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    ものみの塔 1970 | 3月1日
    • 43 (イ)これら不思議な「馬」はさらに何を象徴していますか。(ロ)これらの乗り物はどのようにして備えられましたか。だれがそれを操縦しますか。

      43 では,これら2億もの馬は何を象徴していますか。それは油そそがれた残れる者が「われらの神の刑罰の日」を宣明するために用いる道具,もしくは乗り物を象徴しています。これら乗り物とはなんですか。それは,神の報復の日に偽善的なキリスト教世界に臨む火のような徹底的滅びを告げ,また,へびにかまれた時のような痛みを「人」に与え,彼らの宗教感情を傷つけ,彼らが霊的に死んだものであることを示す聖書また聖書研究用の書籍,小冊子,雑誌,パンフレットなどを表わしています。(イザヤ 61:1,2)最新の聖書文書が大量に発行されはじめたのです。世の一般の出版社とは別個にこれら象徴的な「馬」を生産するため,ものみの塔聖書冊子協会は独自の印刷工場を設置し,時の経過とともにその印刷施設を拡張しました。またすべての文書の頒布は営利目的の一般書店にではなく,残れる者の手にゆだねました。

      44 象徴的な2億の「馬」は備えられてきましたか。これらの馬を動かすどんな騎手が備えられてきましたか。

      44 1920年,初めて小規模な印刷工場を設置したものみの塔協会は,以来絶えず印刷施設を拡張し,2億をはるかに上回る象徴的な「馬」を生産し,これを世に放ちました。油そそがれた残れる者はこれらの「馬」にかかわる責任を引き受ける,つまり戸別訪問を行なって幾千幾百冊もの聖書文書を配布しました。こうしてこれら象徴的な「馬」はそれぞれ人手と理知をもって御され,かつ進められました。特に1935年以来,献身してバプテスマを受けた「大なる群衆」は,油そそがれた残れる者に加わって聖書を頒布するわざを行なってきました。そしてこのわざは「人の三分の一」すなわちキリスト教世界の信徒一般にとってはなはだしい「禍害」となりました。

      「第三の禍害」

      45 「第二の禍害」に対する世の人々のどんな反応からすれば,ヨハネが「第三の禍害」について述べるのは適切ですか。

      45 19世紀前,使徒ヨハネは,「第二の禍害」にもかかわらず「残の人々」が自分たちの罪深い世俗的な生き方を改めようとしない事態を見ました。同様に現代においても,キリスト教世界はもとより,人類の他の部分も「第二の禍害」に苦しめられながら,神の報復の日における滅びに至る歩みを変えようとはしません。彼らは神との平和な関係にはいることを拒んでいます。(黙示 9:20)使徒ヨハネは,悔い改めようとしないそれらの人々すべてに対し第3の災いを下す必要のあることを知りました。ここでヨハネはいみじくもこう報告しています。「第二の禍害すぎ去れり,みよ,第三の禍害すみやかに来るなり」。(黙示 11:14)この第3の災いとはなんですか。それは第7の天使が告げ知らせたのちに生ずることになっていました。

      46 第7のラッパが吹き鳴らされた直後のことをヨハネはどのように描写していますか。

      46 ヨハネはこうしるしています。「第七の御使ラッパを吹きしに,天に数多の大なる声ありて『この世の国は我らの主およびそのキリストの国となれり,彼は世々限りなく王たらん』と言ふ。かくて神の前にて座位に坐する二十四人の長老ひれふし神を拝して言ふ,『今いまし昔います主たる全能の神〔エホバ〕よ,なんぢの大なる能力を執りて王となり給ひしことを感謝す。諸国の民,怒をいだけり,なんぢの怒もまたいたれり,死にたる者をさばき,なんぢのしもべなる預言者および聖徒,また小なるも大なるも汝の名をおそるる者に報賞をあたへ,地をほろぼす者をほろぼしたまふ時いたれり』」― 黙示 11:15-18,〔新〕。

      47 (イ)したがって「第三の禍害」とはなんですか。(ロ)主なる神はいつご自分の支配権を執って統治を開始されましたか。このことをどのように行なわれましたか。

      47 ここにどんな「第三の禍害」を見ることができますか。それは「我らの主およびそのキリストの国」のことです。それは主エホバ神とそのメシヤつまりキリストとの共同統治を意味しています。すなわちそれは全人類を統治する,メシヤの治める神の国です。全能の神エホバがご自分の強大な支配権を執り,統治を開始されたのです。またそれは正当なことでした。なぜなら,全地はエホバのものであり,地とその上に住む人間はエホバによって造られたものだからです。エホバは,ユダヤ人以外の国民すなわち異邦諸国民に貸与した支配権の行使期間が西暦1914年に満了するのを待っておられました。その年の到来に際して異邦諸国民は「異邦人の時」の終わったことを認めず,また,エホバのメシヤすなわちキリストが自分たちの王として位につくことに反対しました。エホバ神はこの地に関する事柄の決定を異邦諸国民の手にまかせましたか。そうではありません。エホバは全能の力をもってご自分の強大な支配権を執り,それを行使されました。どのようにしてですか。ご自身の御子イエスをメシヤつまりキリストとして天で即位させることによってです。エホバはこうした統治上の措置を講じて,メシヤの治める御国を樹立されました。―ルカ 21:24。

      48 (イ)メシヤの治めるこの御国が「禍害」であるかどうかに関してどんな疑問が生じますか。(ロ)地上の諸国民は自らが神との平和を妨げる敵であることをどのように示しましたか。

      48 しかし,メシヤの治める神の国がどうして「禍害」,しかも最も著しい災いとなるのですか。この御国が建てられたのは人類世界全体に祝福をもたらすためではないのですか。キリストの追随者は,キリストの教えた次の祈りをささげているのではありませんか。「天にいます我らの父よ,願くは,御名の崇められんことを。御国のきたらんことを。御心の天のごとく,地にも行はれんことを」。(マタイ 6:9,10)そうです,まったくそのとおりです。しかし1914年,異邦人の時の終わりに際して世の諸国民の支配者たちが,「神の前にて座位に坐する二十四人の長老」の行なったことを見習うのを一般国民が目撃したわけではありません。諸国民の王たちは自分たちの王座をおりてひれ伏し,「今いまし昔います主たる全能の神〔エホバ〕よ,なんぢの大なる能力を執りて王となり給ひしことを感謝す」と言って神を崇拝したわけでもありません。(黙示 11:16,17,〔新〕)それとは正反対に,『諸国の民は怒をいだき』,メシヤの治める神の御国の良いたよりを伝道していた当時の油そそがれた「キリストの使者」を迫害して自分たちの怒りを表わしました。メシヤの治める神の国に対して怒りをいだいたこれら諸国民は,自らが神の平和を妨げる敵であることを示したのです。

      49 (イ)ゆえにメシヤの治める神の国は諸国民にとってどんなものになったと言えますか。(ロ)どんな行動だけを考えてもこれら諸国民は滅びに値していますか。

      49 こうした根拠からすれば,「我らの主およびそのキリストの国」は諸国民にとって重大な災いとなるに違いありません。神の怒りが敵意を示す諸国民に臨むのは不可避です。これら諸国民はほかならぬ「地をほろぼす者」なのです。彼らはきわめて現実的な意味で,すなわち地上の資源をむさぼり,また,地上を人間の居住にふさわしくない場所にして,文字どおり地をほろぼしています。しかも核兵器はもとより,細菌兵器また放射線兵器を用いる第三次世界大戦をもって地を破壊する脅威をさえもたらしているのです。メシヤの治める神の国の油そそがれた大使たちに怒りをいだいた諸国民の加えた迫害を,全能の神がたとえ度外視されたとしても,こうした破壊的なしわざだけで諸国民は滅びに値しています。

      50 諸国民に対するこの「第三の禍害」はどんな最高潮を迎えますか。

      50 荒廃をもたらす諸国民は思い違いをしてはなりません。「この世の国」の支配権を執られた全能の神エホバに対して怒りをいだいた諸国民は,そのエホバ神の御前で申し開きをする羽目に立たされるでしょう。そしてエホバは史上最大の戦い,すなわちハルマゲドンにおける「全能の神の大なる日の戦闘」で諸国民に滅びをもたらされるでしょう。(黙示 16:14-16)これはこの第3の最後の災いの最高潮となります。神はご自分のメシヤの治める御国を用いて,怒り狂う諸国民にこの災いを臨ませるのです。そののちに他の災いをもたらす必要はありません。

      51 (イ)メシヤの治めるその御国はだれにとって喜びとなりますか。(ロ)神は事前に通知し,人々に警告すべきだったとして,諸国民が神を非難することはできません。なぜですか。

      51 異邦人の時の終わった1914年,全能の神エホバは大いなる支配権を執り,このとき即位したメシヤを用いて王として永遠の統治を開始されました。このことでエホバ神に感謝をささげる,天と地のすべての者にとって,世の諸国民および,その見えない支配者また神である悪魔サタンに災いとなっている事柄は限りない喜びとなるでしょう。イエス・キリストは,「天にいます我らの父よ,願くは,御名の崇められんことを。御国の来らんことを」と祈るように教えました。これら感謝の心を持つ者たちがこの祈りをささげて願い求めているのは,その御国がそれら怒り狂い荒廃をもたらす諸国民に対し,ハルマゲドンにおいて,大いなる災いとなって現われることなのです。(マタイ 6:9,10)諸国民に対する通告は行なわれてきました。神は事前に通告を行ない,人々に警告すべきだったとして,神の公正を非難することはできません。神の7人の天使はこの「終わりの時」の現代,ラッパを吹き鳴らしてきました。それらラッパの音とともに発表され,紹介された幾つかのできごとは,およそ19世紀前の使徒ヨハネが幻の中で目撃した事柄の成就となって現実に生じてきました。これらの事柄はまもなく,神との平和を妨げる敵すべてに臨む「われらの神の刑罰の日」にその最高潮を迎えるでしょう。

      52 (イ)『なんぢの怒りもまたいたれり』という預言が神に関して成就する予定の時とはいつですか。(ロ)したがって神はどのようにして地に平和をもたらし,どんな人々の心からの願いに答えられますか。

      52 その日が始まるとき,諸国民は彼らの怒りをことごとく表わすでしょう。その時こそ多年忍耐してこられたエホバ神が諸国民を罰する絶好の時期となるでしょう。黙示録 11章18節に,「なんぢの怒もまたいたれり」とあるとおりです。神は永遠にご自分の怒りを押えておられるのではありません。神はこの世界を統治するご自分の権利に挑戦する諸国民に対し,ご予定の時に怒りを表わされるでしょう。1914年,異邦人の時が終わって以来,これら諸国民はこの地の無断居住者と化しました。その時以来,真正の王であられるエホバ神はそれら諸国民を放逐する正当な権利を持っておられます。そして今や神がこのことを行なわれる時が到来しようとしています。神が怒りをもってそのことを行なわれるとき,それは諸国民の滅びをもたらすものとなるでしょう。神との平和を妨げるこれらの敵をこうして滅ぼしたのちはじめて,神はこの地に平和をもたらされるのです。それは神と和解した人々が心から願い求めている永続する平和です。神のメシヤすなわちキリストを通して神と和解したこのような平和愛好者だけが,怒り狂う諸国民に臨む空前の災いの時を生き残るでしょう。

      53 (イ)ゆえに神の治める平和な新しい事物の体制はだれとともに始まりますか。(ロ)平和の最大の妨害者はどのように処置されますか。その時,地上の全創造物は何をしますか。

      53 平和のうちに神との和解を求めるこれらの人々に神の怒りは差し向けられません。買い戻された人々すべてのための,神の治める平和な新しい事物の体制は,神と和解したこれら地上の住民とともに出発するでしょう。平和の最大の妨害者である悪魔サタンとその悪霊は,完全に閉ざされた底なき穴に束縛され隔離されてその働きは押えられ,邪悪な「天」として人類の世界を支配することはもはやなくなります。地上の全創造物は,もはや滅ぼされたり汚染されたりする恐れなしに,平和と兄弟の愛とを喜び,賛美と感謝を神にささげるでしょう。

      [1969年のエホバの証人の「地に平和」国際大会で,「神との平和を妨げる敵に対する最後の災い」と題する前記の内容の講演の終了後,下記の宣言が聴衆に提出され採択されました]

  • 宣言
    ものみの塔 1970 | 3月1日
    • 宣言

      1 「地に平和」大会に参集したエホバの証人は,この良い機会をとらえてどんなことを公に行ないましたか。

      日本の東京において地に平和大会に集まったわたしたちエホバのクリスチャン証人は,1969年10月18日のきょう,この良い機会をとらえ,人類史上最も不穏かつ危険なこの時代におけるわたしたちの立場と態度を表明します。

      2 (イ)人類に恒久平和をもたらす鍵はなんですか。神の子たちとなるためには,何が要求されますか。(ロ)わたしたちは何との結びつきを完全に否認しますか。なぜですか。

      2 遠い昔から約束されたメシヤによる神の国によって実現する,天と地の創造者との平和,これこそ,人類世界全体の恒久平和の鍵として,わたしたちが奉ずるものです。神との平和を守るとき,わたしたちは,ともに神の創造物であるわたしたちの隣人に対して戦うことは決してできません。神との平和および仲間の人間との平和は切り離すことができないのです。神の子たち,またメシヤによる神の国の忠誠な民となるため,わたしたちは平和を作り出す者とならねばなりません。(マタイ 5:9)それゆえわたしたちは,クリスチャンと自称する人々の世界つまりキリスト教世界との結びつきを完全に否認します。その歴史が示すとおり,キリスト教世界は仲間の信徒のあいだにさえ肉の戦いを助長し,その衣のすそを血で汚してきたからです。キリスト教世界は,宗教上の良心を異にした人々を迫害し,拷問と残酷な死とにあわせてきました。キリスト教世界はメシヤによる神の国の事柄を推進してきませんでした。そのことは1914年の第一次世界大戦ぼっ発以来とくに顕著です。わたしたちはキリスト教世界と何をもともにできません。聖書に表わされた神のさばきがキリスト教世界を非としており,その刑罰がまもなく執行されることは,今や明白だからです。

      3 (イ)第一次世界大戦以来,何を求める世界革命が企てられてきましたか。(ロ)わたしたちはどんな立場を今後も堅く守りますか。同時に聖書から何を示しますか。

      3 1914年から1918年にかけての世界

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