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    目ざめよ! 1977 | 2月8日
    • し,この二個の星を架空の線で結びそれを延長していくとポラリスが見つかります。これは北極星とも呼ばれます。それでその星を真北と見て,それに応じて自分の行くべき方角を定めることができます。

      方位をいったんしっかり見定めたなら,一番近い幹線道路,町,または鉄道に出るのに,どちらの方向に向かえばよいかが分かります。

      しかし,カラハリ砂漠の中にあるガンジという町の近くで死んだ人たちは,近くに幹線道路があることを知っていた,ということを忘れないようにしましょう。その人たちはガンジの町がどの方角にあるかも知っていました。しかしどちらも見付けることができなかったのです。なぜでしょうか。それは直線コースから外れないように歩くことができなかったからです。あなたなら,確かに直線コースを歩くでしょうか。

      直線コースを歩く

      これはいつの場合でもなかなかむずかしいことです。人の足は普通どちらかが短く,自分では気付かないのですが,体がコースからそれるように押される傾向があるからです。初めていなかに来る人たちは,数キロの範囲の地域をぐるりと一巡して元の場所に戻ってくることがよくあります。

      ですから,大きな木とか山など,遠くにある目立つ物を目標にするのは良い考えです。非常に平たんな所でも,よく目立つ物が何か遠くにあるかもしれません。木とか,(アフリカでは)アリの巣などに登って,そのような物を見付けることもできます。(夜の間に歩く場合には,地平線に近いところにある星を目標にします。)そしてその物体に目を留めて歩きます。二,三キロ進むごとに,正しい方角に歩き続けているかどうかを確かめます。

      あなたは直線コースを文字通り真っ直ぐに歩こうとするでしょうか。それは必ずしも最善の方法とはいえません。目ざす目標物は直線上になければならず,歩いている人もそれから目を離してならないことは事実ですが,そこまで行くのに一番歩きやすい道を通るのは良いことです。一番真っ直ぐなコースには,途中に広い沼地とか一連の池などがあるかもしれません。ですから障害物を避けて迂回するなら,目標物のところまで速く,しかもあまり疲れずに行き着けます。獣の通う道があってそれが幾分目標物の方角に向かっていれば,その道をたどることは多くの場合賢明です。歩きやすい曲線コースを進む間も目標物から目を離さないようにするなら,それに近づくにつれてコースを修正することができます。

      エネルギーを維持する

      いなかを横断する旅が長いか困難な場合には,エネルギーの維持に心を留めていなければなりません。自分の行き先を正確に知っていても,そこに行き着く前に倒れてしまうのではそれが何の役に立つでしょうか。普通,水を十分に持っていない場合は,どうしても必要でないかぎり,日中の暑い時には歩きません。それよりも,影があればそこで休むことにその時間を用い,朝とか夕方の涼しい時刻に歩くようにします。昼間が極度に暑いなら,そして夜でも方角を失わずに歩けるなら,夜の間に歩きます。日中の暑い時には活動しないで,エネルギーと水分を保存するのです。脱水は,死を意味します。そして昼の暑さの中では速く脱水します。小石をしゃぶったり,草の葉をかんだりして,口をいつも湿めらせておきます。極端な暑さや寒さの中では,『口をいつも閉じていなさい』というのは良い忠告です。独り言を言ったり,歌をうたったり,口で呼吸したりすると,鼻で呼吸する場合よりも,貴重な水分を多く消費することになります。持っている水が乏しいなら,食べる量も減らすのが賢明です。体は食物のかすを運び去るのに余分の水分を用いなければならないからです。

      水探し

      食べる物がなくても何日か,または何週間か生き延びることができるかもしれませんが,水がない場合はあまり長くは生きられません。したがって水は第一に必要なものです。ですから持てる限りの水を持っていきます。また水を見付けた時のために容器も携帯します。水が近くにあることを示すしるしはいろいろあります。密蜂が飛んでいたり,ハトやハタオリドリなどがいたり,遠い所に緑の木の生えた細長い地帯があったりすれば,それは川や池のあるしるしかもしれません。もし土地が乾いているなら,植物の近くの砂を掘ると水が出ることがよくあります。また露出した岩のような自然の堤の上の方にある一番広い砂地を選ぶなら,底のほうに水がたまっているかもしれません。しかし,水があるらしいなんらかのしるしがない限り,砂を掘ることに時間とエネルギーを浪費しないことです。

      土地の人の部落を探す

      あなたが迷ってしまったいなかにも,あるいは土地の人の住む家が近くに見付かるかもしれません。よく踏みならされた道があるなら,それをたどって行くと,そのような家が見付かるかもしれません。道は必ずどこかに通じています。例えば,水のあるところかまたは穀物畑,人の住む家などに通じているものです。普通,いなかの人は親切で謙そんですから,見知らぬ人にでも水やいくらかの食物を分けてくれるでしょう。またあなたが家族に知らせたり,救助機関と連絡を取ったりするのも助けてくれるでしょう。

      野宿

      小屋も何もない,そして身辺に野獣の出没するいなかで道に迷ったなら,寝るのに一番安全な場所は木の上です。木の上で寝るのは意外に気持ちのよいものです。

      気持ちを楽にし,事態に善処する決意をします。確かに道に迷っています。正しい方角に進んでもいます。しかしもう暗くなってしまったし,あたりには野獣もいることです。それで一本の木を選び,その上に寝床を作ります。細い木の枝を木の皮で縛り合わせると床ができます。そしてその床に小枝や木の葉を十分につめて寝心地をよくします。

      樹木のない所では,もしマッチを持っていればたき火をします。野獣は火を恐れて近づかないはずです。またその火は救援隊にも見えますし,少なくとも体を温めます。寒さと風から身を守る別の方法は,乾いたみぞの中で寝ることです。あるいは地面の上に,木の枝やかん木で円錐形の小屋を作ることもできます。アフリカ人はいなかの旅をするときによくそうします。

      主要な規準

      いなかには,迷った場所によっては,多くの危険が潜在します。救援が来るまでどのように生き延びるかとなると,経験が一番ものを言うのは事実です。しかし,生き残るための基本的な方法について読みかつ考えるだけでも,それから得る知識は身の宝となります。道に迷ったとき,あるいは置きざりにされたときに一番大切なのは,冷静さを保って動転しないことです。神に導きを祈り求めるのも助けになります。そうすれば自分がひとりぼっちでないことに気付きますから,一層平静にまた合理的に事を行なうでしょう。そして周囲をよく観察し,その観察と良識に従って行動することです。

  • 「命の液」
    目ざめよ! 1977 | 2月8日
    • 「命の液」

      ダビデ王は,あるとき,自分の罪を神に告白するのをためらったことがありましたが,そのとき彼は自分の心身に悪影響があるのを経験しました。「わたしの命の液は夏の乾燥熱におけるがごとくに変えられてしまいました」とダビデは言いました。(詩 32:4,新)夏の日照りの間,樹木は相当量の水分を失います。同様にダビデも,やましい心を抑えようとしたために,そしてその結果苦もんしたために,極度に疲労し,精も根も尽き果てたのです。―詩 32:3。

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