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  • 良い模範に従いなさい
    ものみの塔 1956 | 1月1日
    • ています。『見えるものに目をつけず,見えないものに注視する。見えるものは,一時的のものであるが,見えないものは永遠に続くからである。』― コリント後 4:18,新世。

      予言者モーセは,物質の宝に背を向けて,ひたすら霊の報いを待ち望みました。『信仰によつて,モーセは成長したときに,パロの娘の子と呼ばれるのを拒んだ。彼は罪を一時的に楽しむよりは,神の民と共に虐待されることを選んだ。なぜならば,キリストの故にうけるそしりをエジプトの宝より勝る富と考えたからである。モーセは,報のされることを熱心に望んでいた。』モーセよりも大いなる予言者であるキリスト,イエスも同じ態度を取りました。悪魔サタンは,キリストに地上のすべての国の支配権を提供しました。しかし,キリストはこの物質の富や,虚飾や,権勢を拒み,むしろヱホバへの忠実と真の崇拝をしつかり守りました。後日,イエスがユダヤ人にパンを与えたとき,物だけを考えるユダヤ人はイエスを王につけようと欲しました。しかし,イエスはヱホバの取りきめに反するこの王権を拒絶しました。そして,朽ちてしまうパンを求めずに,永遠の生命をもたらすため天から降つたパンであるイエス御自身を求めるようにと,ユダヤ人に述べたとき,彼らはこの霊的な御準備を拒絶しました。―ヘブル 11:24-26。マタイ 4:8-10。ヨハネ 6:15,26-66,新世。

      それでは,ヱホバの証者は何をしますか? ペテロはこう述べています『実際に,この道のためにあなた方は召されたのである。キリストはあなた方のために苦しみを受けられ,あなた方が彼の足跡にしつかりと従うようにと手本を残されたのである』。また『私がキリストに倣うように,私に倣う者になりなさい。』『私たちの模範に一致して歩く人たちに目をとめなさい。』とパウロは言いました。『兄弟よ,悪をうけても忍耐し,ヱホバの御名によつて語つた予言者たちを模範として,倣いなさい。』とヤコブは書きました。本当に,これら忠実な予言者やヱホバの証者を模範となし,彼らに倣いなさい。そして彼らに注視して彼らに従いなさい。亡び行くこの古い世の物質本位の人々に倣つてはなりません。この世の人々の行きつくところを欲しないならば,なぜこの世の人々に従おうと努めますか? それよりも,良い模範に従うように努めなさい。なぜならば,良い模範を残した人々の行くところに,私たちも行こうと欲しており,かつ正義の新しい世で彼らと共になりたいからです。―ペテロ前 2:21。コリント前 11:1。ピリピ 3:17。ヤコブ 5:10,新世。

  • その13 言論と崇拝の自由戦士
    ものみの塔 1956 | 1月1日
    • ヱホバの證者の近代歴史

      その13 言論と崇拝の自由戦士

      北アメリカ,南アメリカ,欧州,アフリカ,オーストラリアにあつた幾百という放送施設を用いて,ヱホバの御国の音信は伝道されていましたが,1927年からの10年間は,その放送利用の最盛時代となつています。このラヂオ放送が効果的に使用された最初のときは,1927年オンタアリオ・トロントでの国際大会に於いて,エヌ・ビー・シーの商業放送が大規模に利用されたときです。翌年の1928年,ミシガン・デトロイトの国際大会のときには,特別のものみの塔放送網が更に大規模に利用されました。協会は30の放送局を動員して毎週『ものみの塔の放送網』を計画実行し,カナダやアメリカ合衆国の数多くの聴衆に奉仕しました。またニューヨーク市(ステイテン島)のものみの塔のダブリュー・ビー・ビー・アール放送局からも1時間のプログラムが放送されていました。毎日曜の『ものみの塔の時間』には,ルサフォード判事の講演とそれに初めと結びには,ベテル兄弟の演奏するダブリュー・ビー・ビー・アール管絃楽団の音楽がありました。この毎週の連鎖<チエーン>方式の放送は,1928年の11月18日に始まつて,1929年及び1930年中つづきました。

      1931年には,250のラジオ放送局を利用する毎週の放送を開始し,電気式の吹き込み録音装置を利用して,ルザフォード判事による15分の連続講演を放送しました。1932年,ラジオ放送は340局へと飛躍し,その毎週行う聖書講演は背教の宗教を暴露して行きました。1933年には,6つの大陸 ― アルゼンチン,オーストラリヤ,カナダ,中国,キュウバ,フランス,南アフリカ,エストニィヤ,ウルグァイ,アラスカ,ハワイ,フィリッピンの各地で,408のラジオ放送局を用いての協会の国際放送の声をきくことができました。この1933年中だけでも,2万3783の聖書の話が全地で伝達されました。

      同じ年1933年に,ローマカトリック法王ピオ11世はその年を『聖年』とし,諸国に平和をもたらすカトリック運動の新紀元に入つたことを,カトリック信者に発表しました。

      1933年の春,アメリカ・カトリックは彼らの枢機官,大司祭,牧師たちの指揮のもと,『ルサフォードを締め出す』運動を,全国的に相計つて一斉に開始しました。この頃ラジオ界でルサフォードは第一人者となつており,アメリカでも一番よくなじまれていた声でした。1900年代のその昔,ものみの塔協会の代表たちが何百というパンフレットを教会の戸口で配布したとき,牧師たちは歯ぎしりして,くやしがりましたが,いまでは,聖書の音信をラジオの電波にのせて行うという幾千倍も利き目のある方法で牧師たちは苦しめられ始めました。効果あるものみの塔放送により,証者はますます増加しつづけていました。この放送による伝道を遂行するのに,協会は何百万ドルという費用を必要としましたが,皆兄弟たちの自発的寄附によりまかなわれました。しかも,これは有名なアメリカの不景気時代(1929年-1935年)のことです。今日,回顧してみて分ることですが,1933年は,バチカンの教職者とヱホバの証者とが,言論の自由の論争で取り組み合つた年でありました。カトリックの代弁者は,ヱホバの証者に重圧を加え始め,証者がラジオ施設を使用しないように妨害し,証者に使用を許した教送局を同盟排斥<ボイコツト>手段にも出ました。

      1933年4月23日,ものみの塔の特別な55の強力な連鎖放送局を用いて,ルサフォード判事の有名な1時間の講演が開始されました。題は『平和と繁栄への聖年の効果』です。2ヵ月後の1933年,6月25日に,録音された同講演は158の局から放送され,この再放送へ尨大な聴衆を集めるべく500万の招待状は印刷されました。4月23日に行われた初放送への反応は激しい,烈火の如きもので,あるラジオの支配人はカトリックからの強い脅迫におぢけづき,ものみの塔のプログラムの継続を断わつてきた程です。

      二,三週の後,カトリックの強引な戦術はものみの塔の協会の会長による公開集会により,更に暴露されるところとなりました。『狭量』という題のもとに,その講演はニューヂャーシー・ブレーンフィールドでなされ,その内容の一部を次にかかげます。

      『ニューヂャーシー・ブレーンフィールドの地で,1933年7月30日の日曜日に公開の話が劇場から話され,また幾ヵ所かのラジオ放送局により中継放送されているとき,ヱホバの証者への迫害がたくまれていた。このときの講演者は60名以上の巡査の火器によって文字通りに取り囲れていた。協会はこれらの巡査を招待した覚えはないし,また必要ともせず。望んでもいなかつた。疑いもなくカトリックの教職者の陰謀により派遣されたものであつて,彼らは集会を中止させ,出来れば講演者を害そうとしていた。』

      このニューヂヤシー・ブレーンフィールドでの言論と崇拝の自由に対する非行は,目にあまるものがありました。空中電波をめぐつての戦に関連して,1933年の後期と1934年の初期に,ヱホバの証者は全国的の請願書をまわしました。これは,アメリカ合衆国のワシントンにある議会に宛てられたもので,ラジオの言論の自由に対するカトリックからの脅迫と威嚇についての強い抗議文でした。この請願書に241万6141の署名がなされてから,1934年1月24日,ワシントンの議会へ提出されました。議員であるマックファデン及びその他の数名は,議会に法案を提出し,一般大衆の福祉に関する放送プログラムを妨害し,差別待遇し,同盟排斥<ボイコツト>するのを防止させるよう努めました。協会も代表者を送つてこの請願を裏付ける山のような証拠を提出しています。やがて,議会は新しい法律を制定して,電気通信全部を一つの新しい管理機関,すなはち国家通信委員会の下においたのです。この委員会は早速に公聴会をひらいて,放送についての法律を更に制定する必要があれば,次期の議会に提出するよう提案を問いました。1934年10月4日ものみの塔協会の会長は,ワシントンに在るこの新しい国家機関をみづから訪問して,ローマ・カトリックの教職者がどのように不当にヱホバの証者の放送活動を妨害しているかにつき,諸事実をのべました。不当な邪魔に対する公やけな抗議にもかかわらず,1934年中の協会の聖書放送は2万743 ― 又は1933

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