ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 裁きの日―たんなる冗談ですか?
    ものみの塔 1955 | 7月15日
    • および他の七人の者だけを安全に守られた。』ヱホバの裁きは最終のものである故に,ほろびをうけたすべての『不敬虔な人々』はけつして復活をうけません。『われヱホバは変らざる者なり。』― ペテロ後 2:5,新世。マラキ 3:6。

      ソドムおよびゴモラに対する裁きの日は,運命をつくる別の時でありました。ヱホバの御使はロトにあらわれ,その町を亡す神の裁きをつげ,自分の生命を守るため逃げるようにとロトに語りました。逃げる前に,ロトは親類の者たちに警告を伝えよと言われました。神を恐れるこの人は,時を失することなく婿たちのところに行き町を震わす程のしらせを話しました。『ロトは出かけ,娘たちを妻にしていた婿たちに言い続けた。「起きよ! この場所より出よ。ヱホバはこの町を亡ぼそうとしている。」しかし婿たちの見るところでは,彼は冗談を言つている人のように見えた。』― 創世 19:14,新世。

      ロトは冗談を言つているのだと婿たちは考えました! でも『この場所より出よ』と言い続けるロトの切にすすめる声を,私たちは聞くことができませんか? しかし,馬鹿にして笑う親類たちにとつて,神がその町を亡すことなどはとうてい信ぜられないと考え,ロトの警告を調べることすらしなかつたのです。それで,婿たちは自分自身で永遠の亡びという運命を選びました。『ヱホバはヱホバのところより,天より硫黄と火をソドムおよびゴモラに降らせた。』ソドムの嘲笑は,永久になくなりました。その裁きの日は,冗談ではなかつたのです。―創世 19:24,新世。

      ソドムから逃げることのできなかつた者たちの運命は,男でも,女でも,または子供であつても,みな同じものでした。それは裁きの日であつたために,彼らは永遠のほろびという罰を払いました。聖書記者ユダの言葉によると,ソドムとゴモラは『永遠の火という裁きの罰をうけることにより,見せしめになつている。』― ユダ 7,新世。

      1918年以来の裁きの日

      このすべてのことは,みな何を意味しますか? 使徒ペテロは,こう答えています。『神はソドムとゴモラを焼きはらつて灰に帰し,彼らを罰して,将来の不敬虔な人に対する見せしめをつくられた。』それで,ソドムの裁きの日は,現在の『終りの日』に生存する諸国民に降りかかる裁きの日を予表していたものでした。御座についた王キリスト・イエスは,1918年以来諸国の民を裁いておられます。このことを行うために,イエスは地上にいる必要がなく,予言されたごとく天にいて,見えぬ状で裁きを行います。『人の子がその栄光をうけて,もろもろの御使とともに来るとき,栄光の御座に坐るであろう。そしてすべての国民はその前に集められ,彼は人々をより分けるであろう。』イエスは何に基いて裁きをいたしますか? ヱホバの証者が伝道している設立された御国の良いたよりを,人々が聞いて受けいれるか否かによるのです。全世界にわたるこの証言の業はイエスの再臨のときに行われると彼は予言しました。『御国のこの良いたよりは,すべての国民に証をするため全世界に伝道されるであろう。それから全き終りが来るのである。』― ペテロ後 2:6。マタイ 25:31,32; 24:14,新世。

      『全き終り』とは,この裁きの期間の最高潮,つまりハルマゲドンの戦争を意味します。そのとき,ヱホバは処罰の裁きを執行いたします。『主イエスは燃える火の中に,天から力ある御使たちをひきつれて表われ,神を知らずまた私たちの主イエスについての良いたよりに従わない者たちに当然の罰を加えられる。これらの者どもは,……永遠の亡びという刑罰を支払うであろう。』それで,ハルマゲドンで死ぬ者たちは,ソドムの民が払つた罰と同じ罰を支払います。つまり,1000年の裁きの日のあいだ『裁きによみがえされず』,永遠に死んだ状態のままです。―テサロニケ後 1:7-9,新世。

      ハルマゲドンを生き残り,人類が完全な状態に回復する1000年の裁きの日に入ることは,なにものにも比較できないすばらしい祝福であります。すべての人が警告の音信にいま注意を払い,従順な奉仕をしてヱホバに崇拝をささげるならば,その過去の生活がどんなものであろうと,みな祝福をうけることができます。しかし,大部分の人は無関心の態度を取り,山羊級に加ります。主はこの心構えを予言しました。イエスの言葉によると,『ノアの日に起きた時のように』また『ロトの日に起きた時のように』『人の子の出現するときの日も同じであろう。』ノアの日の人々は,忙しい生活をしていてノアの言葉を聞かず,又聞いても嘲笑するだけでした。ロトの時に,その裁きの日は単なる冗談であるとソドムの市民は考え,大笑しましたが,しかし永遠の亡びをうけることによりその笑は止められました。それで,それと同じような無頓着で,かつ調べようとしない能度を取つてはならないと,イエスは言われているのです。ペテロも同じく述べています。『終りの日には,嘲ける者が嘲けりをもつてやつて来る。』彼らは何を笑うのですか? キリストが御国の力を取り,そしていまや諸国の民を裁いているというたよりの伝道について笑つているのです。これはハルマゲドンが切迫しているという警告とともに,不自然なことであり,たんなる冗談であると大衆は考えています ― ルカ 17:26,28,30。ペテロ後 3:3,新世。

      しかし,ヱホバの証者は冗談を言つていません。ヱホバの証者は,毎年毎日家から家に,人々の家庭で,そして又公共の街頭で,休むことなくその音信は冗談でないと伝道しています。彼らはハルマゲドンの近づいているという警告を述べるのにまつたく真剣で熱心であり,1954年には8081万4996時間という非常に多くの時間を費しました。あらゆる音信の中でも,いちばんの緊急をつげるこの音信を十二分に聞く機会を利用して下さい。御自分の聖書を用いて,それを注意深く調べて下さい。あなたの運命は危険な状態であります。どうぞ,嘲笑したソドムの市民たちとその運命を記憶して下さい。そのときと今日とを比較して言われたイエスの警告を記憶して下さい。現在のこの裁きの日は,まつたく冗談でないと知つて,いま利益を得て下さい。

  • その2 小規模な開始(1879-1889年)
    ものみの塔 1955 | 7月15日
    • ヱホバの證者の近代歴史

      その2 小規模な開始(1879-1889年)

      1879年には,キリストの再来を宣言して居た沢山の初期の説のうち,どれがヱホバに選ばれ,彼の証者として活躍すべく統合されようとしているかが明白となりました。その当時にヱホバの御手がシー・チ・ラッセルを司会者としている小さなピッツスバーグの聖書研究の群の上に働いていたことは,75年後の今日,明白なことです。1879年以前の8年間に,これら聖書の『平信徒』の研究生は,正しいクリスチャン教義,予言の『時』についても又公衆に伝道することや彼らの新しく発見した真理を印刷する上に於いても,沢山の経験を得ていました。また彼らはイエスの贖の犠牲の問題の折にもたとえそれが以前の宗教の協同者との別離を伴つても聖書への忠実を示し,試練済のものとなつていました。

      1879年までに次のことがはつきりと分つてきました。先ずキリストの再来が目に見えぬ臨在として始められること,世界が悩みと困難に会うときが目前に迫つていること,その次にヱホバのキリストの千年統治期間が続いて,地上に楽園状態を再現(回復)させ,全国からの善意者に永遠の生命が授けられるということ,またこのような祝福が再び回復させられる喜びの音信は全世界に先ぶれされねばならぬことなどを悟りました。野外経験から彼らの学んだことは,人々は講演とか聖書の話を聞いても間もなく忘れ易いということでした。ですから書籍,冊子,

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする