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霊的な諸活動を計画する王国宣教 1981 | 7月
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とはいえ,1年のこの時期に自分の計画の中で霊的な活動をなおざりにすることがないようにいたしましょう。―ローマ 13:14。
4 ある会衆はすでに,未割当ての区域や,めったに奉仕されない区域を網らする取決めを設けています。あなたの会衆でそのような取決めがあるなら,その特別な活動を楽しむように計画しておられますか。
5 学校は夏休みになり,世俗の職場でも夏の間に休暇を取り決めるところが少なくないので,補助開拓奉仕に参加することを霊的な活動の計画に含められるかどうか検討してみるのは良いことです。野外奉仕への参加を拡大し,区域で見いだした人々の関心を続けて高めることができると,休暇の喜びや満足が一層大きくなることに多くの人は気付いています。そのようにして十分に,また楽しく奉仕に参加することは実際「レクリエーション」になり得ます。レクリエーションとは,「労苦の後で体力と精神を一新すること」を意味するからです。人々に良いたよりを分かち,霊的に成長するよう援助できるというのは何とさわやかなことでしょう! そのようにして与えることは真の幸福をもたらし,わたしたちの精神を高揚させます。―使徒 20:35。
6 夏に入ったばかりの今は,わたしたちにとって,個人または家族として霊的に報いの多いさまざまな計画を立てる時です。計画すれば,物事を整然と,また時間通りに行なう助けになります。多くの人たちは事前の計画によって,第1日曜日の野外奉仕の取決めを大変よく支持してきました。そのような活動を夏の計画に含めることができますか。
7 わたしたちすべてはエホバの王権の栄光について語り,エホバへの奉仕に忠節にとどまろうとする自分たちの努力にエホバの豊かな祝福を求めつつ,今から何か月かの霊的な諸活動を良心的に計画しますように。―詩 145:10,11。
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開拓者としてエホバに仕えることを考慮してみましたか王国宣教 1981 | 7月
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開拓者としてエホバに仕えることを考慮してみましたか
1 開拓者たちによってなされている立派な業を見るのは何という励ましでしょう。「りっぱな業に熱心」とは,パウロが当時の勤勉な働き人たちを表現した適切な描写です。(テトス 2:14)今日ではどうでしょうか。「開拓者としてエホバに仕える点でわたしが見いだした喜びを描写すべき言葉がありません」と,ある姉妹は答えました。あなたも,自分の神聖な奉仕においてそのような気持ちを経験できるでしょうか。
2 開拓奉仕へと踏み出す最初の段階の一つは,開拓者精神を培うよう努めることです。それはどんな精神ですか。最近の一連の巡回大会から学んだように,それは宣べ伝えよという命令に対する正しい態度もしくは気構えです。それには人々への関心が含まれます。それはこの終わりの日に神のご意志を行なうということから来る喜びの精神です。一定の生活水準を保つことに打ち込む人々もいますが,開拓者精神を持つ人々は,人々を援助することにさらに多くの時間を費やすため喜んで犠牲を払います。(マタイ 13:45,46)開拓者精神を持つのは開拓者だけでしょうか。そうではありません。事情で開拓奉仕こそできないかもしれませんが,この精神を持つ人は大勢います。
3 自分の事情にあって開拓奉仕が可能かどうかをどうすれば見定めることができますか。あなたの会衆にも,開拓者である人や,開拓者であった人が幾人かいることでしょう。その人たちにこのことを話してみるのはいかがですか。実行可能な予定を立てる仕方について,役立つ提案を喜んで与えてくれるでしょう。(エフェソス 5:16)人は個人研究や家族への責任と野外奉仕との間に平衡を保たなければなりません。物質の必要物をまかなうためには時間が必要であり,そのために世俗の仕事に就かねばならないかもしれません。そこでお金の正しい用い方が関係してきます。物事を簡素に保ち,神の王国を第一にしているなら,イエス・キリストに見倣っていることになり,開拓奉仕に喜びを見いだすことでしょう。
4 経済面では開拓奉仕が可能だと分かったものの,健康が持ちこたえるかどうか,あるいは実行可能な予定を立てられるかどうか確信が持てないとしたらどうでしょうか。数か月間補助開拓奉仕をして,その間に事情を整えるのはいかがですか。もしうまくいったなら,少なくとも1年間開拓奉仕をすることを是非考慮してみてください。こうすれば,長い期間に及んだ場合自分の健康や予定などがどうなるかを見る機会が得られるでしょう。
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会衆の集会 ― その6: 「ものみの塔」研究を感謝する王国宣教 1981 | 7月
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会衆の集会 ― その6: 「ものみの塔」研究を感謝する
1 聖書時代に,王の食卓に連なり,王の侍従が調え,給仕する正さんにあずかるようにとの招待は,大きな栄誉であり,王の「過分の親切」の表われでした。(サムエル後 9:7-13。列王上 2:7,新)今日,わたしたちは,偉大な王エホバが自分たちのためにこれまでしてくださったことに深い感謝を覚えてはいないでしょうか。エホバはみ子イエス・キリストを通して盛りだくさんの食卓を調え,健全で健康的な霊的食物を心ゆくまで楽しむようにとの持続的な招待をその民すべてに差し伸べてこられました。主人であるイエス・キリストは,『時に応じた食物』を供するため「忠実で思慮深い奴隷」を任命しておられます。(マタイ 24:45-47)油そそがれた「奴隷」級がその「食物」を分配するのに用いてきた主な手段は何でしたか。100年余にわたって,「ものみの塔」誌がその手段となってきたことは明白です。
「ものみの塔」誌をどう見ますか
2 「奴隷」級が,今日の会衆と交渉を持つためのキリストの用いる手段であることを知っていれば,わたしたちの心は「ものみの塔」の述べる事柄を一層受け入れるようになるはずです。また,「ものみの塔」が聖書にしっかりつき従うよう努めていることが分かれば,確信が強められ,毎回の号を受け取るたびにそれを熱心に調べるようにもなるでしょう。―使徒 17:11。「ものみの塔」1964年733,734ページもご覧ください。
3 「ものみの塔」誌を通して,数々の肝要な真理にエホバの民の注意が促されてきました。発刊当初から「ものみの塔」は,神の天の王国こそ人類の真の希望であることを大胆に強調し,キリストの臨在が目に見えないものであるとの証拠を提出し,1914年が異邦人の時の終わりを画する年であることを公に知らせてきました。樹立された王国を宣べ伝える必要性,エホバの組織とサタンの組織との明確な区別,楽園の地におけるとこしえの命の希望,そのすべてがそれぞれにふさわしい時期に聖書から論じられてきました。「ものみの塔」誌はその創刊号から,イエス・キリストの贖いの犠牲の価値に対する認識を終始築き上げてきましたが,今でもそれはわたしたちを奉仕へと動かす力となっています。
4 わたしたちは,世が年を追うごとに堕落の深みに沈んでゆくのを見てきましたが,エホバは性の不道徳,麻薬その他に対する時宜にかなった警告をもってわたしたちを保護し,会衆を守るため悔い改めない悪行者を排斥する手順を定めてくださいました。「ものみの塔」誌は,生活のかつてないほど多くの分野において,わたしたちが自分の良心を訓練し,エホバとの良い関係を楽しめるよう助けてくれました。エホバが辛抱強く,進歩的に導いてくださったことをわたしたちは大変感謝しています。―箴 4:18。
どのようにして十分に益を得るか
5 会衆として「ものみの塔」を一緒に考慮することは,わたしたちの考えの一致に貢献し,聖書に根ざした強固な信仰をわたしたちの内に築きます。(コリント第一 1:10)ところで,毎回の「ものみの塔」研究を,自分にも兄弟たちにも週のうちで霊的に最も重要な部分とするために,わたしたちは個人個人どのように貢献できるでしょうか。「ものみの塔」研究から十分に益を得るには,三つの事柄が必要です。(1)個人また家族の準備。あなたはこのための時間を取っておられますか。ご家族にとっては何が最善の結果をもたらすでしょうか。そのような研究の間,あなたは聖句に特別の関心を払い,それらがどのように用いられ,適用されているかに注目しますか。それはなぜ良いことなのでしょうか。(テモテ第二 2:15)(2)定期的に出席する。公開講演の後で習慣のようにして立ち去る人がわたしたちの中にいるでしょうか。(3)自由に参加する。長くてこみ入った注解が必要だと思うべきではありません。短くて的を射た答えのほうが良い場合が少なくありません。自分の言葉で注解しようと努力すれば,印刷されていることへの理解が疑いなく深まり,他の人々をも一層動かすものとなるでしょう。参照聖句を開け,適用する点で率先してください。要点を実際的に適用したり,関連した経験を含めたりすることはすべての人に感謝されます。
長老たちは何を行なえるか
6 「ものみの塔」研究の司会者は,時々自分の教える方法を振り返ってみると良いでしょう。次のように自問できます。わたしは幾度も注解し過ぎているだろうか。要点は強調されているだろうか。兄弟たちは参加するように励まされているだろうか。研究中に聖書が用いられているだろうか。自分はよく準備しているだろうか。時間を上手に配分して研究を司会しているだろうか。長老団から良い教え手として指名された他の長老たちも,周期的に司会するよう予定に組まれるべきです。(「わたしたちの王国奉仕」1977年10月号,4ページに注意してください。)
7 あなたは心からの霊的食欲をお持ちですか。(マタイ 5:3)もしそうなら,あなたは,「ものみの塔」研究の間王の食卓に来て,その「奴隷」たちを通し寛大に備えられたあふれんばかりの霊的な良いものに,王の民すべてと共にあずかるようにと招かれているのです。すべての感謝と賛美がわたしたちの偉大な教え手,エホバに帰されますように。―イザヤ 54:13。
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