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移動住宅はあなたに向いていますか目ざめよ! 1972 | 6月22日
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520万円,あるいはそれより高いものもある。
こうして,居住スペースの問題は妥当な価格で解決し得る。
他の要素
あなたは容易に移動できるというアイデアがお好きだろうか。移動住宅に住む人々はある程度までこの自由を持っている。大きな“ダブルワイド”型でさえ,ボルトをはずして,他の場所へ引いて行ける。もう一つの利点は,家族が新しい地域社会へ引越した場合,すべてのものは目新しくて馴れていないが,自分の家だけは同じであることだ。もとより新しい場所へ大きな移動住宅を引いてゆくにはトラックを頼まねばならないが,もし距離が長いならかなりの費用がかかるだろう。
ひどい暴風のとき移動住宅は通常の住宅ほど安全でないかもしれない。移動住宅はそれほど重くなく,土台がそれほどしっかりしていないため,普通の家がそのまま立っている場合でも,暴風で吹き飛ばされてしまうことも時々ある。激しい暴風がしばしば生ずる地方に住んでいれば,このことは考慮すべき点の一つかもしれない。
しかし,工場で製造された住宅は良質であることが証明されてきた。幾百万もの人々は移動住宅で生活しており,調査によれば,その大半は自分の住宅に満足している。
しかし移動住宅が自分に向いているかどうかを知るには,そこに住んでいる人たちと話すのがよい。どんな点が気にいっているか,またどんな点が気にいらないかを尋ねてみるとよい。移動住宅の駐車広場を訪れ,その設備を調べることはどうだろう。移動住宅が自分に向いているか否かを決める決めないにかかわらず,少なくとも,ますます人気を集めている生活様式についてさらに学べることはまちがいない。
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快楽の教理目ざめよ! 1972 | 6月22日
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快楽の教理
◆ 『終わりの日』に生じる状態を予告した使徒パウロは,人々が「神よりも快楽を愛する者」となるであろうと述べた。
新聞の特約寄稿家,ルイス・カッセルズは自著,「何でもかまわないではないか」と題する本の中で「快楽主義」について論じ,快楽主義を「快楽に対する信仰」と呼び次のように書いている。「多くの無神論者は,快楽主義と呼ばれる生き方を自ら積極的に肯定していることを知っている。この名称は,快楽を意味するギリシア語からきており,この主義を奉じた知識人は古代ギリシアの哲学者,特にエピクロスにまでさかのぼる。快楽主義者は享楽が人間存在の主要目的であると信じている」。この著者によれば,快楽主義者は,「できるときに愉快な放とう生活をせよ。人間は長い死にはいるからだ」という現代の信条に従っている。
カッセルズ氏は快楽主義は一種の宗教であるとし,次のような見解を述べた。「快楽主義者は教会を組織したり,自分たちの信仰を制度化したりするようなことは決してしなかった。事実,彼らの多くは,他の宗教の信条を口先だけで奉じたり,地域社会で大いに名声を博している教会との名目上の結びつきを維持したりしておくのが得策だということを知っている。このようなわけで,現在アメリカでどれほどの人がこの宗教を奉じているかを推測するのは困難である。しかし,その数は疑いもなく膨大なものである。しかも,それはかなり急速に増加している」。
この『快楽に対する信仰』に関してクリスチャンはどんな態度を取るべきであろうか。「快楽を愛する者」と『敬虔の形をとってその徳を捨てる者』について述べたのち,使徒パウロは,「かかる類の者を避けよ」とクリスチャンに指示した。―テモテ後 3:1-5。
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