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  • 「大かん難」のさなかにおける神との平和
    ものみの塔 1970 | 4月15日
    • またイエス・キリストの共同相続者として選ばれたのです。(マタイ 24:14,新。ロマ 8:16,17。テモテ後 2:11,12)実体的な「大かん難」が襲う時までには,油そそがれたこの残れる者の数は満たされているでしょう。つまり,御国の相続者を選ぶことが終わるのです。この油そそがれた残れる者は,一つの部類としては,その「大かん難」と現在の「事物の体制」の滅びを生き残って,神のメシヤすなわちイエスによる天の御国の治める,神の事物の新体制にはいることを待望しています。―黙示 7:1-8。

      『肉なるものの幾らかは救われるであろう』

      20 (イ)「選ばれた者たち」の残れる者の大半は,宗教上のどんな領域から選び出されましたか。(ロ)「大かん難」を長びかせる必要はありません。なぜですか。神は何をもくろんでおられますか。

      20 西暦1914年の「産の苦難のはじめ」以来,それら「選ばれた者たち」の残れる者の成員の大多数は,現代の不忠実な実体的エルサレムすなわちキリスト教世界から選び出されたので,キリスト教世界以外の異教の領域から選び出された人はごくわずかです。「選ばれた者たち」の残れる者を天の下のあらゆる所から集めるわざを,エホバ神がまもなく完了なさるのは明らかです。その時,神がキリスト教世界と,現在の事物の体制に属するその政治上の情夫たちを忍耐づよく取り扱う必要は少しもありません。使徒時代のエルサレムの場合と同じように,エホバはキリスト教世界と現在の事物の体制の他の領域の釈明に関し,すみやかに,少しも遅らせずに,また短期間に決着をつけられるでしょう。偉大な時間厳守者であられるエホバは,「大かん難」の始まる日と時を定めておられますが,その期間を長びかせるようなものはなんでも断ち切ることができます。それは神の目的にほかなりません。―マタイ 24:21,22,36,新。

      21 (イ)「大かん難」から救い出される「肉なるもの」とはだれですか。(ロ)彼らの立場は,エルサレムの滅びの際に救われたユダヤ人の「肉なるもの」の立場とどのように異なっていますか。

      21 その時,『肉なるものの幾らか』は救われるでしょうか。救われます。「選ばれた者たち」の残れる者以外にも救われる者がいるのです。1世紀の使徒時代におけるエルサレムの滅びとユダヤの荒廃に際し危険にひんした者は,ユダヤ人であれ,異邦人であれ,「選ばれた者たち」の中にはひとりもいませんでした。彼らはみな危険地域の外にいたので,チツスの率いるローマ軍に襲われたり,捕えられたりするおそれがありませんでした。「大かん難」のただ中で絶滅の危機にひんしたのは,エルサレム内に閉じ込められたユダヤ人でした。ローマ軍の包囲攻撃が短期間だったので,神の保護を得なかったにもかかわらず9万7,000人のユダヤ人は生き延びましたが,彼らはどうなりましたか。異教を奉ずる異邦人の手に,卑しい奴隷として渡されたのです。しかし,きたるべき実体的な「大かん難」に際しては,不忠実な実体的エルサレムにとどまり,その政治上の同盟者と提携する宗教家は,その「大かん難」がどれほど短くされようと,ひとりも生き残らないでしょう。彼らは,自らの属する現在の「事物の体制」もろとも滅ぼされてしまうでしょう。神との平和な関係を得ていない彼らは救われるわけがありません。

      22 (イ)救われるそれら「肉なるもの」の多くはどんな人々ですか。彼らは何ゆえに生き残ることができるのですか。(ロ)彼らは何を目撃しますか。

      22 しかし今日,「選ばれた者たち」の残れる者に属していなくても,神との平和な関係を得ている大ぜいの人が地上にいます。彼らは,霊によって生み出された「選ばれた者たち」のように,天への希望を持ち,天の相続にあずかるわけではありませんが,献身してバプテスマを受けたクリスチャンです。これまでの数字によれば,それらの人々の大半は,滅びに定められた実体的なエルサレムにとどまってその中に閉じ込められたまま滅びるかわりに,そこからのがれ出ました。彼らは,「救われるであろう」とイエスが言われた『肉なるものの幾らか』を成す人々です。彼らが救われるのは,単にその日が短くされるからではなく,神の保護を受けるからです。目前に迫った「大かん難」を生き残るそれらの人々の前途は,エルサレムの滅びを生き残った9万7,000人のユダヤ人の場合とは異なります。つまり,現代の「荒す悪むべき者」を構成する者たちの手で奴隷として連れ去られることはありません。それどころか,彼らはその荒らす憎むべき者の滅びを目撃し,自らは生き残って,神の建てられる新しい体制にはいって自由を得るのです。―黙示 17:1-14; 19:11-21。

      23,24 (イ)「選ばれた者たち」の残れる者と比べて,「かん難」を生き残るそれらの人々はなんと呼ばれていますか。その時までにどれほどの人数になりますか。(ロ)彼らは神との間にどんな関係を持っていますか。なぜですか。

      23 黙示録 7章9-17節はそれらの人々を「大なる患難より」出てくる者と述べています。神の「選ばれた者たち」の残れる者の数と比べれば,献身してバプテスマを受け,地上で命を得る希望をいだくそれらの人々は「大なる群衆」ということができます。その「大かん難」が始まる時までに,この「大なる群衆」がどれほどの数になるかはだれにもわかりません。その肉のからだについていえば,彼らはあらゆる国家・民族・国民・国語の中から出てくる人々です。「選ばれた者たち」のような霊的なイスラエル人ではありませんが,彼らは今やエホバ神との平和な関係にあります。そして,不忠実な実体的エルサレムの内外を問わず「神に敵する者の側を捨てて」のがれ出た「選ばれた者たち」の側につきました。ゆえに,神の王座とその小羊イエス・キリストの前で恵まれた立場を得,いわばしゅろの枝を持ち,歓呼の声を上げて神と小羊をたたえています。現在自分たちの置かれている救われた状態と,きたるべき「大かん難」における待望の救いを感謝する彼らは,大声で次のように宣明します。

      24 「救は,御座にいますわれらの神と小羊からきたる」― 黙示 7:9,10,口語。

      25 (イ)その「かん難」が壊滅的なものであるにもかかわらず,この『大いなる群衆』は何を経験しますか。(ロ)ハルマゲドン後,彼らは自分たちが何にふさわしい者であることを実証しますか。

      25 「大かん難」は短期間に集中的に生ずるため,「大かん難」はどんなに壊滅的なものでも,また,どんなに激烈なものであっても,数えきれないその「大なる群衆」の「肉なるもの」は救われて生き残り,ハルマゲドンの戦いを経て,神の建てられる新しい事物の体制にはいるでしょう。彼らは,「選ばれた者たち」の残れる者とともに,「大かん難」に至るまで,またそれが終わるまで,神とその小羊イエス・キリストとの平和と一致を保ち,選ばれた残れる者といっしょに,『昼も夜もその聖所にて神に』奉仕しているゆえにこそそうした救いにあずかるのです。(黙示 7:14-17)それらの人は,牧者なる王イエス・キリストの右の手にある羊のように,イエスの霊的な「兄弟」たちの残れる者が「肉」のからだでとどまっているかぎり,彼らとともにあって彼らに善を行ない続けるでしょう。ハルマゲドン後,それら羊のような性質を持つ人々は,神の地上の体制の下で,救いを受けるにふさわしい者であることを,感謝の心をこめて永遠にわたり実証するでしょう。それは神にほまれを帰することになります。

  • セントヘレナ島での証言活動
    ものみの塔 1970 | 4月15日
    • セントヘレナ島での証言活動

      ◆ セントヘレナ島では,昨年も,すばらしい証言のわざがなされました。しかし,一般に見られる,のんびりした態度は今なお最大の障害で,兄弟たちは,時おり,それに影響されて進歩をはばまれることがあります。この島の人々は,それまで,戦争や犯罪,また政治的暴動などの影響を現実にこうむったことはありませんでした。ところが,昨年,ある会社の乗っ取り事件が政治的あつれきを生み,島民たちの感情は激化しました。その先頭に立ったのはだれですか。「クリスチャン兵士よ,前進せよ!」とうたいながら,牧師たちがその先導にあたりました。過激なポスターがいたるところにはられ,数か月にもわたって,島民を混乱させました。これとは全く対照的なこととして,つぎに島のあちらこちらにはられたポスターは,「神の道は愛」と題する,エホバの証人の巡回大会で行なわれる公開講演を宣伝するものでした。このポスターを見たひとりの人はエホバの証人に近づいて,「これこそ,わたしたちの必要としているものです」と言いました。島民にひどく冷遇されていた人も公開講演会に出席し,引用される聖句すべてを調べながら興味深げに聞きました。セブンスデイ・アドベンチスト派の責任者すら,この講演に出席しました。

      ― エホバの証人の1970年度年鑑から

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