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たぐいまれな雑誌を用いて救いを言い広める王国宣教 1985 | 10月
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5 この世の雑誌のうち一つとして価値の点で「ものみの塔」と「目ざめよ!」に比較できるものはありません。予約をする見込みのある人に話す際,表紙裏の「『ものみの塔』誌の目的」や「『目ざめよ!』誌が発行されている理由」に言及して,その著しい相違を強調することができます。救いを言い広めているのは地上でこれら二つの雑誌だけなのです! それら聖書に基づく音信を人々に携えてゆく特権を与えられているわたしたちも,たぐいまれな民を構成しています。救いを言い広める者についてイザヤ 52章7節で述べられていることに注目してください。
救いを言い広める業にあずかる
6 「ものみの塔」誌の中に印刷されている命を救う情報は,心の正直なすべての人々にとって計り知れない価値があります。このことは,数年前に西アフリカのある村から寄せられた経験により,際立った仕方で例証されました。一人の兄弟が1冊の雑誌をある建物の中に置いたところ,管理人がそれを見つけて村人たちに「神の天使がこの村にたよりを伝えた」と告げ知らせました。彼は,雑誌を1ページずつ売ることにしました。ある年配の男性は1ページを買い,読んだことにより聖書の音信に対する興味を呼び起こされました。そしてすぐにエホバの証人との研究を始めたのです。
7 世界の平和と安全は,今日幾百万もの人々の思いにあるテーマです。「ものみの塔」と「目ざめよ!」の10月号に印刷されている,考えを刺激する記事は,証言をする目的で友好的な会話を始める助けになることでしょう。10月中わたしたちがこのたぐいまれな雑誌の予約を提供すれば,区域の人々は救いの音信を聞き,恐らくは世界の平和の唯一の源について知る機会をも持つことになるでしょう。
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自己犠牲の精神をもって王国の関心事を推し進める王国宣教 1985 | 10月
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自己犠牲の精神をもって王国の関心事を推し進める
1 わたしたちは,自己犠牲の精神が消え去ったも同然の世に住んでいます。今日多くの人々は他の人々を助けることなどほとんど考えようとしません。放縦な,自分第一の態度がまん延しているかのようです。パウロはわたしたちの時代について描写し,「人々は利己的になり,貪欲になり,……感謝を表わさない者となります」と述べました。(テモテ第二 3:2,今日の英語訳)クリスチャンは,神の恵みのうちにとどまりたいなら,世の不敬虔な霊に抵抗しなければなりません。なぜ王国の関心事を推し進めるために自己犠牲的であるべきなのでしょうか。そして,どのようにそうすることができますか。
なぜ自己犠牲的であるべきか
2 エホバはあらゆる良いものの源であられます。(ヤコブ 1:17)わたしたちの所有しているものはすべてエホバに属しています。神に対して負い目があるという感情は,わたしたちの時間や才能,そして命そのものをエホバへの奉仕のために犠牲にさせずにはおきません。(コリント第一 4:7と比較。)あらゆる点からわたしたちはそのような専心をエホバに負っています。―啓示 4:11。
3 イエス・キリストは,自己犠牲的であった完全な手本です。神のご意志を行なうために個人的な関心事を二の次にすることにより,み父を喜ばせたいとの熱烈な願いを表わされました。イエスは王国の関心事を遂行することに没頭されました。(ヨハネ 5:30)使徒パウロも自己犠牲の価値を認め,『あなた方の体を神に,生きた犠牲として差し出す』よう兄弟たちに勧めました。―ローマ 12:1。
犠牲にできる方法
4 今日,神の僕たちは自己犠牲の点で決して劣っていません。多くの兄弟姉妹たちは,全時間奉仕をするために家や所有物を後にしました。全時間の業をしてはいないとしても,崇拝のためのふさわしい場所を建てる助けとして,時間や金銭や労力を寛大に与えてきた人たちもいます。そうです,献身した男女,子供たちの自発的な助けにより,王国会館や大会ホールを建てる際に労力や専門的な技術を借りる必要はめったにありません。それらの男女,子供たちは,自発的な奉仕を王国の関心事を推し進めるための寄付とみなしているのです。それは野外奉仕に対する見方とほとんど同じです。彼らは,そのような施設を用いることから自分や他の人々の得る貴重な霊的祝福を認識しているゆえに,イエスの述べられた「あなた方はただで受けたのです,ただで与えなさい」との原則をあてはめるのです。―マタイ 10:8。
5 わたしたちについてはどうでしょうか。わたしたちは自己犠牲の精神を持っているでしょうか。事情の許す限りエホバに奉仕しているでしょうか。世の霊がわたしたちの考えを支配するままにさせることはできません。聖書の個人研究にもっと時間を費やせるでしょうか。あるいは,親切で愛あるクリスチャンの行為により,病気の人や老齢の人,また他の人々を助けることができるでしょうか。近所の人々に良いたよりを知らせるために一層多くの時間を計画できるでしょうか。補助あるいは正規開拓奉仕を含めるように宣教を拡大できるでしょうか。自己分析をしてみれば,どこを改善できるかが分かるかもしれません。―ヘブライ 13:15,16。
6 この事物の体制の終わりに近づくにつれて,神に受け入れられる仕方で仕えるために喜んで犠牲を払う気持ちを強める必要はいよいよ大きなものとなっています。サタンは,自分の時が短くなりつつあることを知っています。サタンは,エホバの民を唆して世の利己的な道を追い求めるように仕向けることを望んでいます。わたしたちがそのような悪魔的な策略に抵抗し,次のように述べた詩編作者の精神を培うことができますように。「わたしは自ら進んであなたに犠牲をささげます。エホバよ,わたしはあなたのみ名をたたえます。それは良いものだからです」― 詩編 54:6。
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集会で参加することにより,霊的成長を示す王国宣教 1985 | 10月
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集会で参加することにより,霊的成長を示す
1 円熟に向かって霊的に成長することはエホバの僕すべてにとって望ましい目標です。パウロは,「わたしたちは真理を語りつつ,愛により,すべての事において,頭であるキリストを目ざして成長してゆきましょう」と書きました。(エフェソス 4:15)では,霊的成長はどのようにして得られるのでしょうか。パウロは二つの事柄,すなわち『真理を語る』ことと『愛による』ことを挙げています。ほかに何が必要でしょうか。
2 心で感じる信念や信仰以上のものが求められます。パウロは,「人は……救いのために口で公の宣言をする」とも書いているからです。(ローマ 10:10)あなたは,集会において公の宣言をすることにより,霊的成長の証拠を提出していますか。参加する点で改善できますか。参加すれば集会からさらに多くの益を得ることに気づいたことはありませんか。
事前の準備
3 個人研究と事前の準備は,話す勇気を得る助けになります。幾つかの異なった節の注解を準備してごらんください。鍵となる言葉にしるしを付け,必要なら余白の部分に簡潔な注意書きをしてみてください。
4 読んだり,要約したり,資料に適用したりすることが求められるかもしれない引照聖句に,研究や黙想をする際注目してください。要点がわたしたち個人の生活や宣教にどう適用できるかを考えてください。
集会中に
5 前もって準備しているゆえ,あなたは意義深い注解をすることができます。「受けるより与えるほうが幸福である」ことを忘れないでください。(使徒 20:35)あなたの注解を喜び,それから益を受ける人たちのことを覚えてください。自分が注解するために準備した(数)節を前もって司会者に知らせることにより,注解を初めてする助けを得た人たちもいます。
6 質問に対する答えのうち最初の注解は,簡潔で要点を突いたものであるべきです。そのような注解はずっと行ないやすいものですし,他の人にとっても理解しやすいものです。出版物から単に読むのではなく,自分の言葉で注解するよう努めてください。そうすることは神の言葉に関するあなたの理解を増し,霊的成長に寄与することでしょう。
司会者が与えることのできる助け
7 司会者は,集会中のより良い参加を励ますために多くのことを行なえます。ほとんど注解をしない人たちに注意を向け,個人的に励ましの言葉をかけるなら大きな助けとなるでしょう。司会者は,自分自身の注解を簡潔なものにし,付加的な要点を引き出す必要がある時には誘導する質問を用いるようにしたいと思うでしょう。
8 わたしたちすべてが定期的に参加することによって今日クリスチャン会衆の中でエホバをたたえ,そのようにして霊的成長を示し,他の人々に愛とりっぱな業とを鼓舞することを求めてゆけますように。―詩編 35:18。ヘブライ 10:24,25。
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新しい「創造」の本に基づく一連の公開講演王国宣教 1985 | 10月
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新しい「創造」の本に基づく一連の公開講演
1 1986年1月と2月に,新しい「創造」の本の資料に基づく八つの話が行なわれます。最初の話を始める際に司会者は,本の資料に基づく一連の八つの話であることを述べることができます。若い人たちを含む会衆内のすべての人がこの一連の話に自分用の本を持ってくるよう勧めてください。
2 それぞれの話で話し手は,聴衆をそれぞれのページに注目させ,要点を補足する,教えるためのさし絵を説明します。各話の終わりに,翌週に取り上げる事柄を述べてください。
3 話の主題,そして話に含まれる「創造」の本の章は以下のとおりです。
1 ― 生命はどのようにして始まったか(1-4章)
2 ― 人間と動物との間の隔たり(5-8章)
3 ― わたしたちの畏怖すべき宇宙と惑星としての地球(9,10章)
4 ― 創造は神の知恵を証明する(11-13章)
5 ― 奇跡的な存在としての人間(14章)
6 ― どうして愛ある神が苦しみの存在を許しておられるのか(15,16章)
7 ― なぜあなたは聖書を信頼できるのか(17,18章)
8 ― 来たるべき楽園<パラダイス>に入る資格を得る(19,20章)
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発表王国宣教 1985 | 10月
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発表
● 野外での提供 10月: 「目ざめよ!」または「ものみの塔」のいずれか,または両方の1年の予約を,それぞれの予約につき1,800円の寄付で提供する。半年の予約を1,000円の寄付で提供することもできる。11月: 普通版の「新世界訳聖書」に「平和と安全」,「真理」,「良いたより」の本のいずれか1冊を添えて1,600円の寄付で提供する。これら3種類のポケット版でニューズプリントのものが在庫していれば,それらを1冊200円の伝道者特別寄付額で扱い,「新世界訳聖書」と組み合わせて1,400円の寄付で提供することができる。12月: 「生命 ― どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」の本を1,000円の寄付で提供する。
● 新しいパンフレット,「王国ニュース第33号」が,12月中,「創造」の本と共に用いられます。会衆は1,000枚3,000円で1,000枚単位にして注文できます。伝道者は会衆の文書カウンターで,8枚25円,20枚60円,100枚300円の寄付で求めることができます。
● 会衆への訪問中,巡回監督は野外奉仕のための集会において,新しい「聖書から論じる」の本から要点を復習します。
● 入庫したカセットテープ(日本語):
歴代誌第一(2巻1セット。会衆および公共: 800円,開拓者: 600円の寄付)。これは11月17日以降の通常の週に注文できます。
● 在庫制限品目や雑誌など,特定の期日までに協会に注文するようにとの要請が時々あります。それらが会衆の集会で発表される時に早目に係に申し出ていただきたいと思います。そうすれば書記は注文数を早くまとめ,指定された日までに協会に送ることができます。
● 近日中に「予約の正しい取り扱い方」(S-11)が送られます。予約期間中掲示板に張り出されますので,その指示をよく読んで予約を扱ってください。
● 会衆は11月4日と11月23日の休日に特別活動を計画できるでしょう。
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日本の野外奉仕報告: 7月王国宣教 1985 | 10月
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日本の野外奉仕報告: 7月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 雑誌 再訪問 研究
特別開拓者 817 132.0 93.9 66.6 5.8
開拓者 23,370 78.4 37.0 32.4 3.1
補助開拓者 15,784 62.3 22.4 20.4 1.7
伝道者 62,235 15.7 7.3 5.7 0.7
合計 102,206 書籍配布: 95,908
新しく献身しバプテスマを受けた人: 1,156
昨年の平均に対する伝道者の増加: 17%
7月も熱心な野外宣教活動が行なわれました。伝道者合計は10万2,206人になり,79か月間連続の最高数を保っています。正規開拓者も毎月増加を続け,2万3,370人に達しています。夏の暑い時期に自己犠牲の精神を示し,未割り当て区域に出かけていって奉仕された方々も,このすぐれた報告に貢献なさったことでしょう。引き続き時の緊急性を意識し,「よい時を買い取」って王国の業を推し進めてまいりましょう。―コロサイ 4:5。
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良いたよりを伝える ― 進んで,またいつでも行なう精神をもって王国宣教 1985 | 10月
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良いたよりを伝える ― 進んで,またいつでも行なう精神をもって
1 ある人たちが真理への熱意を決して失わないのはどうしてなのか,お気づきになったことがありますか。幾十年もの忠実な奉仕をしてきても,彼らは依然として良いたよりを進んで,またいつでも他の人々に分かちます。わたしたちすべてはこの同じ積極的な態度を培うよう努力すべきです。(テモテ第一 6:18。ヘブライ 3:14と比較。)あらゆるふさわしい機会に良いたよりを伝えることは,いつでも,また進んで行なう精神を持っていることの証拠です。
2 10月中わたしたちは,「ものみの塔」と「目ざめよ!」の予約を提供します。わたしたちは,家から家に限らず,できる時にはいつでも予約を提供することにより,進んで,またいつでも行なう精神を示したいものです。
あらゆる機会に
3 わたしたちは皆,さまざまな仕方で人々と接触します。事実,近所の人々と仲良くすることから食料品店のレジで並ぶことに至るまで,わたしたちの日課を果たすためには,エホバの証人でない人たちと接する必要があります。そのような多くの場合に,良いたよりを他の人々に分かつすばらしい機会が与えられます。何を言うべきか,またどのように会話を始めるべきかを知らないために人々に近づくのをためらうことが時々あるかもしれません。毎日の出来事を活用して良いたよりを分かつ機会とするためには,準備と先見が必要です。
4 例えば,医師の診療を受けるため,待合室で時間を過ごすことが分かっている場合があるかもしれません。わたしたちは,最新の雑誌を携えてゆき,会う人にとって関心ある記事について話し合うために備えることができます。そのような場面では,まず病気がなければどれほど良いかを話し,それから「ものみの塔」や「目ざめよ!」から特定の点を伝えて王国の希望に結び付けることができるかもしれません。状況や示された関心によっては,予約を提供することもできます。聖書に基づく希望をいつでも,また進んで分かつなら,他の人が真理を学ぶよう助ける機会を逸することはないでしょう。
5 年若い兄弟姉妹は,学友や先生に率先して証言することができます。クラスの自由時間を活用している人たちがいます。机の上に「ものみの塔」や「目ざめよ!」を見えるように置くことにより,他の生徒が近づいてきたという人たちもいます。先生たちも文書に気づき,関心を示しました。(伝道 11:6)10月中,先生や学友に予約を提供できるさまざまな方法に是非目ざとくあるようにしてください。
6 わたしたちのうち世俗の仕事を持つ人には,同僚に証言をする機会があるかもしれません。同僚から予約を得ることで非常に成功している一人の兄弟は,簡潔で直接的な近づき方をし,良い読み物を読むのが好きかどうか尋ねるだけです。好きだとの答えがあれば予約を提供します。もう一人の兄弟は,同僚が昼食の前に祈ることに気づきました。機会を捕らえて証言をしたところ,その男性はすぐに真理を受け入れました。後でこの人は協会の支部職員の一人になりました。休み時間に読むための文書を持ってゆく兄弟姉妹たちもいます。読んでいる事柄を同僚に分かち与えることにより,真理への関心を育てるために時間を用いています。そのような方法で予約を得ることができました。もう一度強調しますが,鍵となるのは,進んで,またいつでも行なう精神と,証言のために準備しておくことです。あなたは多くの機会に「聖書から論じる」の本を用いていますか。
7 あなたは,予約を提供することのできる機会をさらに思い浮かべることができますか。10月中予約を提供することを思いに留めて,意識的に他の人々に話す余分の努力を是非払ってみてはいかがですか。
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神権的ニュース王国宣教 1985 | 10月
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神権的ニュース
◆ コスタリカの兄弟たちは,新しい支部の建設で忙しい日々を送っています。にもかかわらず,兄弟たちは5月に8,768人の伝道者新最高数を報告しました。これは12%の増加です。また9,848件の家庭聖書研究も報告されました。
◆ フィジーでは5月に1,026人が報告して連続5回目の最高数となりましたが,これは21%の増加にあたります。一連の巡回大会に2,525人が出席しました。
◆ ハイチでも5月に奉仕年度5度目の最高数として4,029人が報告されました。家庭聖書研究も6,681件の新最高数となりました。
◆ メキシコでも,5月には16万6,241人の伝道者と25万2,731件の研究という最高数が報告され,立派な活動がなされました。
◆ グアムでは合計234人という伝道者最高数を報告し,11%の増加です。392件の家庭聖書研究と3,001件の再訪問も新最高数であり,会衆の伝道者は平均11.7時間を野外で費やしました。将来の拡大の見込みはすばらしいものです。
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