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  • 混乱した世界 ― それを変革することは可能ですか
    目ざめよ! 1976 | 10月22日
    • 的な利得を追求する実業家であったことに気付くようになります。米国の一有力雑誌は,その1975年9月号の中でこう報じています。「ごく普通の子供であれば,15歳になるまでに,テレビで1万3,000人が死ぬのを見る。今年,テレビのゴールデン・アワーに放映される番組すべてを見るとすれば,その子は一時間に八回の割で,殺人,殴打,強姦,追いはぎ,そして盗みなどを目撃することになる。四つの番組のうち,三つまでは暴力を呼び物にしている」。

      さらに若者たちが成長するにつれ,汚染物質によって地上の生命を危地に陥れているのは貪欲な商業主義者であり,核兵器貯蔵庫を建てて文明を危険にさらしているのは権力に飢えた指導者たちであることを悟るようになります。幸福で安全な将来の見込みを無惨にも台なしにしてきた体制を若者たちが憎むようになったからといって,彼らを責めることができますか。ノーベル賞を受けた科学者セントジェルジは若者たちがどう感じているかを理解し,こう説明しています。

      「彼らはすべてが虚偽であることに気付いている。大政党は利益や権力を求め,若者たちの体によって自らを肥やした軍隊は支配権を得ようとする……若者たちは,宗教が常に権力の側についているのを見ている。また,世界の子供たちの半数は,健全な精神と身体を築き上げるのに必要な食べ物も得られず,腹をすかせて床に就いているというのに,我々が核爆弾やミサイルを備積するために,幾千億㌦も費やしていることを知っている。そして,政治家の大半が本当に気遣っているのは自分たちの再選,つまり権力を保持することだけであり,そのために政治家が人々に提出する論法はごく簡単な論理によっても打ち砕かれるような代物であることも知っている」。

      そうです,今の世を腐敗した,残虐な世界と見る若者は少なくありません。そして,わたしたちはそれに同意せざるを得ないのではないでしょうか。しかし,こう言う人もいるかもしれません。『より良い世界を作ることは不可能ではない。それには政府の中から腐敗した,不道徳分子を粛清しなければならない。それは可能である』。しかし若者たちは,この混乱した世界を変革し,より良い新世界を作ることができますか。そうしようと努力することは,時間のむだですか。

  • 世界を変革することは可能か
    目ざめよ! 1976 | 10月22日
    • 世界を変革することは可能か

      より良い世界を築くことができると考えた人は少なくありません。そして,過去において若者たちがそのために熱心に努力したこともありました。例えば,1960年代には,体制を改革しようとする若い人々の努力がしばしば新聞紙上をにぎわしました。人種差別を行なう,不法で残虐な社会とみなしたものに対し,幾千幾万もの若者は一致結束して抗議しました。ところが,最近になって,体制を変革しようとするそうした努力は,事実上すべて影をひそめてしまいました。

      二年ほど前,世界で最も権力のある人々の不正行為が明るみに出ましたが,若者たちは憤りの声をほとんど上げませんでした。そのわずか数年前まで,改革をもたらすために若者たちの払ってい

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