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  • マンガ ― 昔はどうでしたか
    目ざめよ! 1983 | 9月22日
    • 1938年は転換点になりました。シーガルとシャスターという若いチームが,自分たちの作り出したマンガの主人公 ― スーパーマン ― を世に送り出す出版社を見つけたのです。原作者の一人によると,スーパーマンは「サムソンとヘラクレス,そして私が聞いたことのある勇者すべてを一つにひっくるめたような主人公,いやそれ以上のもの」になることになっていました。この「鋼鉄の人」は老若を問わずあらゆる年齢層の人の想像力をとりこにしました。やがてこの月刊誌は年間100万㌦のもうけをもたらしていました。そしてこの成功で拍車がかかり,数々の出版社がマントを着けた正義の味方をほかにも作り出すようになりました。

      しかし,次の世代のマンガは性と暴力と恐怖の領域へと落ちてゆきました。暴力的に生々しいマンガで「犯罪は金にならない」と題するものがありましたが,そうしたマンガは実際には出版社にとって非常に大きなお金になりました。そして1950年代が過ぎてゆくにつれて,マンガはまた,「埋葬室からの物語」というような主題で年若い読者たちを震え上がらせるようになりました。

      多くの場合に,マンガはもはや漫画的なものではなくなっていました。

      一般の人々からの抗議

      1954年に,「無邪気な者たちに対する誘惑」というフレデリック・ワーサムの本が,マンガ産業は若者を堕落させているとして同産業をやり玉に上げました。ワーサム博士は情緒不安定の子供たちを調査し,その多くがマンガの愛読者であったことを明らかにしました。結論としてワーサム博士は,「マンガのストーリーは暴力を教える」と述べています。

      しかし,ワーサム博士の研究はマンガが正常な子供に悪影響を及ぼすことを証明したわけではない,と考えた人もいました。ともあれ,少なくとも米国では,行き過ぎた暴力や裸を規制する規約を設けることによって,マンガ産業を“取り締まる”ための措置がやがて取られることになりました。しかし,そのような手段には効果があったでしょうか。今日のマンガはどのようなものですか。

  • マンガ ― 今日見られる傾向
    目ざめよ! 1983 | 9月22日
    • マンガ ― 今日見られる傾向

      マンガは,当初あふれていた粗いタッチの絵と単純な文章から大いに成長しました。今日,ある社会ではその美術的な価値が称賛されているほどです。また,文体がより複雑になっているため,読者は時々辞書に当たってみなければならないかもしれません。

      しかし,最大の相違点は,スーパーヒーローたちがマンガの中の敵役だけでなく,広く浸透するテレビの影響とも戦わなければならないということです。最近出版された,「テレビと行動」と題する研究論文は,若い視聴者をとりこにするテレビの力が実に恐るべきものであることを明らかにしています。では,マンガはこの手ごわい競争相手とどう戦うのでしょうか。

      一つの新機軸は物語を続きものにして連載し,毎号購入しないではいられないように読者を病み付きにすることです。例えば,最近号の「ロム」は読者を夢中にさせるような物語を展開させておき,スーパーヒーローのロムと失われた大陸アトランティスから来た仲間が恐ろしい怪物に脅されるところで終わっています。その後はどうなるのでしょうか。知りたければ,次の号を読まなければなりません。

      テレビ漬けになっている今日の若い人々の興味をつないでいくには,マンガはその“規約”をほとんど無視して,読者に暴力を大量に提供しなければなりませんでした。「デアーデビル」という(悪魔<デビル>の衣装を着けた盲目のスーパーヒーローの登場する)マンガの一つの号に載せられた場面の53%は暴力的であることが明らかになりました。デアーデビルが戦う時の一撃一撃が生々しく描かれており,“音響効果”(その一部としては,「フォック」,「クラッグ」,「カング」,「チャッド」,そして「シュワ」などがある。)でそれを強調しています。そしてスーパーヒーローたちの標準的な服装というのは膚にぴったりしたレオタードなので,読者は隆々たる筋肉に見入ることができます。(女性のスーパーヒーローも同じほど

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