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命の道に子供たちを訓練する王国宣教 1981 | 12月
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ように求められます。もしこのことを辛抱強く行なうなら,時を経て子供は話されることに耳を傾け,集中する能力を発展させることができるようになり,集会中すぐに気を散らすことがなくなるでしょう。集会中,小さな妨げとなることが生じるたびに,親があたりを見回したりしないようにして,この点でも親が模範を示さなければなりません。年若い人たちは集会に参加するために準備をする時,集会を楽しみます。もし若い人たちが自分の言葉で一,二回注解を述べて参加するなら,当人はもっと注意を払い,報われたように感じるに違いありません。話し手が引用する聖句を子供に参照させれば,それは子供を機敏にするでしょうし,良い訓練ともなるでしょう。
4 時々,子供たちは集会で1時間かそれくらいで落着きがなくなってしまうことがあります。子供たちは後ろを振り向いたり,他の人の注意を引こうとします。または,気をまぎらわせるものとしておもちゃとか,他のものを持ってきて,これが他の人の妨げとなるかもしれません。イスラエルでは「幼い者」さえ「聞き」かつ「学ぶ」ために集まるよう命じられていたことを忘れてはなりません。(申命 31:12,新)動き回る言い訳を見いだすために子供たちはしばしば集会中に何度もトイレに走る習慣を持つようになり,他の人に相当の妨げとなっています。しかしこれら同じ子供たちは,こうした問題を何も持たずに何時間でも遊ぶことがあります。もし両親が,集会の始まる前にトイレを使用するよう自分の子供たちに強く勧めるなら,多くの場合,その後すぐに集会を妨げる真の必要はないでしょう。
子供たちに神権的な目標を与える
5 命の道に子供たちを訓練することはまた,幼い年代の頃からずっと最大の奉仕の生活へと彼らを導くことを意味します。子供たちがどうしたらエホバの奉仕に自分の命をささげたエレミヤ,エゼキエル,イザヤや他の人たちのようになれるか,ということを悟るよう助けてください。神の王国の奉仕において子供たちの前に横たわる現在の機会に彼らの目を開かせましょう。イエス・キリストの自己犠牲の模範を子供たちの思いに銘記させてください。心からエホバに定期的に祈ることを励ましましょう。そしてとりわけ,神に対する心からの奉仕でどれほど喜びを得ているかというあなた自身の模範を彼らに示してください。そうすれば,お子さんが自分の命をエホバにささげ,それを水のバプテスマで表わしたいとの願いを言い表わす時,お子さんがこのような決定をするよう助けることができたということを,あなたはどれほど喜ばれるでしょう。
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2月から3月にかけて行なわれる特別講演王国宣教 1981 | 12月
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2月から3月にかけて行なわれる特別講演
新しい書籍,「あなたの王国が来ますように」は2月初めから3月初めにかけて会衆で行なわれる五つの特別講演の基礎として用いられます。その時までに多くの兄弟たちは新しい書籍を読み通しておられることと思いますが,これら生き生きとした話は,この本に対する兄弟たちの認識を深めるだけでなく,個人的にこの本を読み通していない,新しい関心ある方々に励みを与えるものとなるでしょう。
2月初めから3月初めにかけて会衆はこれら五つの話を取り決めることができるでしょう。もちろん,ある会衆が講演者を交換する必要があるようなら,1週間遅く始め1週間遅く終えるようにも計画できます。また2月から3月にかけて巡回大会に出席したり,巡回監督の訪問を受ける会衆があれば,適切な調整を行なう必要があるでしょう。
この一連の特別の講演に関し与えられる情報はこれだけです。わたしたちは長老たちが必要な取決めを直ちに行なうようお勧めします。そうすれば割り当てられた講演者は資料を立派に話す準備をする十分の時間が与えられることになるでしょう。これら話をするのに資格のある講演者だけが用いられるようにしてください。もし必要があり,有能な話し手であれば奉仕のしもべを用いることもできます。
五つの話の主題は次の通りです。
1 ―「王国がこの地球にもたらすもの」(1-4章)
2 ―「神の王国のメシアである王」(5-8章)
3 ―「王国のしもべたちは信仰によって征服する」(9-11章)
4 ―「『終わりの日』と神の王国 ― 今」(12-14章)
5 ―「忠節に神の王国を擁護することに対する報い」(15-18章)
これらの話に筋書は準備されませんが,話し手は「王国が来ますように」の割り当てられた章にでている資料に密接に従いたいと思うことでしょう。講演者は話の中で本の中の特定の点について言及したいと思うかもしれませんし,ある程度まで聴衆を討議に含めることもできます。しかしながら情報は基本的には講演として提供されるべきであり,単なる要約や本の復習であってはなりません。会衆内のすべての人は,この集会に自分の本を持ってくるように,これらの話が始まる1週間前に思い出させてください。「幸福」の本の一連の話に関連して,1981年9月号の「わたしたちの王国奉仕」で述べられていたことを参照なさってください。「王国」の本は間もなく会衆の書籍研究で取り上げられるので,この特別講演は大きな祝福となります。
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その2 ― 正確な報告に貢献する王国宣教 1981 | 12月
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その2 ― 正確な報告に貢献する
1 わたしたちが野外奉仕に費やす時間を数えるのは大切なことですが,それはわたしたちの主な目的ではありません。しかし,わたしたちの野外奉仕の時間を正確に報告するのは大切です。奉仕の用意をするのに費やす時間,野外奉仕のための集まりに出席し,家から区域まで行くために費やす時間などは,実際に宣べ伝え,教えることに費やす時間ではないのではありませんか。いったん区域に入って,宣べ伝える業が進行している時に,家々の間を歩いたり移動したりするのに費やす時間がありますが,そのような時間を野外奉仕の時間として無理なく数えることができる,というのは納得のいくことです。時間を数える点で伝道者各人の良心が関係してきますが,各人はこの点でよく注意して正しい良心を保つべきでしょう。
正確であるよう新しい人たちを助ける
2 自分の活動を正確に報告する仕方を理解する上で,新しい人たちが援助を必要としていることがしばしば目にとまります。一つの研究を月に数回司会する場合,新しい人たちは一つの研究の代わりに数件の研究として誤って報告するかもしれません。個人または家族と行なわれる聖書研究は,月に3回,4回またはそれ以上司会されたとしても,ただ1件の研究として数えられるべきです。しかし,毎回研究が司会されるごとに一つの再訪問を数え,時間も数えるべきです。またある人たちは関心を持つ人が数人居合わせたというので,数件の再訪問という正しくない報告をしました。しかし数えられるべきなのは再訪問の数であり,訪問を受けた人の数ではありません。
3 正確な報告を出すことは,良いたよりを宣べ伝える面で国内の,または世界のどの部分に援助が必要かを協会が見定めるのに大いに役立ちます。また,それによって成し遂げられている業の全体をつかむことができます。さらに,伝道者の記録カードに記入されたそれらの報告は,会衆内の個々の人を援助する最善の方法を決める上で会衆の長老たちに助けになります。
4 パウロは,良いたよりが当時「天下の全創造物の中で宣べ伝えられた」と報告することができました。何という励ましだったでしょう! 熱心な伝道と正確な報告によって,あなたはこの時代の同じように励みを与える報告に貢献できるのです。毎月忘れずに報告を提出し,み名の賛美の拡大にあずかりましょう。―コロサイ 1:23。マタイ 24:14。
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