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真実を語る者は誓いを加えるものみの塔 1966 | 3月15日
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数です。(黙示 7:1-8; 14:1-3)「主要な子孫」イエス・キリストに従う,これら霊によって生み出される14万4000の人々はすべて,キリストと共に地上で犠牲とならねばなりません。自分の肉体の死にいたるまで忠実な態度を保つことによって,これらの者たちは死人の中からよみがえらされ,天の御国においてキリストと共同の相続者となるのです。―コリント前 15:29-57。コリント後 5:1-9。
25 1965年の主の晩さん式でパンとぶどう酒を食べた1万1500人の人々は何を示しましたか。アブラハムに対する神の誓いはこれらの人々にどう影響するはずですか。
25 こうして1965年ニサン14日の主の晩さん式の時に象徴物であるパンとぶどう酒を食べて,アブラハムの霊的な子孫に属する者であり,主要な子孫イエス・キリストと一緒に天のものを相続する者であることを示した人は1万1500人いました。(ルカ 22:14-30。コリント前 11:20-32)14万4000人のうちの残りの者であるこれらの人々にとって,エホバ神がモリヤ山上においてアブラハムに対する自分の約束に付け加えた誓いは,特別の慰め,また励ましとなり,忠実さを保たせるものとなるはずです。なぜですか。
誓いの目的
26 ヘブル書 6章18節にあるとおり誓いにはどんな目的がありますか。
26 それでは誓うことにはどんな目的がありますか。そのことについてはヘブル書 6章16節に霊感による説明があります。「人間は自分より上のものをさして誓うのであり,そして,その誓いはすべての反対論を封じる保証となるのである」。
27 それゆえアブラハムに対するエホバの誓いはどんな反対論を封じるものとなりましたか。
27 それゆえ,エホバ神が「わたしは自分をさして誓う」と言われたとき,それは宇宙の至上の審判者の特別の保証となりました。またそれは,アブラハムの血筋上の子孫だけでなく地上の他の家族すべてにも,すなわち地のもろもろの国民に祝福が及ぶかどうかについて,今日のわたしたちも含めた全人類の反対論をすべて封ずるものとなりました。―創世 12:1-3; 22:16-18。
28 神の誓いに関するどんな事実から,わたしたちはいっそうの確信を得るべきですか。
28 だれにしてもわたしたちはどうしてこのことに反対論を唱えるべきですか。また,これを疑うどんな理由がありますか,むしろわたしたちは,神ご自身がすすんで誓いをされたのですから,いよいよわたしたちの確信を強くしましょう。祝福の子孫についてアブラハムになされた約束の真実さに関して,エホバ神が誓いを立てなければならなかったわけではありません。アブラハムには神に誓いを求める権利はありませんでした。神は自らすすんでご自身をさして誓われたのであり,それには愛に基づく理由がありました。パウロはそのことをこう説明します。
29 アブラハムに約束した時,神はどんな目的で誓いを加えられましたか。それゆえ,わたしたちは怠ることなく,なにになるべきですか。
29 「怠ることがなく,信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように,と願ってやまない。さて,神がアブラハムに対して約束されたとき,さして誓うのに,ご自分よりも上のものがないので,ご自分をさして誓って,『わたしは,必ずあなたを祝福し,必ずあなたの子孫をふやす』と言われた。このようにして,アブラハムは忍耐強く待ったので,約束のものを得たのである。いったい,人間は自分より上のものをさして誓うのであり,そして,その誓いはすべての反対論を封じる保証となるのである」。「このように神は,約束を継ぐ者たちにみ旨の変わらないことをさらに十分に示そうとされた時,誓いを加えられた。それは神が偽ることのできない,二つの不変の事柄によって,自分の前に置かれた希望をとらえるためにのがれた我々に強い奨励を与えるためである」。この望みは,わたしたちにとって,いわば,たましいを安全にし不動にする錨であり,かつ『幕の内』に〔聖所に〕はいり行かせるものである。その幕の内に,イエスは,永遠にメルキゼデクに等しい大祭司として,わたしたちのためにさきがけとなって,はいられたのである」― ヘブル 6:12-20,一部新世。
30 残れる者の望みはなぜ安全で不動であるべきですか。どんな目的のため?
30 そのため,約束されたアブラハムの子孫14万4000人のうち今日なお地上に残る少数の人々は,「真実の神」であるがゆえに誓いを破ることのない至上の神の誓いから強い奨励を得ています。至聖所すなわちエホバ神の天の聖所に錨をおいた残れる者の望みは,いつも安全かつ不動であり,そのゆえに彼らは昔のアブラハム,イサク,ヤコブがしたと同じように忍耐しつづけることができます。
31 今日,約束に対する神の誓いから強い奨励を得ることができるのはほかにだれですか。ヨハネに与えられたどんな幻がそれを説明していますか。
31 しかし今日,神の約束を拘束する神の誓いから強い奨励を得ているのは,まだ肉体でいる14万4000人の残れる者だけではありません。今日,神と神の小羊イエス・キリストを信ずる人々の大群衆が他にあり,それらの人々もそうすることを許されているのです。なぜそう言えますか。アブラハムの霊的な子孫の正確な数を聖書の中で初めて記録した黙示録 7章はそののちこう述べています。「その後,わたしが見ていると,見よ,あらゆる国民,部族,民族,国語のうちから,数えきれないほどの大ぜいの群衆が,白い衣を身にまとい,しゅろの枝を手に持って,御座と小羊との前に立ち,大声で叫んで言った,「救は,御座にいますわれらの神と小羊からきたる』」。(黙示 7:9,10)そうです,誓いで保証されたアブラハムに対する神の約束は,アブラハムの霊的な子となる14万4000人の人々にのみ成就するのではありませんでした。それは地上の諸国民や諸民族のうち,イエス・キリストおよびイエスと共同の相続者14万4000人から成る,この約束の子孫以外の人々にも成就するはずでした。その中には今日生きている人々だけでなく,死んだ人々も含まれます。
32 「大ぜいの群衆」が救いを神とその小羊に帰していることから,どんなことがあきらかですか。
32 すでに,あらゆる国民,部族,民族,国語の中からきた,この信者の「大ぜいの群衆」はアブラハムの子孫による祝福にはいり始めています。これらの人々は,残れる者が天の御国に移される前の今すでに,自分たちが大いなるアブラハムであるエホバ神の約束の子孫をとおして貴重な祝福を受けていることを知っています。そのため多くの人種,国籍,部族,言語の人々を集めたこの「大ぜいの群衆」は,自分たちの救いを天の御座にいるエホバ神と,その小羊であり,アブラハムの子孫の主要な者であるイエス・キリストに帰しています。
33 この「大ぜいの群衆」も奨励を必要とするのはなぜですか。彼らもまたどんなことを心にとめねばなりませんか。
33 大いなるバビロンの滅び,「全能の神の大なる日の戦闘」は起きておらず,悪魔サタンと配下の悪霊たちもつながれず,拘束されていません。また見えるものも見えないものも含め敵対者や迫害者はまだ除去されていません。それゆえ,神の国の下の地上の楽園に希望を置く,この「大ぜいの群衆」は,霊的な残れる者と同じく,怠ることなく,信仰と忍耐を保つための奨励を心要としています。このため「大ぜいの群衆」はご自身をさしてなされた神の誓いを心に留めておかねばなりません。その誓いは彼らの永遠の祝福の約束を固くするためになされたのです。
34 (イ)どんな二つの事柄によってエホバのみ旨は不変のものとされていますか。(ロ)エホバはご自身がどんな神であることをすでに立証しておられますか。パウロと共に,わたしたちは神に対してどんな態度を取ることを宣言しますか。
34 神のことばは不変です。神の誓いは不変です。これら二つの事がら,すなわち神のことばと神の誓いとは,神がわたしたちに啓示された神のみ旨に関連して与えられています。これによって神のみ旨も不変です。啓示したご自身のみ旨に関して至上の神エホバがすでになされたことによって,神の正しさは今でさえ全天全地に立証されています。悪霊がそれを否定しても,悪霊の配下にある人々すべてがそれを否定し,それを信じなくても,至上の神エホバが「真実の神」であることは明らかにされ,実証されているのです。この世の大部分の人々が不信者であっても,それはわたしたちになんの問題にもなりません。わたしたちはその真実さのゆえに神のことばを受け入れ,それを信じます。わたしたちはまた,あらゆる存在のうち最高にして最も偉大なかたをさしてなされた神の誓いが必ず果たされることを認めます。それゆえわたしたちは,「たとえすべての人の偽り者であることがわかっても,神の真実なことを見出しなさい」と書いたクリスチャン使徒パウロと同じ態度を取ることを明確に宣言します。―ロマ 3:4,新世。
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おぼえていますかものみの塔 1966 | 3月15日
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おぼえていますか
あなたは最近号の「ものみの塔」を注意深く読みましたか。そうであればこれらの大切な点をご存知のはずです。ためしてください。
● わたしたちは自分が生活で何を第一にしているかをどのように表わしますか。
いつも考え,話すことによって,また時間,体力,資産などの用いかたによって表わします。―712,713頁a
● どんな助けによって神の国を生活の中で第一にすることができますか。
エホバ神への信仰,良心,敬虔,満足,けんそん,無私の愛。―715頁b
● いつまでも幸福な結婚生活を続けるために,何を尊重しなければなりませんか。
夫と妻それぞれの務めを説明する神のことば聖書の助言。―745-747頁c
● 独身者にはエホバに奉仕するのにどんな有利な面がありますか。
妨げが少なく,全時間宣教奉仕をする機会に恵まれる。―756-758頁d
● ユダは自分の手紙の中でとくにだれに注意するようにと警告していますか。
神の組織にはいりこむ不道徳で不法な人に対して。―43-53頁e
● 人類の生存はどんな政府に依存していると言われていますか。まただれのみがそれを立てることができますか。
世界政府。エホバ神。―6,7頁f
● ピラトが「真理とは何か」という質問をしたときの事情を考慮すると,この質問の答えはなんですか。
イエス・キリストが王また祭司としてみ座で奉仕する神の国。―80,81頁g
● 神と人との間に論争のある場合に,どのように神を真実なかたとすることができますか。
その問題について神のことば聖書が教えることに従って解決することによって。―168頁h
● 聖書の中でだれよりも多く,物事の真実さを誓っているのはだれですか。
エホバ神。70回以上誓っている。―173頁i
● すすんで罪のどれいになることはなぜわたしたちの益になりませんか。
現在ある程度の楽しみを得ても,幸福な永遠の生命を失うことになるから。―200頁j
●エホバ神の家をなおざりにしないために,どんなことをしなければなりませんか。
会衆の集会に出席すること,神の家のために祈ること,金銭の面で神の家を支えること,集会にそなえて予習すること,野外奉仕に参加することなど。―111-115頁k
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