ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • さゝやかな出発から霊的に繁栄
    ものみの塔 1964 | 10月15日
    • 立派に神の群れを牧しうる備えを身につけることを目標にしたものでした。予期したとおり,この宣教訓練は,神の御国の良いたよりの伝道が拡大されるにつれてエホバの組織にたいへんな増加をもたらしました。エホバはこの活動を祝福されて,御国宣明者たちに,一致と相互の愛を賜りました。

      1942年に,この徹底した教育計画が実行されたとき,全世界には5232のエホバの証者の会衆と,毎月伝道に参加する10万6000人あまりの伝道者がいました。いまでは,2万2761の会衆が世界にあり,104万836人の御国宣明者がいます。

      詩篇 90篇16,17節は,これらの最高者のしもべたちにあてはまるように思われます。「なんぢのみわざをなんぢの僕等になんぢの栄光をその子等にあらはしたまへ かくてわれらの神エホバの佳美をわれらの上にのぞましめ,われらの手のわざをわれらのうへに確からしめたまへ,願くはわれらの手のわざを確からしめたまへ」。

      多くの大会も,神権組織の発展に貢献しました。1955年,私はヨーロッパで開かれた神の民の大会に出席する特権を得ました。ドイツのニュールンベルグで見た感動的な場面は忘れることができません。8月14日,一日中降りつづいていた雨があがり,雲の中から夕陽がのぞく空に,美しい虹があらわれました。この美しい景色の中で,10万の大群衆が,ステージの上にいたノア兄弟や協会本部からの他の代表たちに,ハンカチを振って別れのあいさつをはじめ,その間オーケストラは「また会う日まで神共にいませ」を演奏しました。この暖いクリスチャン愛の表現に感動して,多くの人の目には涙が光っていました。

      もちろん最近にも顕著な大会がありました。特に印象深かったのは1958年にニューヨークで行なわれた,エホバの証者の神のみこころ国際大会でした。この大会では,123の国や島からきた25万3922人の人がヤンキー野球場とポログラウンドを埋めつくして聖書の話を聞き,7136人の新しい証者がバプテスマを受けました。それから1963年,すばらしい「永遠の福音」大会がありました。この大会は,583人の代表と共に,実際に地球を一周し,70日間に24のおもな都市で,他の何千人という人々と大会を開きました。この大会の出席者合計は,58万509人 ― 161の国々や島々からきた ― で,バプテスマを受けた人の数は,1万6653人でした。エホバの組織の霊的繁栄を示す何とすばらしい証拠でしょう。

      回想

      私が神に奉仕してきた年月を1920年までさかのぼって回顧するとき,エホバの組織が,いかにささやかな出発から,すばらしい霊的繁栄を楽しむまでに成長したかを,はっきり見ることができます。1920年のわずか8000人という小さな奉仕者のグループから,194の国々で,162の言葉を使いながら,100万以上の奉仕者が伝道するまでに発展したのをこの目で見てきました。それは実に楽しい経験でした。またエホバが1918年に,献身したご自身の民をとらわれと圧迫から解放して,神の御国の良いたよりを伝道し,聖書の真理を教える世界最大の団体とされるのも見ました。エホバは霊的繁栄をもってご自身の民を祝福されています。

      1920年以来の印刷設備の拡大も,エホバがご自身の組織を祝福されたもう一つのあらわれです。私たちがマートル街35番地で印刷をはじめたときは,「古い戦艦」と,手で紙を送る式の平版印刷機が1台あっただけですが,いまでは31台の印刷機があります。3000平方フィートの床面積をもつ3階の建物のかわりに,いまでは22平方ブロックの床面積があります。1920年には1日に2000冊製本しましたが,今日では1日に4万3400冊という多数の本が製本されます。1920年には,手で紙を送り込む1台の小さな平版印刷機だけで,「ものみの塔」を毎号6万部印刷しました。現在の生産能力は,すべての印刷機を絶え間なく動かして,1日に125万部です。1922年に1年かかってした仕事をいまでは1日でできるのです。このすばらしい発展もすべてエホバ神の賛美とほまれのためです。

      私のように,エホバの組織の現在の発展をささやかなはじまりから見てきたということは,大きな祝福です。聖書出版物を印刷する能力の増大と,それらの出版物を配布する能力とは,神の御国の良いたよりがあかしとして全世界に宣べ伝えられる,という預言の成就を可能にしました。(マタイ 24:14)多くの伝道活動が行なわれました。しかしまだ終わりではありません。エホバが現在の悪い組織制度を終わらせて,約束された平和と正義の新時代をもたらされる時まで,もっと多くの伝道が行なわれねばなりません。

  • 読者よりの質問
    ものみの塔 1964 | 10月15日
    • 読者よりの質問

      ● 創世記 2章1,2節は次の通りです,「こうして天と地と,その万象とが完成された。神は第七日にその作業を終えられた。すなわち」そのすべての作業を終って第七日に休まれた。これは,創造の第6日目終結以来,エホバが天における創造の仕事をも止められたという意味ですか。もしそうなら,この言葉は,「わたしの父は今に至るまで働いておられる。わたしも働くのである」というイエスの言葉(ヨハネ 5:17)とどう調和しますか。―アメリカの一読者より

      創世記 2章1,2節とヨハネ伝 5章17節のイエスの言葉との間に矛盾はありません。私たちの主イエス・キリストの父なるエホバ神は,人類に関係のある天と地を造られるずっと以前から働いておられました。エホバは長い創造の日六日をかけて,人間に関係のあるものを造り出されました。創造の第6日目の終りに,エホバは人類のために行なった創造の仕事を止められました。しかしながら,私たちには見えないみ使の領域に関係のあるものや,人間の領域外のことなど,天における神の活動はすべて続けられました。

      この創造の第7日目においてさえ,神は人類に関係のある仕事をしてこられました。それは物質的な仕事でなく,霊的な仕事です。それはすなわち「新しい創造」を生み出す事です。「だれでもキリストにあるならば,その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った,見よ,すべてが新しくなったのである」。(コリント後 5:17)ここで使徒パウロは,イエス・キリストと共に治め,人類から「召された,選ばれた」忠実な14万4000人の人々個々を「新しく造られた者」と呼んでいます。エホバの創造のみわざの最後を飾る『新しい創造』は,霊的な創造であり,その最終的な過程は人の目に見えません。その上,『新しい創造』を合計14万4001人とすることの目的は,「滅びのなわめから解放され」ねばならない死すべき人類が必要とする慈愛の仕事を行なうためです。イエスは,律法学者やパリサイ人に,「安息日に人をいやすのは,正しいことかどうか」とたずねたのち,いやしの奇跡を行なって自らその問に答え,さらに,「あなたがたのうちで,自分のむすこか牛が井戸に落ち込んだなら,安息日だからといって,すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」と問われましたが,向上をはかるこうした活動は行なわれるべきです。それゆえ,霊的な「新しい創造」のためになされる神の仕事は,人類のための物質創造を休まれる第7日をおかすものではありません。―黙示 17:14。ロマ 8:21。ルカ 14:3-5。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする