。しかし現時点で,それが確実に生長すると断言するのは時期しょう早というものです。

      一方,オランダニレ病は依然として猛威をふるっています。コンスタブルやゲーンズボロ,ターナーといった画家の描いた昔の絵によってありありと目に浮かんでくる英国ののどかな田園地帯は,この植物病のせいで恐ろしいまでに損なわれてしまいました。かつての誇り高い樹木が葉を落としている姿は保護政策の失敗を告発しているかのようです。

  • 病気であるべき日とそうでない日
    目ざめよ! 1979 | 10月22日
    • 病気であるべき日とそうでない日

      ニュージャージー州の教師の欠勤率は民間企業の従業員と比べて三倍から四倍も高くなっています。そのため,公立の学校は代わりの教師を雇わねばならず,毎年幾百万㌦もの余分の出費を余儀なくされています。これは学生の学力の向上を妨げます。学生は,教師をまねてずる休みをするようになります。代わりの教師を雇うために,ニューアーク市では年間400万㌦(約8億円),ジャージーシティでは150万㌦(約3億円)が使われました。これらはいずれも,ニュージャージー・ベル電話会社の調査に基づくものです。奇妙なことに,いやそれほど奇妙ではないのかもしれませんが,「教師の休みは,月曜日,金曜日,祭日の前後,および春の最初の暖かい日に集中している。……欠勤者がゼロの日は月に二日あって,そのいずれも給料日だった」とのことです。

      病気の日は遊びの日であることが少なくないというこの証拠に憤慨したシラキュース大学の一関係者は,調査の結果を掲載した雑誌の投書欄に次のような手紙を送りました。「欠勤は対処機制の表われであろう。はっきりとしない,様々な形を取ることのある“病気”は,ぎすぎすした環境に対する個人の反応の一つの表現である。病気や欠勤は自己のからに閉じこもろうとする現象であって,職務怠慢とみなすべきではない」。別の人はこの説明に我慢がならず,次のような解決策を提案しました。「欠勤教師のために必要になる多額の費用をねん出するとても簡単な解決策がある。勤務日数に応じて賃金を支払えばよい」。

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