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自分で始める商売目ざめよ! 1975 | 12月8日
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タイプする仕事も婦人に向いています。しかしこのような仕事をする場合,タイプするために預った資料に対して責任があることを忘れないでください。それで注意することが肝心です。新刊書の100ページ目から巻末までの,一部しかない原稿を犬がかみ破ってしまったという悲劇があります。だれでも,自分がその著者あるいはタイピストでなくてよかったと思うでしょう。
創意工夫と同時に慎重さが必要
自分で仕事を始めようとする際には,創意工夫と同時に慎重さが必要です。まず創意工夫について一言すれば,失業している人は自分に何ができるかを考えなければなりません。できることはさまざまあることを確信してください。すでに述べた仕事のほかにも,福音の全時間伝道者がしてきた仕事に次のようなものもあります。じゅうたんのクリーニング,理髪,化粧品の戸別販売,ピアノの調律,不用の植木を抜くこと,看護,溶接などです。
しかし慎重さも必要です。ひとつには,家でする仕事は,思ったよりも時間と努力を要します。
自分で仕事を始めることが有利と思われ,たとえ有意義であると思われても,どんな商売にせよ,それに性急に飛び込むことは避けなければなりません。次のような事を自問するのがよいでしょう。他の人の必要に応ずるどんな仕事を,自分はすることができるか。家で仕事をするとなれば,計画している仕事の場所として自分の家は適当だろうか。その種の営業を規制する,地域的な条例があるか。何かを作ることであれば,製品に対する需要の見とおしはどうか。この仕事は自分の家庭生活や家庭の静けさに影響があるだろうか。
何をすることに決めるにせよ,自分で仕事を始めるには創意が必要なことを悟るのはよいことです。もちろん,すべての人が欲しがるような新製品の発明家になる必要はありません。就職の機会を最大限に活用することが,おそらく先決問題でしょう。しかしあなたの地域でたいていの人が必要としているもので,しかもほとんど普及していないものを考えつくならば,それだけ成功の見込みは大きいでしょう。そうであれば自分で仕事を始めて成功する道に大きく歩を進めたことになります。
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発明者がテレビを評価する目ざめよ! 1975 | 12月8日
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発明者がテレビを評価する
テレビの発明者の一人である,ウラジミール・スヴォリキン博士は,最近,自分の作った物に対する失意を表明しました。彼は,「人々はテレビによって催眠術をかけられている」と述べ,さらに,「彼らは四六時中テレビを見ており,[テレビで]我々の社会は汚染されている」と述べました。そうした「汚染」の程度は,下記の事柄によって示されています。
● 英国では,全国的なクング・フの流行によって,かなりの数の幼い子供たちが『小さなやくざ』になりつつある,とAP通信は伝えています。なぜでしょうか。「子供たちはまだ幼いので,自分たちがテレビで見るものの意味を理解していない」と,ロンドンのある婦人校長は語りました。さらに同校長は,「実はこういった幼い子供たちが,運動場で殴り合いをしているのです」と述べました。
● 最近,アメリカの著名な心理学者で結婚生活の助言者をしているある人は,すべてのテレビを踏みつぶすことに賛成であると言明し,次のような警告のことばを述べました。「危険: テレビを見るのは,結婚生活にとって危険なものとなる」。彼は,テレビの見過ぎは夫婦を消極的にならせ,結婚生活から新鮮味を奪い,それと同時に,彼らが目にする暴力や無情さのために,夫婦の間に問題が起きる際,「互いに無感覚」になる,と述べています。
● デトロイトニュース紙によると,別の結婚問題相談家は,不倫な行為の増加を,「テレビに出てくる冗談やふざけた寸劇,ドラマを通して暗示されている結婚関係についての概念,つまり,配偶者のいない所で浮気するのは構わない,という概念を受け入れること」に結びつけています。
● 各政党の立候補者の長所を知る際に,テレビ放送はどの程度役立っているでしょうか。最近のある地方教育協議会で,オレゴン州立リード大学の学長は,テレビ放送は「自分の長所を誇張する立候補者」に最大の焦点を当てているに過ぎない,と述べました。
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