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青少年よ,この悪い世にあって行動に注意しなさいものみの塔 1961 | 12月15日
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して嬉しがるようなことがあってはなりません。
それで,あなたの行動に注意しなさい。いたずらをしてまわる子供たちのまねをしてはなりません。他の人に影響することだったら,イエス・キリストがたてたつぎの原則をいつもおぼえていなさい,「人々にしてほしいと,あなたがたの望むことを,人々にもそのとおりせよ」。(ルカ 6:31,新口)だれかに何かをしようとする場合,自分がそれをされたらいやだと思うなら,するのをよしなさい! そうしたいと思う気持ちを捨てなさい! 自分のことでうそを言われるのがいやなら,ほかの人について偽りを言わないで下さい。盗まれるのがいやなら,盗まないで下さい。イエスは,積極的な方法で語られました。それで,自分に良い事をしてもらいたかったら,他の人に良い事をしてあげなさい。ほかの若い人やおとなにしてもらいたいと思うことを,その人たちにもそうしてあげなさい。
公私の場所でのふるまい
あなたのふるまいに注意しなさい。男の子と女の子が連れだって出かけるというような習慣がある所では,公けの場所でふたりが肩をだきあっているのをよく見かけます。たいていふたりはまだ,婚約していません。たとえ婚約していても,公の場所で愛情をそのようにあらわすということは,適当ではありません。駅だとか,飛行場などにおける,愛情の簡単な表現となれば,話は別です。その場合は愛する者が,旅立つか到着した時だからです。しかし,たとえば公開講演会の席上で,男の子と女の子がお互いに腕をまわしてすわり,愛撫するようなことは,全くまちがったことです。ほかの人に親切ではありません。見ている人は,このようなおおっぴらな愛情の表現を見れば,注意がそらされます。当人の両親に対しても,また当人自身に対しても親切なことではありません。なぜなら,どちらにも非難めいた目が向けられるからです。人々は『あの子の両親は,公の場所でのふるまいについて教えたことがないのだろうか』といぶかることでしょう。多くの人は,このようなふるまいを恥ずべきことだと思っています。それで,若いふたりが非難されるだけでなくふたりが属しているクリスチャンの制度も非難されます。公の場所でも正しくふるまいなさい。この世のティーンエージャーのまねをしてはなりません。
あなたがた若い人々が,公の場所でのふるまいに注意するのと同様,人目につかぬ所でも注意しなくてはなりません。未婚の若い男女が,人目につかぬ所にいる時,行いをつつしむ必要があります。たとえば,激しい愛撫は,容易に情欲をかき立て不道徳なことに身をゆだねる結果になるでしょう。この世では淫行を,だれもがすることだからよいと見ていますが,神は淫行を非難し,淫行者を罰します。この世の青年が,自分たちのすることを自慢しているからといって,それがどうしたというのですか。その人たちのまねをしてはなりません。神の律法に反することを知っていながら,それを押しつけられてしてしまうというようなことがあってはなりません。
神に従うために勇気を持つ
大切なことは,思い切って何かができるかということではなくて,まわりの人々が神に従っていない時に神に従う勇気があるかということです。この世の青年にはその勇気がありません。「だれでもしているのだから」といって,おどかされると,引きずりこまれて悪いことをしています。この悪しき世のすべての者が,悪いことをしていたとしても,それがどうだというのですか。クリスチャンはこの世の一部になるべきではありません。神の御子は,御父に対する祈りの中で,真のクリスチャンにかんしてこう言いました,「わたしは彼らに御言を与えましたが,世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように,彼らも世のものではないからです」。(ヨハネ 17:14,新口)誘惑された時,神はどう思われるだろうかと自問しなさい。あなたはこの悪い世の女の子や男の子を喜ばそうとしているのではなく,神を喜ばそうとしているのです。それで,神がよしとされることをしなさい。それには勇気がいります。しかし勇気は,クリスチャンの持つべき特質です。
誘惑を避け,自分の行動にいっそうよく注意するために,この世の青年たちとの親しい交際を避けなさい。彼らのパーティーや集まりに行かなくてもよいのです。神への奉仕に関心がないこの世の青年は,真の楽しさや幸福をあなたに与えることができません。神の次の戒めに注意しなさい,「よこしまな者の道に,はいってはならない,悪しき者の道を歩んではならない。それを避けよ,通ってはならない,それを離れて進め。彼らは悪を行わなければ眠ることができず,人をつまずかせなければ,寝ることができず,不正のパンを食らい,暴虐の酒を飲むからである」。(箴言 4:14-17,新口)それでエホバを愛していない者と交際しないようにしなさい。
「主にある者とのみ」結婚する
神に仕え,神を愛している者と交際するようにしなさい。そうしないなら,多くの危険が待ちうけています。その危険のひとつは,エホバを愛さず,御心を行なうことに献身してない者と結婚することです。クリスチャンは「主にある者とのみ」,つまり他の献身したクリスチャンとのみ結婚すべきです。この神の戒めを破るなら,みじめな事柄がいろいろと生活に起きてきます。あなたの両親が献身したクリスチャンであるなら,適当な交際と結婚相手という点で神の御心を無視したために,どれほど多くの不幸が訪ずれたかという他の人の経験を見聞きされて,あなたに話されることでしょう。
あなたの両親は,この悪い世で多くの経験をされました。それらの経験から益を得なさい。自分は何でも知っていると思わないで下さい。知っているはずがありません。ティーンエージャーが結婚しても,求めている幸福が得られないと親が子供に言う時,それは根拠があってのことなのです。統計によると,ティーンエージャーの結婚が成功する率は一番低いのです。ティーンエージャーの結婚にくわしいひとりの医師は,次のように書いています,「19歳の時に同じ年の女の子と結婚した男を私は知っている。3年後には子供が生まれた。現在22歳の父親と母親は,夢からさめたように気がついた。ふたりはお互いに愛してはいない。もし子供がいないなら,離婚したいのだがと言っている。……早く結婚するならおとなの愛がどういうものかを,学ぶべき自由な時期が彼らの生涯からなくなってしまう。彼らはたわむれに結婚することがよくある。この早まった行動のゆえに,結婚前のいわゆる青年期後期の発展がはばまれてしまう……青年期と青年期後期の期間は結婚の準備期であるだけでなく,それ自体に価値がある。つまり,若い時の理想が,現実の攻撃にあって,ためされる時なのである……この期間は結婚しないでいる方がよいというのが私の意見である」。
それで,他のティーンエージャーが結婚するからといって,急いで結婚してはなりません。クリスチャンの結婚は重い責任をもたらします。あなたの両親の言うことをききなさい。あなたを助けようとしている両親や円熟したクリスチャンの意見を無視するようなことがあってはなりません。
神の御国奉仕に忙しくはげむことにより,自分の行動に注意しなさい。おとなの指導のもとに,他の子供たちと一緒に,奉仕しなさい。他の人に告げたくなるような奉仕の楽しい経験をたくさんして下さい。神の御心を行なって楽しい時を過ごしなさい。この悪い世はまもなくハルマゲドンで滅びてしまいます。それまでに非常に多くの仕事が行なわれねばなりません。それでこの世とこの世の悪い青少年にならってはなりません。神と神の証者であるクリスチャンにならいなさい。つねに,「主のわざを多くしなさい。主にあっては,あなたがたの働きがむだにならないことをあなたがたは知っている」。そうすればあなたの将来は,神の新しい世で喜びにみちたものになります。―コリント前 15:58,新世。
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忠実な奉仕者ものみの塔 1961 | 12月15日
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忠実な奉仕者
ものみの塔の予約運動が始まったときに入院していたひとりの姉妹は,それに参加することをのぞみました。それで,彼女は,以前に彼女から雑誌を定期的に取った人に手紙を書きました。その結果17人が予約をしました。―エホバの証者の年鑑(英文)より
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