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時間がありますかものみの塔 1959 | 5月1日
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として見てごらんなさい。重大な歴史であるニュースを知るようにして行きなさい。しかし,新聞面を賑わしている多くの記事は,ほとんどそのようなものではありません。
くつろぐということを,すでに適度にしている人々,又は最小限にしている人々は,別の面すなわち待つ時間を調べるべきです。待つ時間は,平均して3年と言われていますが,それよりも長いかもしれません。自分の時間の使用を注意深く記録したひとりのスイス人は,80年の生涯中に5年以上をぐづぐづした人を待つのに浪費したと知りました。
多くの場合,待つている間にかなりの時間を自分の意のままに使うことができるものです。散髪を待つ時間,医者や歯医者に診てもらう前に待つこと,配偶者を待つこと,汽車を待つこと,飛行機やバスを待つこと,そして汽車,飛行機そしてバスに乗つている間に待つことです。このような待つている時間中,あなたのしたいと思うもの,又はしなければならぬものを研究することができます。自分の霊的な生命を改善する手助けとなる出版物を読む多くの機会を考えてごらんなさい! 神の言葉を読んで,その部分について思いめぐらす多くの機会を考えなさい!
待つ時間を賢明に用いるために,準備をしていなければなりません。或る人々にとつては,ポケット型の聖書は便利なものでしよう。自動車を持つている人なら,待つ時間中に読む読みものを容易にそろえておくことができるでしよう。
時間を得る別の方法は,あなたの計画を変更することです。或る人々は,すこしの睡眠をとるだけでも大丈夫やつて行けます。そういう人は,いつもより30分か1時間早く起きることができるでしよう。こうすれば神の言葉を読むための貴重な時間が得られます。
時間を得るために,あなたの時間を組織して時間をつくりなさい。しかし,時間の計画を立てる場合,その計画が厳格なもので,1日とか1週間にその通りにできないときはがつかりして気がめいるというようなものであつてはなりません。計画は合理的なものであるべきです。計画は,生活の重要な事柄を考慮すべきです。『あなたとあなたの働く方法』(英文)という本の中で,モーガン・デイー・バーメンターは,日または週について時間を計画するとき,三つのちがつた型の活動を記載するようすいせんしています。(1)どうしてもしなければならぬ事柄,(2)したいと思う事柄,(3)もし時間があるならする事柄。
1週間の最初にせよ,又は1日の最初にせよ,しとげようと思うことが何であるかをはつきり頭に入れて行い始めるなら,計画なしで始めるよりも多くのことを達成することができます。経営顧問として広く知られているハリー・シモンズは,次のように語つています,『あなたの時間はみな組織的にされるべきである。さもなければ,多くの時間は浪費されるだろう! あなたの研究の時間や働く時間そしてひまな時間も,その多くは浪費されるだろう。明確な予定なしで研究のプログラムをつくつても,多くの事柄は達成されない。一つの事柄を研究する唯一つの方法は,規則正しい計画に従つて行うことである。一時にひとつの事柄を採りあげなさい。毎日または一日おきに定めた時間に対する計画を立てなさい。そしてその予定通りにしなさい。このようにして達成できる事柄にびつくりするでしよう。』
最初の項目,すなわち人がしなければならぬという事柄については,賢明な人は自分の霊的な生命に関する事柄をいたします。求め得た時間の一番良い使用方法は,創造者のみこころを行うことです。この古い世は,間もない中に神のハルマゲドンの戦争で終つてしまうのですから,時間は生命です。時間をつぶしている人々は,間もない中にそのようなことをする時間を持たないでしよう。時間を賢明に用いる人々は,創造者に奉仕するために時間を生かして用いており,神の新しい世において永遠の時間という祝福を受けるでしよう。
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共産主義者の圧迫にも負けずポーランドのヱホバの証者は前進するものみの塔 1959 | 5月1日
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共産主義者の圧迫にも負けずポーランドのヱホバの証者は前進する
『それからニューヨーク大会が行われました。ポーランドのラジオ放送局は,最初からこれをニュースで放送しました。17万の証者たちが123ヵ国から出席し,それらの中には「ソ連からの代表者」もいたということです。7月31日の新聞の報道によると,以前にはかつてなかつた7000人の集団洗礼が行われました。ポーランドでも7月に1530名の伝道者が洗礼を受けましたが,この数はわが国で1ヵ月間に洗礼を受けた最大の数ですが,むろんこれは数ヵ所で行われました。』
ポーランドの兄弟たちは,支部の代表者たちを通して,全世界のすべての同労者にあいさつを送りこう言つています,『私たちは,あなたがた忠実な同労者と共に,あらゆる場所で神の民に奉仕しつづけ,他の羊を探しつづけます。』
― ヱホバの証者の1959年度の年鑑より ―
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