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あなたがたの足のため,まっすぐな道を作り続けなさいものみの塔 1969 | 6月1日
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下の風習や慣行に関する自分の考え方に限界を設けねばなりません。必要な警戒を怠れば,失敗は必至です。もしあなたの服装のスタイルが新世社会内の円熟した人々のものとあまりにも異なっているために,いつも評判になっているなら,自分自身の宣教と,あなたのことを見ている組織外の人々とに自分の身なりがどんな影響をもたらしているかを真剣に考えてください。なぜあえて自分に汚点をつけるのですか,あなたが得ているものは実際に価値のあるものですか。
16 わたしたちはなぜ自分の態度に関して得意になってはなりませんか。特に親はなぜ自分の足のためにまっすぐな道を作ることを決意すべきですか。
16 この世の考え方に心を寄せる人は,「自分は絶対にだいじょうぶだ」といつも自分に言い聞かせているかもしれません。しかしわたしたちは得意になったり,自分だけはだいじょうぶだと考えたりしてはなりません。油断しても失敗しないのはごくまれで,不幸な事態は何度となく起きています。両親のみなさん,自分自身と子供たちを見てください。あなたは服装や行動で正しい模範を示していますか。もしそうであれば,次に,あなたの責任の下にある子供をそうした模範に従わさせていますか。イエスは,わたしたちをこの世から連れ去ってほしいとはエホバに祈られませんでした。わたしたちが世の一部にならないようにと祈られたのです。聖書の原則とその適用の仕方をよく理解してください。そして原則を子供に教え,子供があなたの世話にゆだねられているかぎり,その足のためにまっすぐな道を作らせることに努めてください。エホバはご自分の預言者エゼキエルを通して次のように述べ,わたしたちのために自ら正しい模範を示されました。「汝らそのもろもろのとがを悔改めよ しからば悪汝らをつまづかせて滅すことなかるべし 汝らその行ひしもろもろの罪をすてさり 新しき心と新しき霊魂を起こすべし イスラエルの家よ 汝らなんぞ死べけんや 我は死者の死を好まざるなり されば悔て生よ 主エホバこれを言ふ」― エゼキエル 18:30-32。アモス 5:14。
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忙しい婦人を助けるものみの塔 1969 | 6月1日
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忙しい婦人を助ける
● スウェーデンでのこと,ある巡回区の監督の妻は友好的な態度を示した婦人に聖書の話をしたのち,その婦人に本を配布し,その本の勉強の仕方を簡単に示したいと申し出ました。しかし家の人は,翌日子供に必要な荷物を受け取りに行くため郵便局に急いで行かねばなりませんでした。そこでその婦人の奉仕者は自分の車に乗ることを勧めたところ,家の人は喜んで応じました。そして,郵便局で用事をすませてから,聖書研究が始まりました。わずか2か月後,その婦人は4人の子供を全部連れて集会に出席しはじめ,今では奉仕にも参加しています。その婦人の話によれば,夫は,ある日家を訪れたエホバの証人をどなり返しただけでなくそのあとを追って二階に行き,まわりの人々の面前で口汚くののしったとのことです。「そのときドアのうしろにいた私は,夫のそうした仕打ちを恥かしく思いましたが,今では私もエホバの証人として人々の家を訪問しております」とその婦人は述べました。
― エホバの証人の1969年度年鑑より
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