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  • 実在する,海の“人魚”
    目ざめよ! 1979 | 11月22日
    • て飼育係にしきりに鼻をこすり付けたことがあります。

      絶滅の危機にひんする種族

      マナティーの生存が脅かされるようになっていることは,このようなのんきで人なつっこい行動にも,ある程度関係があります。マナティーには天敵がなく,他の動物に襲われて,そのえじきになることはありません。しかし,猟師やスポーツマン,密猟者などの人間が,保護法を無視してマナティーを乱獲してきました。カイギュウの活動領域が浅い水域に限られているため,これを捕えて皮や肉を得ようとねらう人間の目標になりやすいのです。

      人の居住地に近い,船遊びの盛んな水域では,スクリューに引き裂かれて,カイギュウが死んだり,傷ついたりしています。フロリダの海域に住むマナティーの背には,モーターボートと遭遇したことを物語る大きな傷跡の残っていることが少なくありません。

      カイギュウを殺すことを犯罪とする厳しい法律を定めている国もあります。これらの法律に違反すると,重い罰金を課されます。何年もの間,カイギュウの姿を見掛けなかったフロリダの海域で,マナティーの小さな群れが再び見られるようになるなど,これはある程度の効果を上げています。しかし,生態学者は,その自然の生息地の近くで開発が進み,人口が急増するにつれて,このおとなしい大型獣が絶滅してしまうのではないかと懸念しています。

      マナティーが,昔の船乗りや画家が想像したような伝説上の美しい人魚の姿とかけ離れていることは明らかでしょう。しかし,実在する海の“人魚”と巡り合う機会に恵まれた人々に喜びを与えるという点では,この独特の形をした生き物はその務めを十分果たしています。

  • 証拠不在
    目ざめよ! 1979 | 11月22日
    • 証拠不在

      「あらゆる場所の生命が必然的に発生したことを科学者は確信するに至った」。1978年12月5日付の「スタテンアイランド・アドバンス」はこのような見出しの記事を掲載しました。クリスチャン・サイエンス・モニター紙の特電に基づくこの記事は,その確信が証拠よりも証拠による裏付けのない信念を基にしていることを認めています。メリーランド大学のシラル・ポンナムペルマはその確信をこう表現しました。「生命は条件さえ整えば宇宙内のどこにでも発生する必然的な過程と考えられる」。ポンナムペルマはさらにこう言葉を続けています。「この惑星上に生命を造り出した我々の太陽は少しも特異な存在ではない。物理化学の法則は全宇宙に適用される普遍の法則である」。ところが,そのような主張をする人々は,現在の太陽が生命を造り出す力を失っていることを認めています。また,それらの人々は,物理化学の法則は自然に発生したと主張せざるを得ません。法則を立てたかたの存在を認めないからです。

      その記事はこう結んでいます。「先人の無知をかんがみると,こうした事柄を言うに当たって,今日の生物学者は特別にひとりよがりになっているわけではない。生命体になる以前の化学物質がどのようにして有機的な生命体になったかを自分たちが説明できないことを生物学者は知っている。しかし,自分たちが,その答えに通じる正しい道をたどっているとの信念を抱いている」。

      ガイアナのジョーンズタウンで大量自殺を遂げた犠牲者たちもある種の信念を抱いていました。「彼らは盲目の案内人なのです。それで,盲人が盲人を案内するなら,ふたりとも穴に落ち込むのです」という言葉は,イエスの時代におけると同じく,今日でも真実です。―マタイ 15:14。

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