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見張りの者たち,声を上げなさい!ものみの塔 1984 | 4月1日
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と伝えられています。しかし,高校を卒業してすぐに開拓奉仕に入る,十分な訓練を受けたクリスチャンの若者たちは,ちょうど必要な時にふさわしいパートタイムの仕事が目の前に現われることをしばしば経験します。エホバは,ご自分を信頼し,自己犠牲の精神のうちに「王国を第一に求め」続ける人々を祝福し,それらの人々を養うことがおできになります。―マタイ 6:19-21,31-33。箴言 3:5,6。マラキ 3:10。
18 開拓奉仕に関する討議は,どのようにフィリピンの一会衆に益を与えましたか。
18 会衆内のある人は,『どうしてこんなに開拓奉仕のことばかり言うのでしょうか。多くの人にとって開拓奉仕は本当に無理なのです』と言われるかもしれません。しかし,喜びにあふれた開拓者たちは,会衆の霊に対し,またその土地の業の拡大に対し,大変りっぱに貢献できるのです!「ものみの塔」誌の1983年2月15日号には,「クリスチャン宣教の精神」という主題の研究記事がありました。その7節の質問は,「クリスチャンの奉仕者各自は,どんな質問を自分にしてみるべきですか」となっています。これは,その節の中にある,「自分が開拓者でないことについてエホバのみ前で本当に言い開きをすることができるだろうか」という質問に注意を促すものでした。フィリピンの「ものみの塔」研究で,そこに出席していた年齢の異なる3人の人々がこの節について注解し,自分はこの質問を黙想して開拓者になるよう励まされた,と次々に述べました。この3人は,会衆の拍手かっさいを浴びました。
19 開拓奉仕のできない人も,どのように会衆内で価値ある貢献をすることができますか。
19 エホバのみ前にあって開拓者になる立場にない献身した証人たちがいることは確かです。わたしたちの会衆内の大多数の人々はそうかもしれません。そうではあっても,これらの人々は会衆内の開拓者精神に価値ある貢献をすることができます。長老や家族の頭は若い人々が開拓奉仕を目標とするよう励ますことができます。会衆全体が,既に開拓者である人々に対して心からの支持を与えることができます。記念式の時期,巡回監督の訪問の時,あるいは学校の休みの時などのふさわしい時に,補助開拓奉仕にあずかるための努力を払える人々は大勢います。そうした努力を払うとき,エホバがその人を強めてくださるということに信仰を持ちましょう。「あなた方の信仰どおりのことが起きるように」。(マタイ 9:29)しかし,健康が優れなかったり,他の事柄に対する責任があったりして,補助開拓さえできないとしても,積極的な態度を保ちましょう。「より良いことについての良いたより」を言い広めるのにできるだけの時間をささげ,開拓奉仕ができる人々を支え,励ましてください。
20 (イ)わたしたちは世のどんな状況に絶えず目覚めているべきですか。(ロ)それで,救いの業についてわたしたちはどんな態度を取るべきですか。
20 今日わたしたちは,暴力的で不道徳な世界に住んでいます。エホバは,古代に行なわれたように,これから裁きを執行されます。(創世記 6:11; 18:20。ルカ 17:26-30)今は確かに「終わりの日」です。(テモテ第二 3:1-5,13)古い体制から出てきてエホバの王国の側に立場を定めるかもしれない人々に救いを言い広める壮大な業に,機会が開かれている今あずかりましょう。わたしたちは,昨年エホバがご自分の業を非常に豊かに祝福されたことに感謝しています。1984年の間,わたしたちは各地で王国の見張りの者たちに再び加わり,エホバの賛美となる声を上げたいものです。―イザヤ 62:6。
復習のための幾つかの質問
□ 僧職者たちはどんな良いたよりを宣べ伝えていませんか。なぜですか
□ 16ページと17ページの表は,シオンの見張りの者たちの活動に関して何を示していますか
□ 開拓奉仕をすることは,個々の人と会衆にどんな益をもたらしますか
□ 会衆内のすべての伝道者は,どのようにりっぱな開拓者精神に貢献できますか
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一斉に喜び叫び続けなさいものみの塔 1984 | 4月1日
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一斉に喜び叫び続けなさい
「快活になって,一斉に喜び叫べ」― イザヤ 52:9。
1 エホバの証人が今「一斉に」叫ぶのはなぜですか。
一斉に! 辞書の定義によるとこの語には,「完全に一致して。正確に調和するように」という意味があります。エホバの証人はキリストの思いを持ち,エホバのみ名を大いなるものとする点で結ばれているゆえに一致して仕えます。彼らの上にはエホバの祝福がとどまっているので,彼らが住む象徴的な地でさえ快活であり,そのあらゆる特色が喜び叫んでいます。このすべては,使徒パウロの祈りのこもった次の言葉に調和しています。「忍耐と慰めを与えてくださる神が,キリスト・イエスと同じ精神態度をあなた方互いの間に持たせてくださいますように。それは,あなた方が同じ思いになり,口をそろえて,わたしたちの主イエス・キリストの神また父の栄光をたたえるためです」― ローマ 15:5,6。ヨハネ 17:4,6,20,21。
2 (イ)コリント第一 1章10節およびエフェソス 4章4-6節によれば,見張りの者たちが「目と目を合わせて」見るのはなぜですか。(ロ)ほかのだれが喜びに満ちた叫びに和していますか。どのようにそうしていますか。
2 『神の栄光をたたえよ!』 これこそ,エホバの一体となった「見張りの者たち」が今日行なっていることです。そういうわけで彼らは次の預言を成就しています。「彼らは一斉に喜び叫んでいる。
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