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    目ざめよ! 1980 | 6月22日
    • 輸血がシャガス病と肝炎の最大の媒体であることに疑問の余地はない。ブラジルの医療当局は,このことを,ブラジルが直面している最も重大な保健問題の一つとみている」。

      性病の新たな脅威

      ◆ 以前にはほとんど知られておらず,無視されていた非淋疾性尿道炎(NGU)が,「アメリカ,イギリスおよびその他の先進諸国において最も一般的な性病になっている」と,リーダーズ・ダイジェスト誌は伝えている。一年間に400万人から900万人の人がそれに感染すると言われており,この病気は「淋疾よりずっと速く,疫病のような勢いで広まっている」。クラミジア細菌によるものなので,その症状は淋疾に似ている。「これにかかった人は悲惨だ。若い女性の場合,母親になる見込みを奪われてしまう」と,全米疾患予防センター(CDC)の理事は語っている。また,同理事はこう付け加えている。「赤ん坊は分べんの時母親からそれを移される。また,生後8週間未満の子供が肺炎にかかるのは大抵この菌のためであると考えられている」。では,非淋疾性尿道炎にかからないようにすることはできるだろうか。ほかの性病の場合と同様,「互いに対して忠実な,道徳的に清い夫婦はNGUにかからない」と,CDCの別の職員は答えている。

      節約の結果

      ◆ エネルギー不足とその価格の高騰は,アメリカにおけるエネルギーの消費に著しい影響を与えた。「US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート」誌によれば,5年間に「工業生産は21%増加したが,その間に消費されたエネルギーは1%の増加を見たに過ぎない」。また,6年間に自動車類は2,500万台増えたのに対し,ガソリンの消費量は5%上昇したに過ぎなかった。

      教会はポルノ映画を押しつける?

      ◆ アメリカのメソジスト信徒理事会は,最近,性指導の目的で製作された10本の映画を特定の人々のために引き続き使用することを定めた。しかし,それに異議を唱える,理事会の一成員は次のように語った。「それらの映画は聖書に基づいておらず,[性指導の]討論会でもなかった。自慰行為をする男女を映し出し,また,男女双方の同性愛行為を映し出していた。10本の映画はいずれも,最初から最後までを,つまり衣服を脱ぐところから性的興奮の絶頂までを扱っていた」。その映画の大部分を製作した,サンフランシスコのメソジスト派の牧師テド・マッキルヴェンナは,映画を弁護して,これは「メソジスト派の牧師が撮影・演出したものである」と述べた。過去7年間に約7万8,000人がそのあけすけな映画を見たと言われている。

      監督教会の公式の出版部から発行された「セックス・アトラス」と題する本は,同教会の二人の僧職者により厳しく批判されている。二人は「その本が異常な性的耽溺を弁護しているように」感じている。その本の中で,二人が特に指摘しているのは,子供の性的ないたずらや獣姦を軽視しているように思える箇所である。いたずらをされた子供は,いたずらそのものより,やさしく親しみを込めて「いたずらした子供」に対して大人が示すヒステリーに悩まされるのではないか,とその本は述べている。また,将来,「我々の社会は人間と動物の性的接触にそれほど気を取られなくなるであろう。結局のところ,動物が害を受けたり虐待されたりしない限り,社会が干渉する必要はない」と語っている。この教会の出版部はそのような問題に対する神の見解を適切とはみなしていないようである。―出エジプト 22:19。

      “自分が第一”主義の悲劇

      ◆ アメリカのオハイオ州シンシナチで最近ロック音楽のコンサートが開かれたが,会場に入ろうとしたロック音楽のファン11人が踏み倒されて死亡しその他多数が負傷した。その原因の一部は座席の指定の仕方にあったとされている。座席の一部がいわゆる“早い者勝ちの席”になっていて,一番早い人つまり非常に攻撃的な人が最も良い席を取れるようにしてあった。この場合,全員が座れる十分の座席があったのだが,リバーフロント大劇場が開館すると,“自分が第一”の精神が支配的になってしまった。「身体傷害が加えられ,あたり一面人々が倒れていた」と消防署副署長のノーマン・ウェルズは語った。それにもかかわらず,ロックグループは演奏をした。ウェルズ副署長によれば,「別のパニックを作り出すより,演奏を行なわせるほうがよいと判断した」からである。

      経験が物を言う手術

      ◆ 「ニューイングランド医学ジャーナル」誌によると,危険度の高い外科手術を受ける患者は手術を施した経験の豊富な医師を探したほうがよい。2,000ほどの病院で行なわれた,84万件余りの手術を調査した結果,1,947人もの人は手術が下手だったために死亡した可能性があることが明らかになった。直視下心臓内手術・冠状動脈側管手術・血管手術が年間200件に満たない病院では,それらの手術をもっと多く行なう病院より死亡率が高い。一方,胆石の除去のような比較的簡単な手術の場合には,医師の経験の度合によって死亡率が影響されることはないようである。

      自動車が音の壁を破る

      ◆ 音の壁を破った最初の陸上の乗物は,12月半ばの走行で時速1,189㌔を記録したと言われている。その自動車は4万8,000馬力のロケットエンジンの力と8,000馬力のサイドワインダーミサイルエンジンの推進力で,アメリカのカリフォルニア州の,ある乾いた湖底を時速985㌔の速さで電光石火のごとく横断した。その運転者はハリウッドのスタントマンであった。

      日本のテレビ暴力

      ◆ 12分ごとに一件の殺人,6時間ごとに一件の強姦事件。これはこのほど東京のテレビ番組すべてを調べた一団体の調査結果である。21日間(午前6時から真夜中まで)調査を行ない,次の統計を得た。殺人,1,891件; 強姦,74件; 自殺,32件。他にも幾百件もの暴力犯罪や多数の盗難事件があった。高視聴率を競うあまり,テレビ局は性と暴力に満ちた場面を番組にますます多く取り入れようとしている,とテレビ番組を調査した団体は結論している。若い人々の脳裏にこうしたテレビの印象が深く残り,感情的な影響を受けることは論をまたないところである。お子さんはどんな番組を見ているだろうか。

      必死のウインク

      ◆ 米国,メリーランド州ボルチモアのバーで喧嘩があり,ある男が心臓の付近を刺された。病院の医師たちはなんとか命を救おうと努力したが,生命監視装置はついにその男の命が尽きことを示した。医師団はこの男の臨終を告げた。この宣告に驚いたのは当の“死んだ男”であった。耳は聞こえるのだが,話すことも,筋肉を動かすこともできず,自分がまだ生きていることを示せなかったのである。死体として運び去られるかに思えた時,一人の医師が驚いて声を上げた。「この死人はウインクしているぞ!」 医師たちはこの男の命を救うための努力に再び取り掛かり,それに成功した。その男はこう語った。「出血が多くて力が抜けてしまい,まぶたを動かすのがやっとでした。もうだめかと思いました。ウインクを始めた時には,医師たちは立ち去ろうとしていました」。

  • 聖書理解の助け ― 盲目
    目ざめよ! 1980 | 6月22日
    • 聖書理解の助け ― 盲目

      「知恵は主要なものである。知恵を得よ。自分の得るすべてのものをもって,悟りを得よ」― 箴 4:7,新。

      盲目。古代の近東地方において盲目はかなり一般的に見られた悩みであったようです。聖書の中に相当量の言及が見られますが,世俗文書,たとえばエジプトのエーベルス・パピルスなどもしばしば盲目にふれ,その種々の病状や徴候について述べるとともに,洗眼を指示し,当時使用された外科的器具類の名を挙げています。

      律法の規定した衛生水準によって,イスラエル人の間では,エジプトやアラビアの諸民の場合よりずっと眼病が少なかったはずです。ですから,それらの地方に今日見られる状態がそのまま聖書時代のイスラエルの有様を示しているとは言えません。今日,近東地方では何らかの眼病を患っている人の比率が相当に及び,失明している人も多くいます。その地方には,目やににたかるハエを追うのは“不運を招く”と見る人々もおり,幼児に対してもそのような見方をするため,これが高度に伝染性の眼病を広める一因ともなっています。性道徳に関する神の律法を破ることによって梅毒やりん病が広がり,それらの病気が失明の原因となり,また多くの先天的盲目を来たらせもします。結膜や目の粘膜は出生時に母体からの感染を受けるのです。

      魂には魂,目には目,歯には歯,手には手,足には足を要求したイスラエルの応報の律法は命の神聖さに重きを置くものでしたが,同時にそれは他の人に危害を及ぼすことのないよう細心の注意を払うべきことをイスラエル人に強く銘記させました。また,虚偽の証言をした者はそれによって無実の人に負わせたかもしれない処罰を身に受けることになっていましたから,法廷でする証言は正確で真実であるように心がけねばなりませんでした。(出エジプト 21:23,24。申命 19:18-21。レビ 24:19,20)もし主人が自分の奴隷の片目を失わせることがあれば,その主人は自分の片目を抜き取られるかわりに,その奴隷を自由にすることになっていました。(出エジプト 21:26)奴隷には働くことを要求し,反逆的であれば打ちたたくこともできましたが,それでも主人は過度に厳しい扱いをすることのないよう銘記させられていたのです。

      アッシリア人やバビロニア人は戦争で打ち負かした人々の目をくり抜くことを普通の習慣としていました。しゃく熱の鋼板を目に近づけたり,槍や焼き鉄で突き刺したりして失明させることもありました。剣や短剣が使用された場合もあるようです。サムソンはペリシテ人によって,ゼデキヤ王はネブカデネザルによって盲目にされました。(士師 16:21。列王下 25:7。エレミヤ 39:7)アンモニ人の王ナハシは,「あなた方の右目をことごとくえぐり取ることを条件に」ギレアデの都市ヤベシの降伏を受け入れると告げ,「それをイスラエルに対する辱めとする」と述べました。(サムエル前 11:2,新)ペルシャの法はある種の犯罪に対して視力を奪う処罰を課しました。

      聖書は老化もしくは老衰による盲目の例を幾つか記録しています。それは眼病のためではなく,『かすん』だり『くぼん』だりしてよく見えなくなった場合です。イサクはそのような事情でむしろふさわしい者,つまりヤコブに祝福を授けました。大祭司エリは98歳で死ぬしばらく前から視力を失いはじめていました。ヤラベアムの妻は老齢の預言者アヒヤの盲目に付け入ろうとしましたが,エホバがその陰謀をくじきました。(創世 27:1; サムエル前 3:2; 4:14-18,新。列王上 14:4,5)しかし,モーセについては,120歳の高齢に及んでも,「その目はかすんでいなかった」と記されています。―申命 34:7,新。

      エホバは目を造られた方であり,人を盲目にならせることもできます。(出エジプト 4:11)エホバはイスラエル国民に警告して,もし神の法令を退け,神との契約を破るなら,その国民に燃える熱病を来たらせ,それが彼らの視力を衰えさせるであろうと言われました。(レビ 26:15,16。申命 28:28)ソドムの邪悪な人々および呪術者エルマに対してエホバは一時的な盲目を臨ませました。(創世 19:11。使徒 13:11)タルソスのサウロは,イエスが「あたかも月足らずで生まれた者に対するかの

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