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  • 神の国が治める人類の千年期 ― なぜ文字どおりのものですか
    ものみの塔 1967 | 4月15日
    • 24 (イ)1914年以来のできごとを見,先の異論に関連してどんな疑問がありますか。(ロ)ものみの塔協会の歴史は,努力が抑制されず,希望がさまされていないことをどう示していますか。

      24 このことばが出版されたのは1890年,つまり今から77年まえです。それでは1914年以来の世界についてはどうですか。それは「堕落の過程」をたどっていますか。キリストの到来以前に全世界の改宗をはかるキリスト教国の努力は無益でしたか。世界情勢の傾向はこれらに,『然り!』と答えます。しかし,人類を祝福する,キリストの文字どおりの千年統治を待ち望むクリスチャンの,伝道および宣教者活動は抑制され,その望みはさまされていますか。過去88年間の歴史がはっきりこれを否定します!「シオンのものみの塔」誌は1879年に創刊されました。そして1884年,ものみの塔聖書冊子協会は「聖書の研究」として知られる一連の本の発行を始めました。これは1巻から6巻まであり,当初,「千年期のあけぼの」と呼ばれました。二つの世界大戦を通じて迫害を経験したにもかかわらず,ペンシルバニアのものみの塔聖書冊子協会は,今日,全世界に95の支部を所有しています。そして,きたらんとするキリスト千年統治の福音を164の言語で宣明しています。その宣教者と伝道者は199の土地にいます。そして,御国伝道者の数は年毎に増加しています。

      25 (イ)オーガスチンはある時千年期について何と述べましたか。(ロ)現代の年代研究は人間の地上の存在について何を示していますか。

      25 15世紀前,ローマ・カトリックの「聖徒」オーガスチンは,6000年の歴史,および七日目の休息の期間としての1000年の「安息」について述べました。しかし,彼はこの見解を途中で捨てました。これまで幾世紀もの間,カトリックおよびプロテスタント信徒は,ジェームス・アッシャー大司教の作成した聖書年代表を採用してきました。この年表は最初の人アダムの創造をキリスト前4004年としており,これに従えば,人間存在の6000年はこの20世紀が終わる少し前,つまり西暦1996年に終わります。しかし聖書年代の最近の計算によれば,人類存在の6000年は1975年の後半に終わります。これは今世紀のさなかです。聖書の千年期はこれから将来にあり,年代的な計算と世界史上のでき事とから言うなら,それは近づいています。ローマ・カトリックの聖書注釈が言うごとく,それは今終わろうとしているのではありません。英語のドウエー訳聖書マーフィー版の中で,黙示録 20章1,2節はこうです。

      26,27 (イ)マーフィー版聖書の脚注は,いつサタンがつながれたとしていますか。(ロ)また,千年期はいつであり,殉教した聖徒はその間に何をするとしていますか,

      26 「そしてわたしは,一人の御使いが底のない穴のかぎと,大きな鎖を手にもって,天からおりて来るのを見た。そして彼は悪魔であり,サタンである龍,古いへびを捕え,千年の間つないだ」。

      27 「つないだ」ということばについての脚注はこうです。「サタンの力はキリストの受難によって非常に制限されるようになった」。また,「千年の間」ということばに関する脚注はこうです。「つまり,新約聖書の全時代をさす。しかし特に『バビロン』もしくは異教ローマの滅亡から,世の終わり近くにある,『ゴグ』と『マゴグ』の教会に対する新しい努力の時までをさす。その間,殉教者と聖徒の魂は『第一の復活』にあずかり,天のキリストと共に生きて統治する。これは魂の栄光の命への復活であり,『第二の復活』は,全体的な裁きの日にある,からだの復活である」― バルチモア(メリーランド州)版。

      28 「異教ローマ」の消滅以来どれだけの時がたっていますか。サタンが底のない穴にいるかどうかについて歴史の事実は何を示していますか。

      28 しかし,「異教ローマ」が5世紀に法王制度下のローマとなって以来すでに1000年以上が経過しています。そして歴史の事実は,悪魔サタンがこれまでつながれ,底なき所に入れられていたということを否定しています。黙示録 20章3節(ドウエー訳)はこう予告しています。「そして彼[天からの御使い]はこの者を底のない穴に投げ込んで閉じこめ,その上に封印をし,千年が終わるまでもはや諸国民を惑わすことがないようにした。そしてその後,この者は少しの間とき放たれる」。

      29 黙示録はハルマゲドンの戦いをどこに位置づけていますか。それに関連し,龍,悪魔サタンがすでにつながれ,底のない穴にいるかどうかを何が示していますか。

      29 黙示録は,サタンがつながれ,底のない穴もしくは底なき所に投げ込まれる以前に,ハルマゲドンの戦いが起きることを明示しています。聖書の記述によれば,龍,悪魔サタンの口から出る汚れた霊は,獣や偽預言者の口から出る汚れた霊と共に働き,全地の王をハルマゲドンで行なわれる全能の神の大いなる日の戦いのために集めます。したがって悪魔サタンは,諸国民をハルマゲドンの戦場に集めることに直接参加するのです。ここにあげた三つの源から出る三つの悪霊の霊が地上の支配者に働いているのは今です。著名な人々がすでに何度も警告しているとおり,地上の支配者とその軍勢は今ハルマゲドンに向かって行進しています。そして悪魔サタンの口から出る汚れた霊は地上の支配者とその軍勢をハルマゲドンに集めることに加わっているのです。したがって,今諸国民を惑わしている龍,悪魔サタンがつながれ,底のない穴にとじ込められているはずはありません。―黙示 16:13-16,ドウエー訳。

      30 (イ)サタンの地上の政治上の手先きに関するどんなことは,サタンがまだ穴に封じられていないことを示していますか。(ロ)ハルマゲドンにおいて,それら政治上の手先きはどうなりますか。サタンがそこに加わるのはいつですか。

      30 そうです,悪魔サタンをつなぎ,底のない穴に1000年間とじ込めることはまだ起きていません。象徴的な「獣」と「偽預言者」はまだ地上にいます。同じように悪魔サタンは地の近くにおり,「獣」と「偽預言者」を手先きとして,地上の王とその軍勢を全能の神の大いなる日の戦いによる滅亡に集めています。黙示録 19章は神の大いなる日に行なわれるハルマゲドンの戦いについて述べ,それがサタンをつないで底のない穴に投げ込むことのすぐ前に行なわれることを示しています。このきたらんとする戦いにおいて,「獣」と「偽預言者」は象徴的な火といおうの池に投げ込まれて,滅ぼされます。そして悪魔サタンは,全人類に対するキリストの千年統治が終わった時はじめて,そこに加えられます。―黙示 19:11–20:3,7-10,ドウエー訳。

      31 それで,キリストの千年統治はこれから将来であると言えるのはなぜですか。今日,それに関して,どんなすばらしい事実がありますか。

      31 それで,ハルマゲドンの戦いがこれから将来のものであるごとく,サタンをつないで底のない穴に投げ込むこともこれから将来に起こります。これらの事柄はハルマゲドンの戦いの次に起こるからです。そしてこの点から見ても,キリストの千年統治はこれから将来のものでなければなりません。キリストの千年統治は,サタンを底のない穴に投げ込んだあとに始まり,サタンがそこにとじ込められる1000年の間つづくからです。こうして,オーガスチンおよび他のキリスト教国宗教指導者の,千年期を否定する教えのまちがいは再び明らかになります。わたしたちはキリストの文字どおりの千年統治をこれから迎えねばなりません。そしてすばらしい事実を言えば,それは今非常に近いのであり,わたしたちに救いをもたらそうとしているのです。

  • 人類千年期の益
    ものみの塔 1967 | 4月15日
    • 人類千年期の益

      1 (イ)ハルマゲドンの戦いによって地上が人の住まない所となるかどうかについて,聖書は何を示していますか。(ロ)千年期の間,キリストの支配を最初に受けるのはだれですか。

      大いなるバビロンの滅びとハルマゲドンの戦いは,人類の絶滅を意味していますか。これらの事によって全地は人の住まない所となりますか。14万4000人から成るキリストの忠実な会衆の残れる者さえ,全能の神の保護の力の立証として,地上に残されないのですか。これに対する答えとして,聖書は,これら天の御国相続者の残れる者が,地上での死,およびその後の復活と天での栄化に先だつ地上での奉仕のため,ハルマゲドンの戦いを生き残ることを明示しています。また,献身し,バプテスマを受けたクリスチャンの「大ぜいの群衆」も,彼らと共に生き残ります。この「大ぜいの群衆」は人類の祝福のために行なわれるキリストの統治を地上で最初に受ける民となります。民がいなければどんな国ができますか。―箴言 14:28。

      2 この「大ぜいの群衆」を構成するのはだれですか。彼らが「大きな患難をとおってきた」という黙示録 7章14節はどういう意味ですか。

      2 ハルマゲドンの戦いと,底なき所へのサタンの監禁の時を生き残る者がいることを示しているのは,ほかならぬ黙示録です。黙示録 7章は,これら生き残る人々が,イエス・キリストと共に王になる,14万4000人の霊的イスラエル人とは別であることを明瞭にしています。彼らは国際的な「大ぜいの群衆」であり,神とキリストの民であることを自ら認めています。黙示録 7章14節は,「彼らは大きな患難をとおってきた」と述べています。これは単に,彼らがこの事物の制度を終わらせる「大きな患難」の時代に,神とそのキリストを支持して出て来るという意味ではありません。彼らが神の保護の下にその患難を生き残り,その後地上にもたらされる新しい事物の制度にはいることをも意味しています。彼らは霊の宮で神に仕えて神を崇拝し,羊飼いに対するごとく小羊イエス・キリストに従います。そしてキリストは彼らを命の水に導かれます。―黙示 7:9-17。

      3 マタイによる福音書 24章21,22,37-39節で,イエスはハルマゲドンに生き残る者がいることをどのように明示されましたか。

      3 この事物の制度の終わりに関する預言の中で,「よい羊飼」イエス・キリストは,「大きな患難」に生残者がいることを示して言われました。「その時には,世の初めから現在に至るまで,かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。もしその期間が縮められないなら,救われる者はひとりもないであろう。しかし,選民のためには,その期間が縮められるであろう」。そして,ご自分の見えない再臨の日がノアの日のようであるとも言われたイエスは,大きな患難に生き残る者がいることをさらにはっきり示されたのです。当時の不敬虔な世界が洪水で滅びた時,ノアとその家族7人は生きのびたからです。(マタイ 24:21,22,37-39)洪水ののち,箱船から清められた地に出てきたノアとその家族に対し,神は彼らのなすべきことを告げられました。(創世 9:1-17)大きな患難の生残者も,新しく時にかなった指示を必要とするでしょう。

      4 どんな事態は,キリストが介入し,ハルマゲドンの戦いの生残者を支配し始めるのに適当ですか。

      4 大いなるバビロンが滅び,ハルマゲドンの戦いで地上の王とその軍勢および支持者が滅びる時,今日顕著な人々の中には生き残らない者もいるでしょう。偽りの宗教のバビロン的な世界帝国の宗教支配者,および神とキリストの天の国に敵して戦う政治ならびに軍事支配者は生き残りません。(黙示 17:14; 19:19-21)そののち,「この世の君」であり,「この事物の制度の神」であるサタンは底なき所にとじこめられ,もはや人類に触れることを許されません。(ヨハネ 12:31; 14:30。コリント第二 4:4,新世訳)これはイエス・キリストが介入し,地上に生き残る人々の必要にこたえて,新しい,正義の完全な政府を始められるのに最適の事態です。

      5 黙示録 20章4-6節はこの必要な政府について何と述べていますか。

      5 黙示録 20章は,サタンを底のない穴に1000年間投げ込むことを描いたのち,この必要な政府について使徒ヨハネのことばをこう続けています。「また見ていると,かず多くの座があり,その上に人々がすわっていた。そして,彼らにさばきの権が与えられていた。また,イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり,また,獣をもその像をも拝まず,その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって,キリストと共に千年の間,支配した。(それ以外の死人は,千年の期間が終るまで生きかえらなかった)これが第一の復活である。この第一の復活にあずかる者は,さいわいな者であり,また聖なる者である。この人たちに対しては,第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり,キリストと共に千年の間,支配する」― 黙示 20:4-6。

      6 「第一の復活」とは何ですか。それはいつありますか。なぜ?

      6 このことばにある「第一の復活」は象徴的な復活,つまり,ローマ・カトリック教父オーガスチンが「デ シビテイト デイ」(1ページ,14節参照)の中で言うような,バプテスマによるクリスチャンの霊的な生まれかわりではありません。これはそこに述べられる,さいわいで,聖なる者たちの文字どおりの復活です。それは,イエスが言われたとおり「終わりの日」,つまり見えないさまでなされるイエスの再臨の時に起こります。これら死んでいた聖なる者はこの時イエスの声を聞いて生きかえり,キリストと共に天の御国で支配を始めます。(ヨハネ 5:28,29)彼らが,イエスのあかしをし,神のことばを伝えたために処刑されたのは,明らかに水のバプテスマのあとです。「獣」とその「像」を拝むかどうか,また獣やその像の刻印を額や手に受けるかどうかについて彼らが試みられたのは,明らかに水のバプテスマ以前ではありません。この試練はバプテスマのあとにありました。

      7 (イ)この復活が「第一」と呼ばれるのはなぜですか。(ロ)これにあずかる者はそのような復活にふさわしいことをどのように示しますか。

      7 これを「第一の復活」と呼ぶのは,『千年の期間が終わるまで生きかえらない』とされる,「それ以外の死人」の復活と区別するためです。それで,さいわいで,聖なる者たちの復活は時間と重要さの点で「第一」です。これらの人々に対し,「第二の死はなんの力もない」のです。死からの復活の時,彼らは不朽性と共に,不死また不滅性を与えられます。使徒パウロがコリント人への第一の

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