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    神権宣教学校案内書
    • はいつでも次のように言えなくてはなりません。「あなたがすでに述べたことからすれば,この点はそうであるということがわかります」。土台が据えられていなければ,たいてい論点は論理的な脈絡からはずれたものとみなされるでしょう。何かが欠けているのです。

      15 資料を配列するさいには,内容からして当然相互に依存する部分を考慮し,その関係を見定め,次いで,それら各部を順序よく配列すべきでしょう。それはある点で,家を建てるのに似ています。最初に土台を据えずに壁を築く人はいません。また,壁を塗ってから配管工事をすることもないでしょう。話を組み立てるのも同様であるべきです。各部分は順番に配列され,おのおのあとに続くものに加えられ,次に来るもののために道を備えて,全体としてしっかりした,引き締まった話を作り上げるのにそれぞれ貢献すべきでしょう。話の中であなたが諸事実を提供する順序には,常にそれなりの理由があってしかるべきなのです。

      16-20. どうすれば,自分の話の資料は関連のあるものだけであるということを確かめられますか。

      16 関連のある資料だけを使う。あなたが用いる各論点は,その話にしっかり結びついているものでなければなりません。さもないと,それは関係のなさそうな事がらであって,話には合わないでしょう。それは関連のない資料,つまり当面の問題とは無関係な資料なのです。

      17 しかしながら,助言者は,一見,関係のなさそうな事がらが首尾よく話に結びつけられた場合,独断的にそれを関連のない事がらとはみなさないでしょう。話し手は特別の目的でそうした事がらを用いたのかもしれないのです。ですから,それが主題に合っており,話の一部を成すものであれば,また論理的な脈絡に基づいて紹介されるのであれば,助言者はそれを妥当とみなすでしょう。

      18 話を準備するさい,どうすれば,関連のない資料を手早く,また容易に見分けることができますか。項目別の筋書きがその効果を大いに発揮するのはここです。それは資料を分類するのに助けとなります。関係のある資料すべてをカード別に書き込んで使う方法,あるいはそれに類する他の方法を試みてください。次に,普通,そうした資料が提出されるさいの自然な順序と思われるところに従って,それらのカードを並べかえてください。これは,論題の取り上げ方を決めるのに役だつだけでなく,主題と関連のない事がらを見分けるのにも役だちます。話の脈絡に合わない点でも,もし,それが論議に必要であれば,その内容を調整して話に合うようにすべきです。しかし,それが不要な点であれば,主題に関連のない点として除外すべきでしょう。

      19 これで直ぐにわかるとおり,ある論点と話の関連性の有無を左右するのは,聴衆と話の目的を念頭において選定した,話の主題なのです。ある状況のもとでは,聴衆の持つ背景しだいで,話の目的を達成するのに肝要と思われる論点でも,聴衆が変わったり,主題が異なったりすれば,不必要もしくは全く関連のないものになりうるのです。

      20 こうした見地からすれば,割り当てられた資料をどの程度もれなく取り上げるべきでしょうか。単に,割り当てられた資料中のあらゆる点を取り扱おうとして,論理的で一貫した話の進め方を犠牲にすべきではありません。とはいえ,研究生の話はこの学校の取り決めの中で教訓的な話としての役割をもつものですから,実際に扱えるかぎり,できるだけ多くの資料を含められるような場面を選定するのが最善の方法です。それにしても,主題を発展させるのに肝要な,かぎとなる論点としての考えを省くことはできません。

      21. かぎとなる考えは省いてはなりません。このことはなぜ肝要ですか。

      21 かぎとなる考えを省かない。ある考えがかぎとなる考えかどうかは,どうしてわかりますか。それなしでは,話の目的を達成しえない場合,それは肝要な点と言えます。論理的で一貫した話の進め方の場合は特にそうです。たとえば,あなたの二階建ての家を建築した請負人が階段を作り忘れたとしたなら,どうしますか。それと同様で,ある肝要な論点が省かれるなら,話を論理的に,かつ一貫性をもたせて進めることはまずできないでしょう。その話には何かが欠けており,ある聴衆は困惑させられるでしょう。しかし,話が一貫しており,論理的に進められてゆくなら,そうした事態は生じません。

  • あなたの聴衆を納得させ,聴衆とともに推論しなさい
    神権宣教学校案内書
    • 研究 31

      あなたの聴衆を納得させ,聴衆とともに推論しなさい

      1,2. 納得させる論議とはなんですか。

      1 話をするさい,あなたは聴衆に聴いてもらいたいと思います。しかし,それがすべてではありません。同時に,自分の述べる論議を聴衆に

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