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    目ざめよ! 1975 | 5月22日
    • 庭園,博物館,そして有名な図書館

      バチカンにはまた,美しい庭園,さまざまの博物館,そして注目に値する美術館があります。ピオ-クレメンティン博物館には,勝利の女神を浅浮彫りにした祭壇がありますが,その女神の盾には次の句が刻まれています。「ローマの元老院および人民は,神格化されたカエサルの子であり,最高僧院長であるアウグストゥス皇帝にこの祭壇をささげる」。(字義どおりには「最も偉大な橋の建設者」を意味する)この称号は,かつては異教ローマの祭司の長そして後にはローマ皇帝のものでしたが,グラティアヌス皇帝はクリスチャンにふさわしくないとしてそれを退けました。しかし四世紀の教皇ダマスス一世はこれ幸いとそれを自分のものにしました。今日に至るまでそれは教皇の称号となっています。

      写本と図書の宝庫 ― それがバチカン図書館です。約100万冊の印刷本のほかに,9万以上の写本が保管されており,その中には西暦四世紀の貴重なギリシャ語聖書の冊子本であるバチカン写本1209番もあります。

      「銀や金はわたしにない」

      バチカンをおとずれるとき,豪しゃな建造物,宝石をちりばめた,宗教関係の物品,有名な美術品およびそのたぐいのものが印象に残るのはしごく当然です。教皇は,はっきりとした寄贈品を多く受けていますが,しかしそれがすべてではありません。ばく大な費用をかけたサン・ピエトロ聖堂について,次のことが言われています。「ドネイト・ブラマンテの魅力的なデザインは激しい反対をひきおこした ― その建築の費用を支払うためにユリウス(二世)や,のちの教皇が課した税金もそれと同様であった」。(ジョン・R・ヘイル,タイム-ライフ・ブックス編集局共著「人間の偉大な時代,ルネサンス」)。聖堂の建築資金を集めるためにドミニコ会の修道士ヨハン・テツェルがドイツで行なった免罪符の販売は,ルーテルのひきいる宗教改革の一因となりました。

      ローマ・カトリック教会は,身分の低い漁師でイエス・キリストの使徒となったペテロの上に築かれたと主張していますが,このようにばく大な富と,ペテロの次のことばとは多くの人にとって調和しません。施しを求めた,足なえの人にむかってペテロは言いました,「私は金銀をもっていない,だが,私のもっているものを,あなたにあげよう。ナザレ人のイエズス・キリストのみ名によって歩きなさい!」。すると,その人は歩きました。たしかにペテロは人間的なもの,そして霊的な価値に重きをおいています。しかしバチカンを見物してわかるのは,物質的なものが重きをなしているということです。―使徒 3:1-26,バルバロ訳。

  • 木材以上のもの
    目ざめよ! 1975 | 5月22日
    • 木材以上のもの

      都市に住む人々はしだいに増え,しかも多くの場合,人々はレンガやセメントで囲まれた場所で生活しているため,人間と木材とのつながりは薄れていくように思えるかもしれません。ですから,わたしたちが使用している製品の多くに関して木材が果たしている役割を知ると,驚かされるでしょう。化学的原料という観点から木材のことを考えてみると,ニス,石けん,薬品,テレビン油,糊,プラスチック,レーヨン,インク,セロハンその他の品物の成分が木材から抽出されていることを知って,人は驚かされるでしょう。それで,「木材は実験室で合成するわけにはゆかない」という説明を読むにつけても,人間が樹木を伐採して枯渇させてきたために引き起こした幾つかの問題の重大さを痛感せざるを得ません。というのは,もしこのような事態が大規模に生ずるとすれば,木陰や美しい風景が姿を消す以上のことが起きるからです。森林の木材から得られる多くの製品も同様に姿を消してしまうのです。

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