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  • あなたの時間はどうなっていますか
    目ざめよ! 1980 | 12月8日
    • などと考えて自分を欺いてはなりません。所有者として財産税を支払わねばならずそれは家のローンを返済し終えた後にも支払ってゆくものです。大抵の家屋は3年ないし5年ごとにペンキを塗り替える必要があります。15年もすれば新しい屋根が必要になります。炉を定期的に清掃すること,シロアリを駆除することも必要です。下水のトラブルは珍しくありません。しかも,これはまだまだ序の口です。家を持っている人の大半は,家に関してはいつもごたごたがあって,時間やお金がどんどん奪われてしまう,ということをすぐに認めるでしょう。

      このすべてを検討した上でも,自分にとっては家を持つことが最善だという結論に達するかもしれません。しかし,どれほどの大きさの家ですか。現在は脇に追いやられがちな事柄を追い求めるために,もっと時間が欲しいと本当に思っているのであれば,その点を考えてみなければなりません。見栄を張って大きな家に移り住むなら,家そのものの代価だけでなく,それを清潔に,また良い状態に保っておくのに必要とされる時間という面でも,高い代価を払うことになります。また,子供を持つ人の多くは,子供が育ってしまったら,もう大きな家はいらないということを悟っています。そうした人々は,家事の量や維持費が少なくてすみ,他の事柄を追い求める時間が多くなるよう,もっとつつましい家に引っ越します。

      見過ごされがちな別の要素は次の点です。

      買った物を使うのにも時間がかかる

      新しいテレビを買うことを考えているとしましょう。食事を除くと,アメリカ人の余暇の活動のトップはテレビを見ることで,自由時間の45%を占めています。そして,この問題を抱えているのはアメリカ人だけではありません。テレビを見ている時間が長すぎるとすでに感じておられるかもしれませんが,自分で記録をつけている人は例外として,テレビにどれほどの時間を費やしているかを本当に理解している人はほとんどいないはずです。試しに記録をつけてみるとよいでしょう。

      自由な時間がもっと欲しいという,だれしもが持つ願いを抱いておられるなら,まずテレビから始めるとよいでしょう。テレビの差し込みを抜くだけで,ほかの事をするための時間が毎週20時間以上ころがり込んできます。仕事に費やす時間のほぼ半分に匹敵する余分の時間ができるのです。

      今ではテレビなしで生活しようという人はほとんどいません。米国では,屋内配管のある家よりテレビのある家のほうが多い(98%)ことからもよく分かります。しかし,テレビを制御し,それが自分や家族に及ぼす影響を最小限にとどめる簡単な方法があります。多くの家庭で有益と考えられているのは,翌週のテレビ番組を調べ,どの番組を見るかを家族で決めることです。その決定につき従えば,家族全員がほかの事のための時間をもっと持てるようになります。

      この同じ原則が他の所有物にも当てはまるのは言うまでもありません。それを使うには時間がかかります。ですから,物を買う前に,その新しい所有物を使いこなすのにどれほど時間が必要とされるか考えるようにします。その時間はどこから来るのでしょうか。そのような時間の使い方を本当に望んでおられますか。

      フランクリンの語ったように,『生きることは時間から成っている』ことを忘れてはなりません。日夜働いて自分の時間すべてをお金に換えてしまうなら,その人の生活の質は惨めなものになってしまいます。物質の所有物に時間を取られすぎるなら,浅薄な人間になり,仲間との人間関係や霊的に価値ある物に対する認識は損なわれます。一方,真に重要な事柄のために時間をきちんと取っておく人の人生は一層意義深いものになり,その人はより大きな幸福を味わいます。

  • より多くの時間を見いだした人々
    目ざめよ! 1980 | 12月8日
    • より多くの時間を見いだした人々

      聖書の述べるように,「人の命はその所有している物からは生じない」ということを得心している人々がいます。(ルカ 12:15)その人たちの多くは,金もうけのための時間を減らし,家族のため,また霊的に価値ある事柄を追い求めるためにより多くの時間を捧げられるなら,毎日の生活がより楽しく,はるかに満足のゆくものになることを,経験から学びました。

      チャールズは学校の教師で,長年にわたって米国史を教えてきましたが,その仕事のために神経が参ってしまうようになりました。年が替わるごとに,前年よりも手に負えないクラスを相手にしなくてはいけないように思えたからです。さらに,妻や息子や年老いた母親ともっと多くの時間を過ごせるように,またほかの事柄をする時間も作れるようになりたいと思いました。そこでどんな決定を下したでしょうか。望み通りのスケジュールを組めるようにするため,教職を辞し,スクールバスを運転する仕事に就いたのです。調整しなければならない点はありましたが,得られた時間はその代価を補って余りあるものと思えました。

      サムは,米国イリノイ州シカゴの特殊な印刷所に勤める優れた工員でした。サムは上司から所長に推されましたが,給料が上がるにもかかわらず,それを断わりました。責任が重くなれば必ず残業をしなければならず,それがとりわけ家族と共に過ごす時間に食い込むことを知っていたのです。所長の椅子を辞退したおかげで,サムは自分で時間を調整できるような別の仕事を会社で与えられたとき,その仕事に就くことができました。

      ビルは米国ノースカロライナ州グリーンズバロに住む電気技師で,商売を拡張するようにとの誘惑に絶えずさらされ,当人の言う,「商売を小規模に保つための果てしない闘い」をしています。自分の時間は自分のものだという事実が気に入っているのです。頭痛の種は比較的少なく,書類も最小限ですみます。大きな家を買って借金を抱える代わりに,ビルはつつましいトレーラーからスタートし,長年にわたってそれを拡張し,壁を外に広げて,そのトレーラーを徐々に美しい家へ変えてゆきました。ビルはこう語っています。「こうした仕方で家を建てたので,多額の借金をすることは一度もありませんでした。それに趣味に事欠くことはありませんでした。家を建てながら,いつも何かしら学ぶことがありました。また,家族がなおざりにされることも決してありませんでした。むしろ,家を建てたおかげで,一家の絆は強められました」。

      マイクはワシントン特別区で造園業を営んでおり,「たくさんの仕事を断わらねばならない」ことを認めています。しかし,さらにこう述べています。「そうするだけの価値はあります。心の平安を大切にしているのです。この仕事なら,1週間に七日働くことは容易です。仕事がなくなることはありません。でも,私は普通1週間に三日ほどしか働きません。そのため,私も妻も,自分たちにとって重要な事柄をする時間をずっと多く取れるのです」。

      日本のある青年は雇い主の娘と結婚し,家業,つまり従業員300人の工場を経営するための訓練を受けていました。そのような立場が自分の家庭生活と宗教生活に及ぼす悪影響について考えた末,青年は経営者になるようにとの申し出を辞退し,単にその会社の従業員としてとどまらせて欲しいと願い出ました。その結果,この青年にとって真に重要な事をするための時間が増えました。

      これらは,時間のほうがお金や名声や物質の所有物などよりも重要であるとの結論に達した人々のほんの数例にすぎません。この人たちは,自分の健康のため,家族のため,人生の真の目的について聖書の述べる事柄を学ぶよう他の人々を助けるために時間を用いる方が大切だと考えました。そのうちの一人として,自分の下した決定を悔いてはいません。

      統計の示すところによると,こうした人々は現状においても他の人よりも長生きし,当人たちの話によると以前よりも幸福な生活を送っています。賢明なソロモン王がかつて述べたとおりです。「金が身の守りであるのと同じく知恵は身の守りだからである。しかし,知識の利点は,知恵がそれを所有する者たちを生かすことである」― 伝道 7:12,新。

      知恵は命をどれほど長らえさせますか。あなたが考えているより長いかもしれないのです。

  • どれほど時間があればよいと思いますか
    目ざめよ! 1980 | 12月8日
    • どれほど時間があればよいと思いますか

      好むと好まざるとにかかわらず,どんな人の場合も,時は尽きつつあります。現在の水準によれば,西欧諸国に生まれた人は平均して2万6,000日の生涯を見込むことができます。それは決して長くはありません。もしその1日を1㌦(約240円)と数えるとしたら,ほとんどどの地域でも,寝室が三つある家は買えないでしょう。学校を出て,社会人としての一歩を踏み出す用意の整った時には,1万8,000日ほど残っています。40歳に達した時には,1万1,000日しか残っていません。それは銀行に預けておくわけにはゆかず,死に際してはどれだけお金を積んでもその日々を買い戻すことはできません。

      大抵の人は,自分の命の短いことを考えないようにします。「考えたところでどうなる。結局,どうしようもないじゃないか」という理屈をつけるのです。しかし,打つ手はあります。

      できる事がある

      今,自分の時間を賢明に用いれば,人生は2万6,000日よりはるかに長くなります。実際,2万6,000年以上生きることも可能なのです。

      不可能だ,と思われますか。どうして不可能なことがあるでしょうか。科学者たちは,人体には現在の人間よりもはるかに長く生きるための機能が備わっていることを認めています。サタデー・レビュー誌の一記事は,脳とそれに関連する体の機能について次のように述べています。「我々が自分たちの本当の能力のごく一部しか用いていないことは依然として明らかである。自然を研究すると,様々な体系は目一杯活用されるように造られていることが分かる。活用されていない人間の能力すべての目的はどこにあるのだろうか」。人間の脳の収容能力について,生化学者アイザック・アシモフはこう述べています。脳は,「人間が普通

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