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平和の君をたたえよものみの塔 1960 | 11月15日
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的な証拠を認めて下さい。私たちの時代に対しては全地を震うような事柄が用意されているのです。(マタイ 24:3-42。ルカ 21:7-36)僭越な国際連合,世界強国の滅びの運命,預言されていたように終りの時における犯罪,青少年の非行,「教会主義」という形式でなされる宗教的な偽善の急激な増加について読みなさい。―黙示 17:8,11。マタイ 24:12。テモテ後 3:1-5。
これらの事柄は,平和の君が支配の力をもつて天で即位したことを証明します。エホバは,平和の君によつて,間もない中に,「地のはてまでも戦いをやめさせ」ます。(詩 46:8,9,新口)世界戦争が繰り返して行なわれることはなく,1945年から1959年まで,いわゆる「平和」と考えられているこの期間中に戦かわれた18の「局部的戦争」というようなものも繰り返して行なわれないでしよう。エホバがギデオンを用いてミデアンを粉砕した昔の場合と同じく平和の君は神の御国の敵をことごとく打ち破るでしよう。ヨシュアが敵の戦車を捕えて火で燃やしたように,平和の君は「歩兵のはいたくつと,血にまみれた衣」および他のすべての戦争の装備をハルマゲドン後の地上から滅ぼしてなくしてしまいます。―シシ 7:19–8:21。ヨシュア 11:9。エゼキエル 39:8-10。
この平和な君による支配は増加の一途をたどり,終ることはありません。それは,キリスト,イエスについての良いたよりに従う人々にとつて,心をふるい動かす良い将来です。キリスト・イエスのすばらしい助言と父のごとき親切は,彼を平和の君としてよろこんでたたえ,この世の政治指導者たちをたたえないすべての人々にとつて,永遠の生命を意味します!
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必要の大きな所で奉仕するものみの塔 1960 | 11月15日
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必要の大きな所で奉仕する
「私の生涯の目的を追い求める」という「ものみの塔」の記事は,いつも私を強く励まし元気づけてくれます。真理の中にいるこれらの兄弟妹姉が問題に対しても気をくじかずに大胆に直面し,その生涯の目的を忍耐づよく追い求めて進歩していることを読むと,私も共にその経験を分かち合うよろこびを感じます。しかし,必要の大きな所で奉仕し始めて,やつとこのわざに伴う心からのよろこびを十分に認識することができました。いまそのことをお話ししましよう。
大会で「必要の大きな所で奉仕する」という心おどらす話を聞いてから,また私のいたカナダの一会衆をも含む全会衆に宛てて送られた1957年9月10日付の協会の手紙を読んでから,私は宣教の拡大ということについて慎重に考え始めました。その頃,私は結婚しましたが,それでも奉仕の拡大を図ろうとする私の気持はくじけませんでした。
最初に,いちばん必要の大きなところはどこかを知ることでした。手空きの時間には,「年鑑」(英文)や「ものみの塔」と「目ざめよ!」の各号の報告を丹念に調べました。もちろん,図書館や他の資料の得られる場所で,昼食の休み時間を費したことは言うまでもありません。提案されていた三つの国を選んでから,私たちは支部の事務所に私たちの意向を知らせました。返事はすぐに来ました。また,就職できそうな会社の名を含めて,良い援助の知らせも送られてきました。
時はどんどん経つて,文通の数は多くなるばかりです。私たちの熱心は十分に験されました。そして次のような返事が来たときには,私たちの気持は沈んでしまいました,「就職口はありません」。「あなたの資格は十分でありせん」。「いまいる所にとどまることをすすめる」。幾度も失望を感じましたが,私たちの決意はなお一層強いものになりました。
サタンはまた他の手段を用いて,エホバにささげる私たちの奉仕の拡大をさまたげようとしました。必要の大きな所で奉仕することについて考えをめぐらし始めたとき,そんなことはすこしも知らない雇い主は,特別な訓練計画を私に提供しました。それをうけるなら,昇格,俸給の増加,また業務界での確実な将来は約束されるでしよう。それは誘惑の大きな提供でした。しかし,私は必要の大きな所でエホバに仕えたいという強い決意を持つていたので,その提供をうけられない理由を,親切な態度の中にも断乎として告げました。雇い主は,私がすばらしい将来を拒否している,と確信させようと努力しました。しかし,宣教こそただ
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