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終わりに至るまで勤勉に!王国宣教 1973 | 2月
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です。(コリント前 12:19-26)ですから,重要なのは,他の人がしていることを自分が行なえるかどうかではなくて,むしろ自分がどんな才能を持っているにしても,自分がまさしく持っている才能をエホバへの奉仕に活用することなのです。同時に,仲間の働き人の持っているりっぱな特質に注目してください。そうした人たちの愛や快く物事を行なう態度やその忍耐に対して感謝していることを,それらの人に述べてください。また,エホバの目に貴重なものとされているそうした人たちとともに奉仕できる特権に対してエホバに感謝してください。こうして,わたしたちはエホバにいっそう親しく引き寄せられ,そして終わりに至るまで引き続き同じ勤勉さを表わして行くことができるでしょう。それに,その終わりは今や何と近いのでしょう。
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宣教学校の提供する,さらに良い事がら王国宣教 1973 | 2月
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宣教学校の提供する,さらに良い事がら
1 1973年の神権宣教学校のプログラムの特色となっている新しい点にお気づきですか。筆記による復習が予定されている時を除いて,ほとんど毎週,聖書中の,あるいは現代の実生活の経験に基づく話が行われます。わたしたちが面するのと同様の問題を他の人がどのように克服して,エホバへの奉仕に喜びを見いだし続けたかについて聞くのは,どんなにか励みになるのではないでしょうか。
2 もしそのような新しい話をするよう指定されたなら,経験の中に示されている精神を捕えるように努め,それを生き生きと表現し,わたしたちが個人的にどのようにその益にあずかれるかを示してください。経験の中の細い点全部を取り扱う必要はありませんが,割り当てられた主題を発展させるのに用いる要点に注目してください。どの場合にも求められているわけではありませんが,現代の経験を扱う話の場合,適当な聖句を中心にして話を組み立てて見たいと思う人はそうすることができます。そうした経験を話すさい,あなたの補佐役の人も話に加わる機会を持てるよう,目ざとく機会を見つけてください。
3 1972年の予定からも思い出されるように,聖書朗読の割当ての資料はごく短いものでした。この点を生かした兄弟たちは,資料の価値をほんとうに強調できる,意味深い紹介のことばや結論を発展させるのに余分の時間を活用しました。また,朗読の途中でも,機会を活用して説明を加える注解を述べました。
4 今年もまた,朗読の割当ては比較的短いものになります。ですから,余分の時間を有効に用いて,意味を明らかにする有用な資料を提供したり,あるいは読まれている聖句がわたしたち個人個人にどのように益となるかを示したりするようお勧めします。ご存じのとおり,協会の出版物に載せられている索引や「ものみの塔出版物索引」(英文)などの助けを用いて調べると,多くのすぐれた点を見いだせます。
5 年若い人たちもまた,資料を調べることによって,割当ての話をいっそう有意義なものにすることができます。親や宣教学校の監督に話しかけて,どうすれば聖句の意味を簡潔に説明できるかについて提案を得てください。そして,話をするさいには,用いる聖句の実際的な適用の仕方を示し,またそれを自分のことばで述べてください。しかし,聴衆の中にいる経験を積んだ年長の人たちに助言をするような形の話にしないように注意してください。
6 学校の監督や助言を与える場合のある他の長老たちもまた,わたしたちがこの学校から最大の益を得られるよう助ける面で大いに貢献できます。話の特質に関する助言は有益ですが,必ずしも詳細な助言でなければならないというわけではありません。「案内書」にしるされている,研究生の話に対する助言に関する提案を適用した適切な二,三の所見を述べるだけで十分かもしれません。もちろん,必要であれば,研究生が改善を目ざして努力するのが有益と考えられる点については,いつでも個人的に助言を与えることができます。毎回,特定の点に関して「良」「改」あるいは「努」のどれがしるされたかを知らせる必要はありません。学校の監督は多くの場合,おのおのの研究生の話が終わった後に,所定の2分間の大半を用いて,話そのものの中で用いるよう割り当てられた資料の中のある顕著な点に注意を引くほうが,いっそう有益なことに気づくかもしれません。そのような事がらの実際的な価値に注意を引けば,聴衆はその点をいっそう深く銘記できるでしょう。それで,学校のための準備をするさい,学校の監督は,おのおのの割当ての資料の中から聴衆にとって特に有益と思われる点を一つ選んでおいて,もし研究生がその点を詳しく取り扱わなかったなら,それについて注解できるようにしておけば,司会をするのに役だつことがわかるでしょう。もし研究生がその点をよく取り扱ったなら,学校の監督がそれをもう一度取り上げる必要はありません。しかし,その点がどのようによく取り扱われたかについて簡単に感想を述べるなら,その点を聴衆の脳裏に銘記させるのに役だつでしょう。
7 わたしたちすべてがこの学校の各自の割当てのためによく準備するなら,出席者すべてがほんとうに,この学校の提供する多くの良い事がらから最大の益を刈り取ることになるでしょう。
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エホバへの奉仕に見いだす幸福王国宣教 1973 | 2月
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エホバへの奉仕に見いだす幸福
1 聖書の知識を実際に善用する人はほんとうに賢明な人です。しかも,「ものみの塔」誌やその同類の出版物を通して学んだすばらしい真理を他の人びとに伝えること以上にすぐれたその善用方法があるでしょうか。それは真に知恵の道であり,またそれは人を真の幸福に導く道です。―箴 3:13-18。
2 エホバへの奉仕に見いだす幸福は,わたしたちが他の人びととは異なった者であることを示しています。最近,ある宣教者が,数週間ごとに証言の行なわれている区域で雑誌のわざに携わっていました。ある家で,男の人が出てきて,そのように頻繁に訪問する証人たちの熱意をほめ,そして雑誌を予約させてもらえまいかと尋ねました。
3 神の意志を行なうという点でわたしたちが見いだしている幸福は,わたしたちの表情や話し方の暖かさ,わたしたちの熱意や勤勉さなどにも反映すべきでしょう。人びとはそのようなことに気づきます。わたしたちはまた,奉仕に携わって見いだす幸福を培うよう,仲間の伝道者を助けることができます。時には,新しい,あるいは経験の浅い伝道者は,予約があまり得られなかったり,雑誌をあまり配布できなかったりして多少がっかりする場合があるかもしれません。しかし,群れの証言のさい,開拓者や経験のある他の伝道者はほかの人たちを助けることができます。奉仕の務めの点で他の人を建て起こすよう助けて絶えず与えるのは,真のクリスチャン愛を示すことであり,それもまた幸福をもたらします。―使行 20:35。
4 雑誌を携えて奉仕するたいへん幸福な伝道者はたいてい,雑誌そのものに対する深い愛を培っている人たちです。雑誌に対してそれらの人たちのいだいている喜びや熱意が,人に雑誌を推奨するものとなるのです。そして,たとえ多くの人が雑誌を断わっても,落胆しません。それどころか,もっと熱心に勧めるよう努力します。多くの場合,雑誌の日の活動で雑誌を配布するには,短くて明るい証言をし,50円の寄付の額をはっきり述べるだけで十分です。
5 通常の証言のさい,わたしたちを快く迎え入れる人たちに対しては,もう少し時間をかけて予約について説明し,予約を勧めることができます。雑誌の内容をよく知っているなら,雑誌について熱意をこめて話すことができます。しかし,家の人が両方の,あるいは一方の雑誌の予約をさえしない場合でも,わたしたちはやはり,ポケット版の書籍と2冊の雑誌か,あるいは2冊の雑誌を同様の熱意をこめて提供できます。雑誌を用いる奉仕に心をこめて携わるなら,確かに自分自身と他の人たちに多大の幸福をもたらすことができます。―ガラテヤ 6:9。
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