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  • 人類を一致させる良いたより
    ものみの塔 1971 | 8月15日
    • 仁慈・謙遜・柔和・寛容を著よ。また互に忍びあひ,若し人に責むべき事あらば互に恕せ,主の汝らを恕し給へる如く汝らも然すべし。凡て此等のものの上に愛を加へよ,愛は〔一致の完全なきずな〕なり」― コロサイ 3:12-14〔新〕。

      分裂を引き起こす慣行から身を守る

      8,9 (イ)エペソ書 5章3-5節に示されているように,不一致の原因にはどんなものがありますか。(ロ)エペソ書 5章3-5節の忠告が会衆のすべての人を一致させるためには,何が要求されていますか。

      8 パウロのことばから容易にわかるように,愛は一致の完全なきずなであり,人々を一体にさせ,一致させ,結合させる結果をもたらします。したがって,個人個人が「良いたより」を通して,口論や論争または言い争いなどをせずに,他の人との共通の益を図りながら働くことができるわけです。そうした人は,たとえば,一致のこの完全なきずなである愛のゆえに,神のことばからの良いたよりと調和した生活を送ります。エペソ書 5章3-5節にしるされている一致のための助言に従う人は,その道徳的な行動によって自分たちが廉潔であろうと努めていることを明らかにします。この聖句の中でパウロはこう言っています。「聖徒たるに適ふごとく,淫行,もろもろの汚穢,また慳貪を汝らの間にて称ふる事だに為な。また恥づべき言・愚なる話・戯言を言ふな,これ宜しからぬ事なり,寧ろ感謝せよ。凡て淫行のもの,汚れたるもの,貪るもの,即ち偶像を拝む者等のキリストと神との〔王国〕の世嗣たることを得ざるは,汝らの確く知る所なり」。〔新〕「良いたより」の追従者すべてがこの忠告に従うなら,その時,一致が見られます。人間の導きにすぎないではないかといって,その忠告を無視する必要はありません。そうではなく,この忠告はご自分の民のために聖霊を通して神が与えられた導きなのです。一致が行き渡るためには,神のことばの良いたよりに追従する世界じゅうのすべての人が,この助言を堅く守らねばなりません。この指令のどの部分に従い,どの部分を無視する,といえるような特典を持つ人間はひとりもいません。エホバに仕えている人たち,また仕えることを望んでいる人たちは,従うべきこと,あるいは従うべきでないことに関して,みずからをその審判者としえないことを一致して認めています。ここに一致のかぎがあるのです。つまり,エホバのまさった地位と,エホバがみことばを通して話されることを認めることです。したがって,すべての人はロマ書 12章3節のパウロの助言を銘記します。「われ与へられし恩恵によりて,汝等おのおのに告ぐ,思ふべき所を超えて自己を高しとすな。神のおのおのに分ち給ひし信仰の量にしたがひ慎みて思ふべし」。つまり,一致は語るところを同じくし,同じ考えの方向に従うことからもたらされるのです。

      9 「良いたより」は,淫行を犯すこと,あるいはどん欲になることを話したり黙考したりしてはならないと忠告しています。卑わいな冗談をいうことがないよう舌に注意し,自分の行動が非難されたり恥をもたらしたりすることがないよう用心してください。なぜですか。習慣,文化,国家的な背景によって不和をもたらすことなく,「良いたより」の関心事に一致して仕えられるためです。

      10 パウロはエペソ人への手紙の中で,さらにどんな注意を与えていますか。

      10 神のことばの良いたよりはさらに,うそをつく,盗みをする,のろいのことばを発するなどのことに関しても注意を与えています。「されば虚偽をすてて各自その隣りに実をかたれ,我ら互に肢なればなり。汝ら怒るとも罪を犯すな,憤恚を日の入るまで続くな。悪魔に機会を得さすな。盗する者は今よりのち盗すな,寧ろ貧しき者に分け与へ得るために手づから働きて善き業をなせ。悪しき言を一切なんぢらの口より出すな,ただ時に随ひて人の徳を建つべき善き言を出して聴く者に益を得させよ」。(エペソ 4:25-29)これらの面において一致した行動が見られるならば,神のことばの良いたよりはエホバに心を込めて仕えようと望んでいる人々に,彼らを建て起こす導きを与えます。

      11 ある人はうそをつくことをどのようにみなしていますか。しかし,虚偽はなぜ不一致をもたらす人たちの道ですか。

      11 今日多くの場所で,政府は他の政府に対してはもとより,自国の民に対してもうそをつくという手段を用いています。ある政府職員はうそをつくことについて尋ねられた時,「みずからを救うためにうそをつくのは」政府国有の権利であると語りました。神のことばは異なった助言を与えています。「各自その隣に実を語れ」。(エペソ 4:25)一致は人々が互いに真実を語る時にのみもたらされるものです。うそをつく人は詐欺師です。どうして虚偽が永続する確固とした基の上に築かれる一致を生みだすことができるでしょうか。それは不可能です。

      12 盗みはなぜ不一致を生み出しますか。

      12 盗みは不和を生み出します。神のことばの良いたよりはそれを非としています。ある実情調査機関によると,会社員が一就労日中に盗む現金と商品は18億円以上に達するということです。盗みをする人がすべて異教徒つまり不信者でありません。その大多数の人がなんらかの宗教に関係しています。そのような人は自分自身をもって法律とし,盗みする者は今よりのち盗みすな,との神のことばからの良い忠告を退けます。一致を生み出すためには,神の祝福と恵みを追い求める人たちの間に,盗みをする者があってはならないと聖書の良いたよりは命じています。

      13 (イ)今日,ののしることはどの程度顕著なものとなりましたか。(ロ)聖書はこの点どんな賢明な忠告を与えていますか。

      13 今日,ののしることは多くの人にとってあたりまえの事柄,生活の仕方として受け入れられています。演劇や映画,それにテレビまでが,いろいろなののしりのことばの犠牲になっています。ひとかどの人物であるなら,あくどいことばを使ったり,毒づくぐらいでなければだめだ,と一般に考えられています。そのようなゆがんだ物の見方をする人は,聖書の忠告や助言を古くさい,時代おくれのものとしてしかみなさず,それを侮べつの念をもって見ます。しかしながら聖書は,人類の間に一致を促進させようと努める者に対し,きたないことばをいっさい口より出してはならないと助言しています。悪態をつく度胸があるからといって,それでその人が“いっぱし”の男や女であるということにはなりません。聖書は,神を喜ばせ,一致を促進させたいと望む人たちが次の忠告に従うよう良い助言を与えています。「終に言はん兄弟よ,凡そ真なること,凡そ尊ぶべきこと,凡そ正しきこと,凡そ潔よきこと,凡そ愛すべきこと,凡そ令聞あること,如何なる徳,いかなる誉にても汝等これを念へ」。(ピリピ 4:8)きたないことばを使う人はみずからをきたない人間にしてしまいます。そうしたことが起こらないよう,ピリピ書 4章8節の忠告に従ってください。一致を促進させるために,神のことばの良いたよりの忠告に従ってください。きたないことばや考えをあなたの思いに満たさせるような事柄をいっさい避けてください。演劇,映画,テレビまた活字が生み出す,いわばくずのようなものを思いに取り入れていると,やがては,くずともいうべき,きたないことばづかいをするようになります。この忠告は聖霊の働きを通して人類の創造者から与えられた,つまり,その聖霊に動かされながら人々が語ったものであることを忘れないでください。

      14 ののしることばを使うこと,敵意のある苦々しい気持ち,怒り,憤り,大声で叫ぶことを避けるなら,どのように一致が生み出されますか。

      14 「良いたより」はさらに別の活動分野においても一致を生み出します。その点に関して,使徒パウロは次のように書いています。「すべての敵意のある苦々しい気持ち,怒り,憤り,大声で叫ぶこと,ののしることばを,すべての悪意とともに,あなたがたから捨て去らせなさい」。(エペソ 4:31)今日の世界はののしることば,敵意のある苦々しい気持ち,怒り,憤りで満ちています。意思表示をするための抗議,暴動,デモ行進その他の活動はすべて,他の人やグループがこういう行為をしたとかしないとかということに関して,不快の念をしばしば痛烈にさらけだします。良いたよりの神聖な宣告の一つを託された弟子ヤコブの忠告はこうです。「人の〔憤り〕は神の義を行はざればなり」。(ヤコブ 1:20〔新〕)神のことばの中にしるされている良いたよりは,憤り,大声で叫ぶこと,ののしることばがクリスチャンの人格の一部であってはならないと助言しています。その代わりに,クリスチャンはこう勧められています。「神の意志にしたがって真の義と忠節のうちに創造された新しい人格を着(てください)」。(エペソ 4:24,新)創造者の是認を欲する人すべてが神からの良いたよりにつき従う時,考えと行動の上での一致は保証されます。したがって,次の助言を与えたヤコブのことばはなんと賢明でしょう。「おのおの聴くことを速かにし,語ることを遅くし,〔憤る〕ことを遅くせよ」― ヤコブ 1:19〔新〕。

      神の王国を支持することにおいて一致する

      15 (イ)クリスチャンの中立はどのように一致を生み出しますか。(ロ)なぜエホバはある国を支持して,他の国を支持しないというようなことをされませんか。

      15 神のことばの良いたよりの忠告に留意する人たちが一致を生みだす分野として,生活の別の面,つまりクリスチャンの中立の立場があります。イエス・キリストはご自分の追随者についてこう明白に言われました。『我の世のものならぬごとく,彼らも世のものならず』。(ヨハネ 17:14)聖書は,「地とそれに充るもの世界とその中に住むものとは皆エホバのものなり」と,はっきり述べています。(詩 24:1)したがってエホバにとっては,地球上の土地に関して国家的な境界などというものはありません。地球が現在のようにさまざまな政治形態に区分されているのは,エホバのなされたことではありません。エホバはある国を他の国以上に尊重したり好意を示したり,他の国を無視して一国だけを支持したりするようなことはされません。こうした区分は「この事物の体制の神」悪魔サタンのしわざです。彼は自分にたった一度の崇拝行為をすれば,この世のすべての王国をイエスに提供しようと言った者です。(コリント後 4:4,新。マタイ 4:8,9)神のことばの良いたよりは,エホバが「一人よりして諸種の国人を造りいだし,之を地の全面に住ましめ」たことを明らかにしています。(使行 17:26)このように,神はご自分に一致のうちに仕えたいと願う者たちに対し,この事物の体制の情勢に関して中立であるように要求されています。そうした一致が行き渡るためには,個人がどこに住んでいようが,どんな国家に生まれついていようが,またその言語,皮膚の色,家系がなんであろうと,地のすべての場所にいる神の民と一致していなければなりません。ここでも,それは不完全な人間が神の律法をどう解釈するかということには依存していません。第一原因とされる全能のエホバ神が,一致とご自分の祝福を得られるよう人間のために定めてくださったことに依存しているのです。

      16 (イ)クリスチャンの立場は中立ですが,そうかといって支配者に対して不従順ですか。(ロ)イエスはこの点に関してどんな導きをクリスチャンに与えましたか。

      16 同時に神のことばの良いたよりは,神の民を特色づける一致のうちに集められる人々すべてが支配者や政府に従順を示すこと,つまり,現存する体制を転覆させるための戦いに携わって,自分たちの一致を砕くような事態を決して起こさないことを明らかにしています。ほかならぬイエスご自身がこう言われました。「さらばカイザルの物はカイザルに,神の物は神に納めよ」。(マタイ 22:21)全地におけるクリスチャンがこの点で従順を示していることは,彼らが考えと行動の上で一致しているもう一つの証拠となります。

      17 マタイ伝 24章14節はどのように真のクリスチャンを一致させる力となりますか。

      17 神のことばの良いたよりが信者を統一させるこうした方法すべてに加えて,神の王国の良いたよりを証のために人の住む全地で宣べ伝えなさいとの,マタイ伝 24章14節の命令に従う結果としてもたらされる一致があります。神のことば聖書からの神の良いたよりのもたらす一致にあずかる人々はまた,それ自体統一をもたらす宣言である神の王国の音信を世界じゅうで宣べ伝えています。その良いたよりは,すべての者が無差別に参加できる一つの共通のわざにおいて,あらゆる人種や国家的背景の人々を一致させる役割を果たしています。

      18 エホバが話し,人間がそれに聞き従う時,どんな結果が得られますか。

      18 こうしてこの20世紀に,統一をもたらす神のみことばの音信は口頭や印刷物によって人々のもとにもたらされています。意見の相違がなければ何も改善できないと人は感ずるかもしれませんが,宇宙の創造者であるエホバ神が話され,地の全域に住むあらゆる身分の人々がそれに聞き従うなら,彼らは意見の相違をきたすことなく,口論することも分裂することもなく一致のうちに働きうると,わたしたちは確信をもって言うことができます。

      19 エホバはご自分の民のために何をすると言われましたか。あなたは何をするよう勧められていますか。

      19 全能の神はミカ書 2章12節〔新〕でご自分の民についてこう言われました。「我之を同一に置て〔囲いの中の〕羊のごとく成しめん」。したがって,「はらから相睦てともにをるはいかに善いかに楽きかな…ヘルモンの露くだりてシオンの山にながるるがごとし そはエホバかしこに福祉をくだし 窮なき生命をさへあたへたまへり」とあるとおりです。(詩 133:1-3)この一致は今や,地球全体の206の国や島々に存在し,明らかに見られています。あなたはそうした全世界にわたる一致にあずかることができます。わたしたちは,みなさんが神のことばと全人類を一致させる良いたよりを人々にもたらすために神が今日用いておられる組織とを詳しくお調べになるようお勧めいたします。

  • 麻薬の乱用に対する主要な身の守り
    ものみの塔 1971 | 8月15日
    • 麻薬の乱用に対する主要な身の守り

      カナダのある若い音楽家は,ひどい状態のところを警官に発見されました。マリファナではもう「刺激」を感じなくなったのでLSDをためしてみたんだ,と彼は警官に言いました。その結果「ひどい旅」をし,その旅のあいだに,「自分が見ていたものを見たくなくて」,指を眼球のあなに深くさし込んだのです。両眼がひどく傷つき,医師は,片方が失明するのではないかと心配していました。

      このようなニュースは少しも珍しくありません。医師も,法律をつくる人たちも,そして大部分の麻薬使用者たちでさえも,LSDとかヘロイン

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