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本職のこじきが,与える者の幸せを得る目ざめよ! 1980 | 8月8日
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の約束は信頼できるという私の確信はゆらぎません。
神の新秩序で健康な体を与えられるという胸の躍るような見込みは,言い知れぬ喜びで私を満たします。このような体ですが,私が望んでいるのは,物ごいをしに行くことではなく,私がこじきの生活から足を洗う契機となった希望の実現のために両手両足を用立てることです。それは地球を楽園にするのを手伝わせて頂くという見込みです。そこではすべての人のために『穀物が豊かに実ります』。(詩 72:16,口)その時にはだれかが物ごいに行くべき理由はなくなります。
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天気予報は難しい目ざめよ! 1980 | 8月8日
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天気予報は難しい
フィリピンの「目ざめよ!」通信員
ピクニックや海辺でのパーティーに行っていて,突然あたかも天が破れたかのような大雨が降ってきたためせっかくの午後のひとときがだいなしになってしまったというような経験をしたことはありませんか。だれしもそのような経験をしたことがあり,その時には天気のことでうらみつらみを並べたてたことでしょう。しかし,悪天候が引き起こす他の問題と比べると,このような不都合はささいなことです。米国では落雷のために毎年何百人もの人が死にますが,その親族にとって天候は敵であると思えるに違いありません。また台風で幾千人もの人が命を落としていますが,そのときに九死に一生を得たような人も同じように考えているでしょう。
しかし,実際には天候は人類の良き友です。“天候”という言葉は,大気圏,特に人間の住む地球に最も近い部分の状態を指しています。
大気には5,000兆㌧の重さがあって,地球のまわりを包む巨大な毛布のようです。それは外側の宇宙空間の厳しい状況から人間を保護すると同時に,命を奪いかねない,太陽の放射線から人間を守っています。それはこの惑星の家の温度を調節し,広大な海という貯水池から陸地へ水分を運び,人間が生活できるようにしています。それで,時々不都合なことや危険を引き起こすとしても,わたしたちは天候に感謝できます。
秩序ある体系
天候は予報し難く思えるかもしれませんが,実際には秩序ある仕方で作用しています。気象学者フレデリック・G・シューマンは最近次のように論評しました。「初めて気楽な気持ちで大気を調べてみると,詳しいことを知らない観測者は天候事象は成り行き任せで当てにならないとの印象を受けるであろう。……しかし,注意深く,直接観測すれば,すべての点で秩序の見られることが明らかになる」。
ほとんどの人は「詳しいことを知らない観測者」でしょう。しかし,これまでに分かっている範囲内で,天候がどのように作用しているかを概観
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