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あなたの答えを改善する神権宣教学校案内書
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して自分自身の口にはめよう」。(詩 39:1,2)特に,真のキリスト教が激しい反対を受けている土地では,『静かにしている時』と『話す時』とを識別する必要があります。―伝道 3:7。
18 エホバの証人が身につけている,質問に答える能力に関し,英国の一新聞はこう評しました。「証人の行なう事がらにはすべて,その背後に聖書的な理由がある。事実,彼らの基本的な信条の1つは,聖書全巻を文字どおり絶対の真理として認めることである。そして,彼らの別の強みは,この点にあると考えられよう。彼らはあらゆる質問に対して答えを提出できるのである」。神のみことばを用い,かつ信頼しているからこそ,わたしたちは,人々がいだいている,他の人を当惑させる種々の質問に答えることができるのです。誉れと栄誉のすべては神のものです。しかし,わたしたちの答えを改善すべく努力すれば,わたしたちはいっそうエホバに栄光を帰し,自分自身の喜びを増すとともに,他の人々を神との平和の道に導けます。
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野外宣教を改善するために宣教学校を活用する神権宣教学校案内書
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研究 19
野外宣教を改善するために宣教学校を活用する
1. わたしたちは研究生の話を準備する際,この学校のどんな目的を念頭におくべきですか。
1 神権宣教学校の主要な目的の1つは,野外宣教をいっそう効果的に行なえるよう,わたしたちを助けることです。自分の割り当てを準備する際,このことを念頭においてください。単に知識を得ることだけに関心を持つのではなく,野外宣教で伝道し,教えるのに,そうした知識をどのように用いられるかという点にも関心を持ってください。
2. どうすれば研究生の話の練習によって証言を行なえますか。
2 友だちや近所の人,学校の先生や家族内の未信者の成員その他,耳を傾ける人たちの前で自分の割り当ての話を実際に行なって,直接活用している人もいます。それは幾つかのことを成し遂げます。他の人の反応を見守れるので,話を調整して改善できます。また,貴重な資料が提供されていることに気づく相手の人は,聖書に対する関心を鼓舞されたり,宣教学校に出席するよう,そうした人を招待する道が開かれたりする場合もあります。こうして王国会館に案内された人は少なくありません。日本の一女性の証人は,ある教会員をわざわざ訪問して,宣教学校のプログラムの自分の割り当ての話を練習かたがた行ないました。それは,「神の民は『バビロン』から出るよう命じられている」という主題の話でした。その婦人は関心を示し,聖書研究に応じました。
3. この学校で聞くことを野外宣教で活用するよう,わたしたちを鼓舞する事がらを述べなさい。
3 野外奉仕の見地から考えなさい。宣教学校では,優れた豊富な知識を聞いて学べますが,その多くは野外宣教に直接用いうるものなのです。プログラムの中では,聖書を信ずる理由,教理上の質問に対する答え,聖書預言の成就,特定の聖句の説明,聖書の原則を日常生活にどのようにあてはめるかというような事がらが論じられます。こうした知識を野外奉仕で活用する機会を作り出すよう努力してください。そうした事がらに関してだれかが質問を持ち出すのを待つには及びません。適当であれば,あなたのほうから問題を持ち出してください。そうすれば,その知識を自分自身の思いに銘記でき,宣教でいっそう融通をきかせることができるようになるでしょう。
4. 聖書の用い方を改善する点で,この学校はわたしたちをどのように助けますか。
4 聖書を直接用いることは,わたしたちのわざの重要な要素を成しています。しかし,なかには,適当な聖句をすばやく引けない伝道者がいます。あなたも同じ問題を持っていますか。もし,そうであれば,この学校は,あなたが着実な進歩を遂げるのに助けとなります。どのようにして? それには,自分自身の聖書を用いて,宣教学校の各の話し手の話を聞いてください。話し手が聖句を読む際には,必ず自分の聖書を開いて,その聖句を見つけてください。再三再四,聖句を見つけるにつれて,あなたはそれらの聖句に精通し,それがどこにあるかをよく知るようになるでしょう。必要なのは練習です。そして,野外宣教に携わる時だけでなく,この学校に出席すれば,毎週そうした練習を積めるのです。同時に,話し手の皆が行なった研究の益にもあずかれます。話し手は,割り当てられた題目に関し,最も適確な聖句を選択しますから,その話を聞きながら,自分自身の宣教で用いたいと思う聖句のかぎとなる部分に傍線を引いてはどうですか。同時に,聖書の表紙の裏に主題といっしょにそれらの聖句を書き込むこともできます。こうすれば,この学校で学ぶ事がらを野外宣教で容易に用いられるようになるでしょう。
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